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レクサス待望のミニバン「LM350h」発表!前席と後席とを仕切る隔壁には巨大モニター内蔵、後席シートは2列のみのゆったり仕様

2019/04/16

外観は思ったよりも地味だった

レクサスが待望の、そして初となるミニバン「LM300h」を上海モーターショーにて公開。

発表前から台湾そして中国の現地法人がSNSを通じて発表を示唆していましたが、つまりこのレクサスの新型ミニバン、LM300hは中国含む中華圏を対象としたクルマだと言えそうです。

レクサスLMは完全に中国富裕層に向けた「超高級仕様」

レクサスはこのLM300hについて「新しいフラッグシップ」と紹介しており、” レクサスLMは、高級セダンのフラッグシップであるLS、高級GTクーペとしてのLC、高級SUVのフラッグシップたるLX、高級ヨットLYに続く「第五の」フラッグシップ製品です ”とコメント。

なお、レクサスLMのベースは予想通りトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」。
これらは香港や中国にて富裕層から高い人気を得ていることから「レクサスブランドでも発売」ということになったようですね。

ただ、レクサスとしては、このLM300hを発売することで得られる利益、そして失われるかもしれないブランドイメージとの「プラスマイナス」を考えたはずで、それでも「プラス」に働くと判断したということになります。

そして今回のワールドプレミアにあたり、レクサスは中国にてプレスカンファレンスを開催。
中国法人のVIPが出席し、レクサスLMの紹介を行う内容となっていて、イメージムービーだとビジネスマンが車内で商談したり、仮眠をとったり、シャンパンを飲んだり、女性をパーティーへとエスコートする様子が見られ、完全に「運転手付きのクルマ」という位置づけのようですね。

中国のSNSでは現在レクサスLMの話題で持ちきりですが、レクサスLMがどういったクルマなのかを見てみましょう。

まず目に入るのは超巨大なスピンドルグリル。
事前に出回った予想レンダリングよりも巨大です。
そしてホイールも専用デザインとなり、スピンドルグリルとの類似性が見られますね。

テールランプのデザインは「UX」に近い連結タイプ。
なお「L」エンブレムは文字や枠を立体化したものではなく、ツルリとした高級感のある仕様です。

サイドには「L」をモチーフとした加飾、そしてテールランプの下にはレクサスLC500のような「下向きの」トリム。

レクサスLMのインテリアはこうなっている

そして注目すべきはレクサスLM350hのインテリア。
運転席と後部座席とを隔てる隔壁が設けられ、「ショーファードリブンカー」という前提のようです。

なお、座席数からすると明らかに「家族向け」ではなく、つまりは中国市場特有の「愛人マーケット」を狙ったのかもしれません。

隔壁上部のすりガラスのような部分は、先日ロールスロイスが公開した「電気的に透明度を変更できるガラス」のようで、その下は大きな液晶モニター。

ロールスロイスが「前席と後席とを隔絶する」映画によく出てくるアレを実装。後席はどこからとも切り離された空間に

シートも超豪華。
幅、厚みともたっぷり取っていて、中国人が好みそうな仕様ですね。
このパーテーションについては「標準」なのか「オプション」なのか現段階では不明です。

なお、後部座席は1列のみで、車内には前後合わせて独立したシートが合計4つ。
つまりこんなに大きなクルマなのに4人乗りということになりますが、後部座席だと一つのシートあたりのスペースが広く取られ、フルリクライニングも可能だとされています。

現時点では日本での発売可能性はわからず、しかし特許庁には「LM350」「LM300h」の登録が見られるため、日本でも販売される可能性は高そうですね。

VIA:YiZhibo/ LEXUS CHINA/ Weibo

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