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ホンダが1980〜1990年代に流行った「"反転"TURBO」「TWIN CAM」等のステッカーをオプションとして復活!意外と流行りそうだ

2020/12/11

| そういえば、こういった文字はいつの間にかなくなってたな |

さて、「くるまのニュース」によると、ホンダN-ONEのオプションとして、懐かしの「反転TURBO」ステッカーが復活した、とのこと。

たしかにNーONEのサイトを見るとオプションとして「デカール ボディセット」なるステッカー(6,600円)が登場しており、そのなかに燦然と輝く「反転TURBO」が存在します。

そのほか「DOHC」など、かつてのホンダ車に貼られていたステッカーが一気に復活したということになりますが、これは実際に「過去のホンダ車をイメージしたもの」なのだそう。

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昔はクルマに色々なステッカーやバッジがついていた

なお、80年代や90年代にはじつにさまざまなステッカーがクルマに貼られており、グレード名のほか機能(VTECとかTWIN CAMとか)を表すものなど多種多様なモノがあったように記憶しています。

ただ、いつの頃からかそういったステッカーやバッジも少なくなり、現代の車はけっこう「すっきり」。

その理由は定かではなないものの、以前ほど「グレード間の差異を押し出さなくなった」からかもしれず、そしてグレードを識別するためのバッジなども同時に見られなくなったように思います。

こういった「グレードごとの差異を押し出す」のは日産が得意としていた手法で、S13世代のシルビア、Y32セドリック/グロリアなどは相当に細かい「差別化」がなされており、これが日産の「コスト高」の理由だと論じられたことも(日産は他社よりもパーツ点数が10〜15%くらい多いと言われていた)。

その後バブルがはじけてしまい「ドアミラーワイパー」「おしぼりヒーター/クーラー」「段通マット」「チタンキー」のようなバブリーなオプションと共に差別化のためのアイテムも(コスト削減のため)消えてしまったわけですが、同時にグレードごとに仕様を分けたりといったコストのかけ方も見られなくなったのかもしれません(クルマがステータスシンボルでなくなり、無理して上位グレードを買う人が少なくなったため、グレード差別化戦略が以前ほど意味をなさなくなったということもある)。

近代のクルマにおいては、こういった「文字」ステッカーは比較的珍しく、というのもステッカー系オプションというと「ストライプ」など派手なグラフィック系が多いため。

よって今だと逆に新鮮に目に映り、もしかすると人気化したりするかもしれませんね。

なぜに「反転」ターボ?

ちなみにこの反転ターボは、「初のターボエンジン搭載市販車」、BMW2002が最初(1973年)に採用したとされています。

これは「ターボエンジン搭載(つまり速い)」をアピールするという意味があり、先行車のミラーに「正転」して映ることで無言のプレッシャーをかけることを目的としたようですね(この2002ターボは非常人燃費が悪く、おり悪しく訪れたオイルショックのためわずか1672台で生産が終了したという悲運のクルマでもある)。

参考までにポルシェ911ターボはBMWに遅れること2年、1975年に登場していますが、こちらは現代に至るまで進化を続けているのが面白いところでもあります(レースにおいてだと、1970年代はじめにポルシェはターボチャージャーを実用化し、917/10Kに搭載している)。

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参照:くるまのニュース, Honda

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