
| R35 GT-Rはすでに受注が停止されているだけに、新型GT-Rの発表と販売再開には期待が集まる |
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おそらくは「マイルドな」アップデートにとどまると考えるのが妥当だろう
さて、現在日産R35 GT-Rは欧州そしてオーストラリアなどで「規制に対応させることが困難」だとして販売が終了している状態ですが、日本や米国では販売が継続されており、今回「1月13日に2024年モデルのGT-Rを先行公開する」と予告。
まずは1月13日午前10時に先行公開イベントが開催され、ここでは日産COOアシュワニ・グプタと車両チーフエンジニアの川口隆志氏によって新型GT-Rが紹介されることに。
その3時間半後の午後1時30分には川口隆志氏に加え、パワートレイン・エンジニアの中田直樹氏、そしてブランド・アンバサダーの田村宏志氏による詳細の解説そしてトークショーが開催されるようですね。
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2024年モデルの新型GT-Rはどんなクルマに?
現行のR35 GT-Rは2007年に登場しているので、今年でなんと16年目を迎えるという長寿なスポーツカーではありますが、これまでの間に何度かアップデートを重ねており、直近だと2021年に”2022年モデル”としてのアップデートが行われたのが最後です。
そして今回は2024年モデルが発表されるということになりますが、現時点でこの「新型GT-R」についての情報はなく、R35 GT-Rのマイルドなアップデート版なのか、それとも再び世界中の市場で販売できるように大幅に改良を行い、電動化や安全基準が高められたクルマとなるのかは一切不明です。
なお、現在日本市場においてGT-Rは(2022年3月以降)、「生産予定台数に達した」とのことで受注が締め切られてオーダーできない状態ですが、2024年モデルの発表そして受注が再開されるとなれば、この飢餓状態を反映して注文が殺到することになるのかもしれません。
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ちなみにですが、日産は現行GT-Rのプラットフォームについて「そのままでも2027年辺りまでは第一線で通用する」とコメントしていて、しかしその一方で時期GT-R(R36)の開発を進めており、しかしこれについてはコンセプトメイキングそのものが難航していると見られます。
というのも、R36 GT-Rが登場する時期には殆どの国や地域においてガソリンエンジン搭載車の販売が禁止されたり、禁止が目前となり、そういった事態が予見される中でガソリンエンジンを積むわけにもゆかず、しかし現時点ではピュアエレクトリック化したうえでGT-Rらしい性能を発揮させることができる技術が存在しないから。
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よって日産は技術の発達を待つより他はなく、しかし何もしないわけにもゆかないので、ピュアエレクトリック版GT-Rが登場するまでの「つなぎ」としてのハイブリッドカーをニスモから発売するというウワサもあり、いずれも確たる動きではないものの、なんらかの行動を取っていることは間違いなさそう。
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諸々考え合わせると、この時点で日産がGT-Rをハイブリッド化できるとは思えず(時間的猶予やコスト、採算性から見て)、そして映画「グランツーリスモ」に現行R35 GT-Rが登場することを鑑みるに、(プロモーション的観点からも)今回発表される新型GT-Rは「2022年モデルの年次改良程度」にとどまると考えるのが妥当かもしれません。
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参照:日産自動車株式会社