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【コンコルソ・デレガンツァ京都】ザガートがカスタムしたフェラーリ、アストンマーティン、フィアットなどを見てみよう

2019/04/16

ザガート✕フェラーリがあったとは

さて、クラシックカーイベント、「コンコルソ・デレガンツァ京都2019」へ。
今回で3回目の開催となり、「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」や「ヴィラ・デステ・コンクール・デレガンス」を意識したクラシックカーの「エレガンスを競う」コンクールですね。

会場は「二条城敷地内の一般非公開エリアであり、この華麗な祭典のために特別公開となる、二の丸御殿中庭、台所前庭、台所」となり、非常に価値の高いイベントとなっています。

コンコルソ・デレガンツァ2019にはこんなクルマが出展されている

出展されているクルマたちは1930年台から2018年のクルマまで多種多様。
ここで数回に分け、展示されていたクルマたちを紹介してみたいと思います。

今回はザガート50周年記念ということで、ザガートが中心となった展示。
ザガートは少量生産で知られますが、そのため正直なところ知らないクルマがほとんどで、「こんなクルマもあったのか・・・」と驚かされることに。

Aston Martin V8 Vantage Zagato(1986)

アストンマーティンV8ヴァンテージ・ザガートのベースはそのまんま「アストンマーティンV8ヴァンテージ」で、このクーペモデルの生産台数は52台(オープンモデル=ヴォランテは37台)。

ボディパネルのほとんどが新規に作り直され、フロントはアストンマーティン特有のグリル形状をモチーフとしながらも押し出しの強いデザインへ。

ヘッドライトにはカバーが装着され、空力を強く意識しているのもザガートらしいところ。

全体的にグラスエリアが拡大されており、「ルーフが薄い」のもザガートによむ見られる手法ですね。

搭載されるエンジンは5.3リッターV8、出力は430馬力だと伝えられいています。

Autech Stelvio Zagato(1988)

「オーテック・ステルビオ・ザガート」おなじみ「日産レパード」をベースにしたクルマとして知られ、バブル期の産物としても有名(もう二度とこんなクルマは日本から出ない)。

ステルビオ最大の特徴、「フェンダー内蔵ミラー」。

アストンマーティンV8ヴァンテージ・ザガートとも共通するデザインを持っていて、この時代のザガートの「トレンド」であったのかもしれませんね。

さらにアストンマーティンV8ヴァンテージ・ザガート同様、エアロ形状を持つホイールもこのクルマの特徴の一つ。

こちらもやはりグラスエリアが拡大されており、「ダブルバブルルーフ」以外にもザガートが好んで用いる手法はたくさんあったんだ、と改めて発見。

インテリアはフルレザーとなり、シートはイタリア車っぽく「クッションがパンパンに」入った豪華仕様です。

このステルビオは「ザガートにしては」比較的安価で購入できるということもあり、日本では見かけることが多いクルマ(実際に普通に乗っている人も多く、当日も駐車場で見かけた。自宅の近所にも一人オーナーがいる)。

Ferrari 348 TS Zagato(1990)

こちらはフェラーリ348tbがベースとなりますが、フェラーリとザガートの組み合わせは非常に珍しい、と思います。
なお生産は10台のみという超希少車。

そしてフェラーリでも「ダブルバブルルーフ」。

ザガートならではの「なめらかなボディ表面」そして「丸」をモチーフとしたランプ類が健在。

リアフードの形状は変更されるものの、エンジンそのものには手が入っていない、とのこと。

給油口もオリジナルに。
キャップには「Z」の文字が刻印されています。

他の画像はFacebookのアルバム「Concorso d'Eleganza Astonmartin / Ferrari」に保存中。

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