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スバルがなんともコメントしづらい「スポーツモビリティ・コンセプト」を発表。スポーツカー、そしてそもそも「スポーツ」の概念の変革に挑戦した意欲作

スバルがなんともコメントしづらい「スポーツモビリティ・コンセプト」を発表。スポーツカー、そしてそもそも「スポーツ」の概念の変革に挑戦した意欲作

| なかなかに面白いクルマでありチャレンジではあるが、これが受け入れられるにはけっこう時間がかかるかもしれない |

そしてスバルの考える「スポーツカー」はこういった方向へと進化してゆくのかも

さて、スバルがジャパンモビリティショーの開催にあわせ、「スバル・スポーツモビリティ・コンセプト(SUBARU SPORT MOBILITY Concept)」を発表。

これまでのスバルが採用していた「BOLDER」と大きく変わり、これまでの「一つ一つのパーツが大きい」「直線を多用」「あえて凹凸を用いることでダイナミックさを表現」というところから一転し、ヘッドライトやテールランプが小さく、そして軟らかい曲線や曲面を用いたデザインが採用されています。

スバル・スポーツモビリティ・コンセプトはこんなクルマ

そこでこのスバル・スポーツモビリティ・コンセプトを見てみると、いわゆるスポーツカー的なウエッジシェイプとは異なり、「スクエア」そして「水平」なデザインを持ち、車高(最低地上高)もやや高くなっています。

Subaru-Sport-Mobility (14)

スバル・スポーツモビリティ・コンセプトの存在意義につき、スバルは「スバルの”スポーツ”価値の進化」を予感させることを目指したものであると述べており、「4輪を意のままにコントロール」「着座位置を低くしつつも広い視界を確保」「安心して走ることができる」という特徴を持つとコメントしています。

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この内容を見る限りだと、「スポーツ走行」「サーキット走行」よりは「ドライバーが思うように走れるクルマ」を目指したのだと思われ、それが「スポーツ価値の進化」ということなのかもしれません。

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ボディ形状としては「2ドアクーペ」に分類されると思いますが・・・。

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かなり特異なルックスと言って良いかも。

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このフロントフェンダーは「空気の流れを意識した」とされ・・・。

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前後ともに同様の意匠を持っています。

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ドア開口部の下端はけっこう高い位置にあり、これはボディ剛性の向上を狙った構造なのかも。

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ドアミラーの代わりには「カメラ」。

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ボディアンダーはじめ各部には「鍛造カーボンファイバー」が用いられており、もちろん軽量化を意識したものだと思われますが、レーシーなイメージの「折り目の見えるカーボンファイバー」を使用しなかったことについても「スポーツの新しい価値」を示したかったからなのかもしれませんね。

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テールランプはいくつかの発光パターンを持つようで、充電中にはこういった光り方をするものと思われます。

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フロントのスバルエンブレム、テールのSUBARU文字も発光仕様。

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スバルは「空」に参入?

そしてスバルはなぜか今回航空機を突如発表(世界初公開)。

現在、自動車メーカーのいくつかは「空」に活路を見出しており、ホンダは「ホンダジェット」にて参入を果たし、トヨタやポルシェ、ヒョンデ、吉利汽車、Xpengはパーソナルモビリティとしての「空飛ぶクルマ」を検討中だそうですが、スバルまでもがこの航空機を発表したというのはちょっと衝撃的です。

正式名称は「SUBARU AIR MOBILITY Concept(スバル・エア・モビリティ・コンセプト)」だと紹介されており、すでに実証実験が開始されている、とのこと。

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参考までにスバルのルーツは軍用機や航空機用エンジンを開発・製造していた「中島飛行機」にありますが、スバルが安全にこだわるのは「絶対にトラブルや事故を起こしてはならない」という航空業界のもっとも基本的な思想に基づくからだといい、その意味ではこのドローンは「スバルらしい」コンセプトなのかもしれません(ヘッドライトも発展型のCラインである)。

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参照:SUBARU, Motor1

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