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日産「次期フェアレディ、GT-Rは開発下にある。ただしまだ詳細を語ることはできないが」。

2019/03/22

未だ方向性を決めかねている模様。この様子だと登場まであと4−5年はかかりそう

日産はつい最近、1年半ぶりとなる新車「デイズ」を公開していますが、このニュースを見たときに「1年半も新車を発売していなかったのか」と驚かされることに。

そこでときおり話題にあがるのがGT-R(R35)とフェアレディZ(370Z)の後継モデルで、これらについては今のところ確たる情報が無い状態。
過去に何度か「開発に着手」と報じられるものの、GT-Rは2007年、フェアレディZは2008年の登場なので、両方とも10年以上が発売から経過しているわけですね。

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日産「我々自身もフェアレディZ、GT-Rのファンだ」

そこで今回英国TopGearが日産のチーフプランニングオフィサー、フィリップ・クライン氏へとインタビューしたところ、「次期日産GT-Rそして次期フェアレディZの開発は継続している」とのこと。

そして「フェアレディZとGT-Rには大勢のファンがいて、我々もそのファンだ。今ここでその詳細を語ることはできないが、これらのクルマの将来を考えているのは間違いない」とも語っています。

ただ、フィリップ・クライン氏いわく「その方向性」についてはどうしたらいいのかを決めかねているようで、というのも「そもそもエレクトリック化すべきかどうか」。

これについては多くのメーカーがその方向性について頭を悩ませていると考えられ、というのも「バッテリー技術がまだ発展途上だから」。
現在メインとして使用されるリチウムイオンバッテリーもまだまだその密度が向上する可能性もあり、かつ次世代バッテリーであるソリッドステートバッテリーが登場する可能性も。

今からクルマを開発すると、発売するのは5年後くらいになり、しかし開発には既存技術を使用する必要があるわけですが、たとえば今「リチウムイオンバッテリーをベースに」開発すると、発売する頃には「ソリッドステートバッテリーが」登場している可能性が高く、そうなると新型車なのに、発売したときから「古い技術を使用している」ということに(ソリッドステートバッテリーが登場しても、それがすぐに普及するわけではありませんが)。

そしてリチウムインバッテリーにて「求める性能を」実現しようとすると重量がかさみ、スポーツカーとしては致命的に重くなるのもまた懸念かもしれません。

現在のエレクトリック技術では満足の行くレベルのスポーツカーを作れない?

フィリップ・クライン氏によれば「ドライビングエクスペリエンスは我々のプライオリティ・リストの中ではとても高い」としており、さらには「エレクトリックカーは実に運転していて楽しく、高いレベルのドライビングエクスペリエンスを持っている」とも。

そして日産は現在の路線でも分かるとおり「エレクトリック」「ハイブリッド」路線を拡大したいと考えているようですが、他の選択肢も探っていること、そしてスポーツカーとしての性能を維持したいということにも触れており、となるとやはり「現在のエレクトリック技術ではフェアレディZ、GT-Rを名乗るには不足がある」ということなのかもしれません。

いずれにせよ、現時点では「方向性を決めかねている」ということになり、この状況下では新型フェアレディZ、新型GT-Rが登場するには「あと4-5年は待たねばならない」ことになりそうですね。

VIA:TopGear

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