>ランボルギーニ

ランボルギーニ・ウラカン総生産台数の1/3、約8,000台にリコール届け出。日本での検品時に「米国の基準を満たしていない」ことが発見される

2023/12/20

ランボルギーニ・ウラカン

| ランボルギーニにしてはかなり珍しい「大量リコール」 |

ただし問題は「ソフトウエアアップデート」にて改善

さて、ランボルギーニが北米においてウラカン約8,000台(性格には7,805台)に影響するリコールを発表。

ちなみにウラカンシリーズはワールドワイドにて24,048台を販売していますが、8,000台となると総販売台数の1/3に相当し、かなり規模の大きなリコールということに。

ランボルギーニが累計24,048台を販売したウラカンシリーズの終了に敬意を表し「EVOスパイダー」「STO」「テクニカ」「ステラート」にてツーリングを敢行
ランボルギーニが累計24,048台を販売したウラカンシリーズの終了に敬意を表し「EVOスパイダー」「STO」「テクニカ」「ステラート」にてツーリングを敢行

| ウラカンシリーズはベイビー・ランボルギーニのひとつの完成形として永遠にその価値を保ち続けるだろう | このバリエーションが公式に揃って走るのは今回が「初」 さて、ランボルギーニがその創立60周年を ...

続きを見る

ランボルギーニ・ウラカンに問題があったのは「ヘッドライト」

そしてこれらウラカンのどこに問題があったのかというと「ヘッドライト」。

届け出内容によれば、2015~2024年モデルのウラカンに「連邦自動車安全基準では許可されていない水平方向のヘッドライト調整機能」が内蔵されていたといい、2014年7月30日から2023年10月30日までに製造され、米国で販売されたウラカン各モデルに「ツーリストモード」が備わっていることが問題なのだそう。

このツーリストモードは、「左側通行用」にヘッドライトを調整できる機能だといい(日本市場だとこれが適用されているのかも)、この機能自体は問題ではないものの、インフォテインメントシステムにこの機能が表示され、ユーザーがこれを「選べてしまう」ことが問題なのだと報じられています。

3K4A3659

加えて、アダプティブフロントライティングシステムが米国市場向けの製造仕様を超えて調整されている可能性についても言及されており、連邦自動車安全基準によれば「クルマのヘッドライトは水平方向に調整することが認められていない」にもかかわらず、ウラカンのヘッドライトは水平方向に(おそらく自動で)調整されてしまう可能性があるそうで、こちらもやはり米国の法規を満たしていないようですね。

問題が発覚したのは2023年11月

この問題が明らかになったのは2023年11月15日に日本で行われた検品においてだそうで、想像するに、豊橋PDIセンターにて「日本仕様へと」変更する際、この問題に気づいたのかもしれません(その辺は定かではない)。

そしてこの問題が明らかになった後、ランボルギーニは二週間にわたり調査を続け、そこで米国市場の基準を満たしていないという結論に至って11月30日にリコールを届け出たというのが今回の流れ。

3K4A3145

ただしこの問題の内容から推測できるように、構造上はなんら問題はなく、米国市場の法規に適合するよう「ツーリストモードとアダプティブフロントライティングシステムを無効にする」インフォテインメントシステムのソフトウェアアップデートを行うだけで問題が解決するということもあわせて届け出られており、大きな問題とはならずに解決できそうですね。

合わせて読みたい、ランボルギーニ・ウラカン関連投稿

こんなに飛ぶのか・・・。ランボルギーニ・ウラカン・ステラートでダートを走ってジャンプを試みたユーチューバー。たぶん2.5メートルくらい浮いてそう【動画】
こんなに飛ぶのか・・・。ランボルギーニ・ウラカン・ステラートでダートを走ってジャンプを試みたユーチューバー。たぶん2.5メートルくらい浮いてそう【動画】

| いくらなんでもウラカン・ステラートには過酷すぎる状況だと思われたが、ウラカン・ステラートは想像を超える頑丈さを持っていた | さすがサーキットでも速いクルマはオフロードでも強かった さて、ランボル ...

続きを見る

ランボルギーニ・ウラカン・テクニカとアヴェンタドールSVJがドラッグレースを走る。640馬力と770馬力、ただし速さを決したのは「軽さ」だった【動画】
ランボルギーニ・ウラカン・テクニカとアヴェンタドールSVJがドラッグレースを走る。640馬力と770馬力、ただし速さを決したのは「軽さ」だった【動画】

| ランボルギーニ・ウラカン・テクニカの「速さ」は驚異的である | さすがはウラカンの「最終モデル」だけあって高いバランスを誇っている さて、ドラッグレース専門ユーチュバー、ドラッグタイムス氏がランボ ...

続きを見る

ウラカンの究極形態「ランボルギーニ・ウラカンSTO SC 10°アニヴェルサリオ」発表。スクアドラコルセの10年に渡るモータースポーツ活動の集大成
ウラカンの究極形態「ランボルギーニ・ウラカンSTO SC 10°アニヴェルサリオ」発表。スクアドラコルセの10年に渡るモータースポーツ活動の集大成

| まさかこの時点でもウラカンの新しいバリエーションが登場するとは | ただしこのモデルについてはナゾも多い さて、ランボルギーニがヴァレルンガにて開催された2023年ワールドファイナルにおいて「(ラ ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ
-, , , ,