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ランボルギーニの新しいスペシャルモデルはコイツだ。ウラカン・スーパートロフェオEVO登場

2017/09/21

| スーパートロフェオが「EVO」になった |

昨日ティーザー動画が投下されたばかりの「ウラカン・エヴォ」ですが、正式名称「Lamborghini Huracan Super Trofeo EVO(ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ・エヴォ」として正式発表。
ランボルギーニはこれまでも「ウラカン・スーパートロフェオ」を用いてワンメイクレースを展開していますが、そのレースに使用する「新型車両」という位置づけとなっています(ランボルギーニによるプレスリリースはこちら)。

これはランボルギーニのレーシングディビジョン、スクアドラ・コルセによって開発されたもので、「前モデルと同じダウンフォースを獲得しながらも効率性を増す」ことを目的にしている、とのこと。
ダウンフォースを増加させることでよりグリップは増すものの、そのぶん「空気抵抗」が増えることになり、この「異なる2つの要素」を高いレベルで両立させることを目指したものと思われます。

なお開発パートナーはウラカン・スーパートロフェオ、ウラカンGT3同様にダラーラ。
カーボン製のボディパネルは一新され、安定性を増しながらも空気抵抗を軽減。
スクアドラ・コルセによると「ボディ、スポイラー、アンダーパネル、ディフューザーなど全て新しくなっている」とのこと。

ルーフハッチの追加によって8%前方向への(空気?)抵抗が低減されたといい、そのためモンツァ(高速サーキット)でのタイムは1;43,3を記録、これは以前の「ウラカン・スーパートロフェオ」のタイムを1.5秒短縮した数字。

シャークフィンの採用、そしてリアオーバーハング側面が延長。
これによって安定性が大きく増していると思われます。

エンジンはこれまでと同じで5.2リッターV10(620馬力)、トランスミッションは6速シーケンシャル。
駆動輪は後輪のみ、最高速度はリミッターによって時速280キロに抑えられている、とのこと。

実際にレースに投入されるのは2018年の春からとなり、ワンメイクレース「スーパートロフェオ」のほか、グランツーリスモチャンピオンシップ、GTカップ等の耐久レースにも出場予定。

リアフェンダーは独特の形状。
やはり安定性向上を目的としたものか、フィンのようなものが見えますね。

パートナーはロジェ・デュブイ(世界最古の腕時計メーカー)。
これまで冠スポンサーは「ブランパン」でしたが、どうやら今後ロジェ・デュブイに移行するようですね。
なお、ロジェ・デュブイはすでに「イタルデザイン」とのパートナーシップも公表しています。

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価格についても公開されており、295,000ドル/235,000ユーロ。

レースに出場するプライベーターは購入が可能と思われ、既存のウラカン・スーパートロフェオについてもアップデートされたエアロパッケージを購入し装着できる、とのこと。

純然たるレースカーのはずですが、レースカーにありがちな無骨さよりも、芸術品のような造形美を感じさせる車のように思います。
なお、ルーフ上の黒いグラフィックは今回パートナーシップを締結した腕時計メーカー「ロジェ・デュブイ」の人気モデル、「エクスカリバー」に使用されるムーヴメントを表したもの。

こちらはこれまでの「ウラカン・スーパートロフェオ」。
新型を見たあとはかなりシンプルに見えますね。

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こちらは「ウラカンGT3」。
スーパートロフェオよりもベース車両からの変更度合いが大きくなっており、「スーパートロフェオとGT3車両は別」という印象があったものの、今後は両者の共通性が増すのかもしれません(スーパートロフェオEVOがGT3に近づいたように思える)。

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こちらは「ウラカン・スーパートロフェオ・エヴォ」のプロモーション動画とアンヴェールの様子。

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