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【ランボルギーニ・テメラリオGT3発表】新型V8ツインターボ搭載、完全自社開発のGT3マシンが世界デビューへ

【ランボルギーニ・テメラリオGT3発表】新型V8ツインターボ搭載、完全自社開発のGT3マシンが世界デビューへ

Image:Lamborghini

| テメラリオGT3とは?完全自社開発によるGT3レーシングカーが誕生 |

新開発のシャシーとカーボンボディで徹底的に軽量化

ランボルギーニが英グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて新型GT3マシン「テメラリオGT3」を世界初公開。

このモデルは新型ロードカー「テメラリオ」をベースとしつつ、ランボルギーニがレーシングカーとして最初から設計・開発・製造を行った初のGT3専用モデルだと紹介されています。※ウラカンGT3はダラーラとの共同開発であった

テメラリオGT3には、アルミ製スペースフレームを改良したシャシーを採用しているといい(となるとロードカーのウラカンとは大きく構造が異なりそうだ)、前後サブフレームは取り外しが容易な設計を採用することで整備性も抜群。

さらにボディパネルには軽量なカーボンコンポジット素材を使用し、パーツ交換の迅速性にも配慮されているのだそう。

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Image:Lamborghini

パワーユニット:GT3規定に適合したV8ツインターボを搭載

テメラリオGT3に積まれるのは市販仕様の4.0L V8ツインターボエンジンをベースとしたパワーユニットで、GT3レギュレーションに則りハイブリッドシステムを除去しており、新設計のターボチャージャーや吸気系によりってレースでのパフォーマンスを最大化できるように再構築されています。

最高出力はBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)に応じて550馬力に制限されますが、高回転域でも鋭いレスポンスを実現している、とのこと。

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Image:Lamborghini

新型サスペンションと空力設計で走行性能を向上

サスペンションには、6ウェイ調整式の新型ダンパー(KW製)を採用。

フロント・リア共にトレッドを拡大し、コーナリング時の安定性が向上したほか、空力面では新設計のディフューザーやボディ下の4分割フロア構造を導入することで冷却効率と空力バランスを両立しているようですね。

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Image:Lamborghini

テメラリオGT3のインテリア:ファクトリードライバーが監修した人間工学的設計

テメラリオGT3のコクピット(今回画像は公開されていない)は、ランボルギーニのワークスドライバーであるマルコ・マペッリとアンドレア・カルダレッリの意見を取り入れて設計され、新型ステアリングホイールやスイッチ類はすべてユーザーの操作性を考慮したもので、最新のテレメトリーシステムも装備されています。

なお、テメラリオGT3の実戦デビューとしては2026年のセブリング12時間レースが予定されており、世界各国のGT3選手権での活躍が期待されますが、その一方で先代であるのウラカンGT3ユーザーへのサポートも継続されるようですね。

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Image:Lamborghini

新型「テメラリオGT3」は、ランボルギーニがこれまでに培ったGT3での経験と最新技術を結集した「本気」の一台。

ランボルギーニのモータースポーツにおける新たなマイルストーンとなることは間違いなく、今後のスペック詳細含む情報の公開にも期待したいと思います。

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参照:Lamborghini

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