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フェアレディZロードスターの価格設定は高すぎた?日本に続き米でも販売終了に。なお次期Z35でも設定があるかどうかは微妙

2019/05/06

| フェアレディZロードスターはなかなかいいクルマだったが | 

日産が北米市場において、フェアレディZロードスターの販売を終了する、と発表。
日本ではすでに2014年9月をもって販売終了としていますが、これは単に「販売が伸びない」ため。

北米市場においてフェアレディZロードスターは2015年以降販売が減少しているとのことで、2018年においては年間の販売台数はわずか3468台(ただし、日本市場ではフェアレディZロードスターが販売された4年ちょっとで798台しか売れなかったそうなので、これに比べるとずいぶんマシ)。

フェアレディZの価格設定は高すぎた?

なお、この「セールス減少」の理由としては”価格”が大きな理由だとされており、たとえばフェアレディ370Zクーペの場合は29,990ドルからスタートするのに対し、フェアレディ370Zロードスターの価格は41,820ドルから。

ちなみに日本でのフェアレディZロードスターの価格は480万円程度であり、2014年時点でもこれはかなり高価。
参考までに同時期に発売されていたBMW Z4の価格が513万円、メルセデス・ベンツSLKが499万円。

フェアレディZロードスターのエンジンは3.7リッター、そして出力は336馬力という結構なハイスペックではあるものの、現行Z34のデビューが2008年(クーペ)とちょっと古いので、ブランド力も含めて考えると、これはちょっと「割高」かもしれません。

なお、日産は次期フェアレディZ(Z35)について「開発中」と述べてはいるものの、次期GT-R同様に「まだまだどういったモデルにするのかを検討中」。
一時期「Z35フェアレディZはクロスオーバーになる」というウワサも出ており、この可能性も残っていると考えられますが、とにかく次期フェアレディZについてはまったくわからない、と考えて良さそう。※GTーRについても「ハイブリッド」とされたのち、「やはりハイブリッドは難しい」と日産のコメントが二転三転

フェアレディZはGT-Rとともに、日産における重要な資産でもある

ただしフェアレディZは日産にとって一つの資産であるのは間違いなく、先日はフェアレディZ50周年を記念した「フェアレディZ 50thアニバーサリー」を発表したばかり。

ちなみにフェアレディZについて、Z32以降はいったん販売終了とされて日産のラインアップから外れるものの、カルロス・ゴーン前日産CEOが「顧客から”作ってくれ”と言われる車を持っているのに作らないわけにはゆかない」ということでGT-Rとともに復活(Z33)した経緯を持っており、同じ理由にて(CEOが変われど)モデルチェンジされ生産し続けられることになるだろう、とは考えています。

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