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インプレッサ、ロードスター、ジムニー、スカイライン、クラウン、アコード。日本を代表するロングセラーモデルは初代から今までどう進化したのか?

2021/08/27

インプレッサ、ロードスター、ジムニー、スカイライン、クラウン、アコード。日本を代表するロングセラーモデルは初代から今までどう進化したのか?

| 意外と日本には「長寿」モデルが多かった |

そしておそらく、これからの電動化社会においても、これらのビッグネームは継続されるに違いない

さて、日本には比較的「長寿」モデルが多々あり、その最たる例がランドクルーザーで、「同じ名称で(代を替えながらも)継続されるモデルとしては最も長寿(70歳)」だとされています。

そこで今回、バジェットダイレクトが日本のアイコニックなモデルである「ホンダ・アコード、マツダ・ロードスター、日産スカイライン、スバル・インプレッサ、スズキ・ジムニー、トヨタ・クラウン」について、その進化をわかりやすく図式化しており、ざっと紹介してみたいと思います。

ホンダ・アコード(1976年~10世代)

1960年代のアメリカでは、V8エンジンを搭載したマッスルカーが市場を席巻していたものの、1970年代に発生したエネルギー危機(オイルショック)の中で、より軽く、より燃費の良い車が求められるように。

そこでホンダは、いち早く1973年に「ホンダ・シビック」を発売し、その後1976年にはホンダ・アコードが発売されています。

アメリカ市場においては、シビックそしてアコードについて「一度も途切れることなく」現在まで生産がなされているようですね。

参考までに、「(クラシック)ミニ」も同様の理由(1950年代後半の石油価格高騰)にて誕生しており、1960-1970年代は、自動車業界にとって、ひとつの転換期であったのかもしれません。

なお、北米市場においてアコードの名を知らしめたのは3代目だといい、その後4代目以降は高級化路線を歩んでいます(ホンダのモデルラインアップが増え、アコードの役割が変わってきたためだと思われる)。

6代目アコードでは米国環境保護庁の分類では「中型車」へ、8代目アコードに至っては「大型車」に分類さるまでに成長し、10代目(現行)アコードでは、アコードクーペが廃止されたことによって、4ドアモデルが「(アコードクーペとの統合のためか)クーペ風フォルム」へと変化しています。

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マツダ・ロードスター(1989年~4世代)

マツダ・ロードスターは「世界で最も人気のある2シーターロードスター」のひとつであり、1989年に初代(NA)が登場した後にはひとつのカテゴリが形成したといってよく、ロードスターが扉を開いた新しい世界へとなだれ込むべく、ホンダS2000、BMW Z3、ポルシェ・ボクスターといったクルマが誕生しています。

初代ロードスターは、トライアンフ・スピットファイアやMG Bといった戦後の英国製スポーツカーを意識したもので、ポップアップ式ヘッドライト、フォールディングルーフ、後輪駆動、4輪独立ダブルウィッシュボーンサスペンションなどを装備しながらも「低価格」を実現(これ重要)。

当然のことながら、初代NAロードスターは大ヒットし、現在でも多くの愛好家がいるのはご存知のとおりです。

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2代目ではRX-7を参考にしたスタイルが与えられ、3代目では完全新設計となり、現行4代目ロードスターは「原点に回帰」し、よりコンパクトに、より軽く。

なお、現行ロードスターは登場から6年を数え、順当にゆくとフルモデルチェンジの時期ではありますが、エレクトリック化が想定より速く進む中で「ガソリン車」としてのモデルチェンジを行うことは難しいものと思われ、このまましばらく継続販売されたのち、電動車専用としての設計を持つ「ピュアエレクトリックモデル」として生まれ変わるのかもしれません。

実際のところマツダは次期ロードスターについて「電動化する」ことを公言しており、しかしその内容は今のところ不明となっています(マイルドハイブリッドなのか、PHEVなのか、ピュアEVなのか)。

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日産スカイライン(1957年~13世代)

初代プリンス・スカイラインは、1957年に高級車として販売されていましたが、3代目で初めて日産のバッジをつけることに。

さらに3代目は未来を見据えた、よりスマートでスポーティなプロポーションを持っており、第4世代のスカイラインではさらにそれが押し進められています。

5代目ではより大きく、より長いホイールベースが与えられることでスポーティなコンパクトカーからプレミアムファミリーセダンへと移行していますが、この流れは6代目、7代目にも引き継がれ、しかし8代目スカイライン(R32)は、よりスマートでスポーティなフォルムへ。

その後R33(9代目)、R34(10代目)と同じ路線が続くものの、11代目では高級化路線を歩むことになり、その流れは現代にまで至ります。※R32~R34、とくにR34世代のファンが「ワイルド・スピード」の影響で多いようだ

日産スカイラインは、自動車の中で最も長い歴史を持つモデルのひとつであるだけでなく、各世代ともに多くのファンを持っており、200万人以上のファンが存在すると言われ、ネット上には1000以上のFacebookグループが存在し、最もフォローされているFacebookグループ「Nissan Skyline GT-R」は、120万の「いいね!」と140万の「フォロー」を獲得しているほか、Instagramのハッシュタグ「skyline」には、スカイラインを紹介する写真や動画が2,520万件以上投稿されています。

ちなみに日産「スカイライン」のネーミングの由来は「山並みと青空を区切る稜線」。

Wikipediaによると、【2007年3月21日、名付け親の桜井眞一郎がこの名を思いついた場所である群馬県草津町の山小屋「芳ヶ平ヒュッテ」に、生産50周年を記念して「スカイライン命名の地」のプレートが設置】とあります。

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スバル インプレッサ(1992年~、4世代)

90年代初頭のラリーシーンで真価を発揮したセダン、スバル・インプレッサ。

1992年に登場した初代インプレッサは、4ドアのセダンとステーションワゴンの2種類が存在し、2代目インプレッサでは、2001年から2007年にかけて3度のマイナーチェンジを行っています。

なお、2代目インプレッサ登場時には丸目を採用し、これは各方面から非難を浴びるという伝説のモデルとしても知られます(このライトは「バグ・アイ」と呼ばれているが、あまりに不評だったのでマイナーチェンジで横長ヘッドライトに変更された)。

参考までに、次のフェイスリフトは「ブロブアイ」、その次のフェイスリフトモデルに採用されるヘッドライトは「ホークアイ」と呼ばれているようですね。

現行の5代目スバル・インプレッサは、全く新しいプラットフォーム(SGP)をベースにしており高いボディ剛性を持つことが特徴で、6代目インプレッサもこのプラットフォームを採用するものと見られます。

なお、インプレッサWRXも日産スカイラインと同様に多くのファンを持ち、アメリカでは「レックス」または「レキシー」と呼ばれて愛されることに(スバルは「スービー」と呼ばれている模様)。

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スズキ ジムニー(1970年~4世代)

ユニボディ(モノコック)構造のクロスオーバー車とは異なり、トヨタ・ランドクルーザー、メルセデス・ベンツGクラスと同様にラダーフレームシャシーを採用した本格的なオフローダーがスズキ・ジムニー。

なお、もともとは他のメーカーが開発したものをスズキが買取り、さらに発展させて市販したというのがそのルーツです。※1960年代後半にホープ自動車が日本で製造していた小型オフロード車シリーズ「ホープスターOn360」をベースに改造されたもの

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ジムニーは、その無骨な姿勢、丸いヘッドライト、直立したフロントガラスなど、初代ウィリーズ・ジープにインスパイアされスタイルを持ち、それは2代目モデルでも同様ですが、3代目ジムニーではより丸みを帯びたスマートなルックスに。

最新の4代目ジムニーでは、再び直立したデザインとスクエアなデザインを取り戻し、御存知の通り大ヒット作となっていますね。

スズキ・ジムニーが米にて1995年以降発売されておらず、スズキが米国から”4輪事業撤退”せざるを得なくなったのは「1冊の雑誌」のフェイク記事が原因だった!

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トヨタ クラウン(1955年~15世代)

トヨタ・クラウンは日本の公共交通機関の需要拡大に対応するために考案され、トヨペット・クラウンとして1955年に発売されています。

1962年に発売された2代目クラウンでは洗練されたスタイルに生まれ変わり、4代目トヨタ・クラウンでは「トヨペット」の名を捨て、6代目クラウンは、四角いヘッドライトを持つすっきりとしたラインの保守的なデザインへ。

1991年に発売された9代目トヨタ・クラウンは、それまでの古風なスタイリングから脱却して丸みを帯びたスタイリングパーツと流線型のデザインを採用し、13代目では車高も高く幅広、そして丸みを帯びたデザインを採用しています。

14代目では剃刀型(ギザギザの)グリルが採用され、最新の15代目モデルでは、スリムなヘッドライト、V字型のグリル、傾斜したルーフラインなど、デザインを一新することに。

なお、「時代の流れ」なのか、トヨタはクラウンをSUVへとコンバートするという考えを持っており、実際に中国では「クラウン」の名を持つSUV、クラウン・クルーガーも登場しています。

トヨタ・クラウンがSUVに
そんなのボクの知ってるクラウンじゃない!トヨタがクラウンを現行限りで販売終了とし、2022年にSUVボディにて発売するとの報道(マジ)

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参照:Budget Direct

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