
Image:NISSAN
| エルグランドはファミリーカーとしても、ラグジュアリーな移動空間としても人気が高い |
最新のテクノロジーと日産のこだわりが詰まったエルグランドは「まさに“次の時代のプレミアムミニバン”」
さて、日産自動車が自社開催のイベント「NISSAN START AGAIN 2025」にて新型『エルグランド』の一部デザインをついに公開。
1997年の初代モデル登場以来、“プレミアムミニバン”という新たなカテゴリーを築き上げてきたエルグランドが約10年ぶりにフルモデルチェンジを迎えることになり、「アルファードとヴェルファイアの牙城を崩せるか」という期待がかかります。
ちなみに現在「ハイヤー」「富裕層のファミリー移動用車両」はアルファード/ヴェルファイアのみによって占められているという印象もありますが、この市場に食い込むことができれば日産にとって「大きなチャンス」となりえそうですね。
初代から受け継ぐ「プレミアム」スピリット
エルグランドといえば、広々とした室内空間と上質なインテリア、高級感あふれる佇まいが魅力のモデル。
存在感あるスタイリングに加え、長時間ドライブでも快適に過ごせるシートや、ミニバンながら優れた走行性能が、多くのユーザーから高評価を得てきたという実績があり、今回発表される4代目新型エルグランドも、このDNAをしっかりと継承しながら、時代に合わせた進化を遂げているものと思われます。
Image:NISSAN
第3世代「e-POWER」搭載で、静かさ&燃費がさらに進化
注目ポイントはなんと言っても、日産の最新ハイブリッドシステム「第3世代 e-POWER」の搭載。
発電専用の新開発1.5Lエンジンに加え、モーターやインバーターなどをひとつにまとめた「5-in-1モジュール」を採用し、これにより軽量化が図られ、より静かで、より燃費の良い走りが可能となり、まさに次世代のミニバンにふさわしいパワートレインが採用されているわけですが、もしかすると「1.5L」というところに抵抗を示す人がいるかもしれず、しかし今の世の中であれば大半はここに”こだわらない”のかもしれません。
発売は2026年度、さらなる新型車も続々
日産の日本マーケティング&セールスを担当する執行職・杉本氏によると、同社は2026年度までに4車種の新型モデルを投入予定。
エルグランドもそのひとつとして「熱意を持って開発を進めている」と述べています。
今回公開されたのはフロントそしてリアの「シルエット的」画像のみですが、これらから判断するに、新型エルグランドは「オラついた顔」ではなく、現行の日産各モデルと共通する「近未来的な、ツルっとしたスマートな顔」を持つように思われ、これがどこまで受け入れられるのかにも注目です(アルファード/ヴェルファイアと同じ土俵で勝負しなかったことは評価でき、あの顔つきが嫌だと言う顧客がこちらに流れてくるのかもしれない)。
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