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レクサスがLC500にはじめて「ビスポークオーダー」導入!セミオーダー的に内外装やホイールの組み合わせを変更可能に

レクサスがLC500にはじめて「ビスポークオーダー」導入!セミオーダー的に内外装やホイールの組み合わせを変更可能に

| レクサスは今までパーソナリゼーション分野では「出遅れて」いたが |

今やパーソナリゼーションは「金のタマゴ」でもあり、レクサスとしても取り組む価値はあると思われる

さて、レクサスが「LC500に、はじめてビスポーク・ビルド・オプションを追加する」と発表。

これはいわば「セミオーダー」のようなもので、これまでのオプションの選択肢、そして組み合わせの範囲を超えるコンビネーションを消費者が選択できるようにする、というものです。

なお、現在高級車やスーパーカーは、単なる「自動車」としての範疇を超えて嗜好品そして自己表現の手段のひとつとして捉えられていて、今回レクサスが提示するような「カスタマイズ性」が重要視される時代に突入しており、レクサスが今回発表する「ビスポーク・ビルド・オプション」もそういった需要に対応し、レクサスLCをより特別な存在とすることを目的としたのだと思われます。

2024年モデルのレクサスLCはこう変わる

今回の「ビスポーク・ビルド・オプション」導入発表はレクサスLCの2024年モデルのリリースとともに行われたもので、このビスポーク・ビルド・オプションを選択できるのは「クーペ」「コンバーチブル」両方。

まずはレクサスLC(クーペ、コンバーチブル共通)の2024年モデルに採用される変更点を見てみると、「インフォテインメント・スクリーンが10.3インチのスプリットスクリーンディスプレイから、12.3インチの高解像度タッチスクリーンへと変更」「ボディカラーにウルトラソニックブルーマイカ2.0とカッパークレストの2色を追加」「インテリアカラーにダークローズを追加」「レクサスセーフティ+2.5が標準装備化」。

ちなみに車両本体価格は3,500ドル前後の上昇となり、けっこう大きな値上げが実施されることがわかります(LC500は98,850ドルから、LC500コンバーチブルは106,350ドルから)。

参考までに、インフォテイメントシステムに採用されるソフトウェアは無線アップデートに対応するほか、タッチスクリーンを使用せず、音声にてコントロールすることも可能となっています(Android AutoやApple CarPlayとの接続も可能)。

なお、このほかの変更点についてはアナウンスされておらず、よって走行性能にかかわる部分については「変更なし」だと考えて良さそうですね。

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レクサスLC500ビスポーク・ビルド・オプションはこんな内容を持っている

そして今回の目玉、”ビスポーク・ビルド・オプション”の内容を見てみると、1,900ドルを支払いこのオプションを選択した場合、これまでのブラック、トーストキャラメル、ダークローズに加え、新たにホワイトとブルーのインテリアカラーを選択可能。

外装色ではキャビア、クラウドバーストグレー、アトミックシルバー、ウルトラホワイト、インフラレッド、フレアイエロー、ノリグリーンパールといった既存カラーに加えてウルトラソニックブルーマイカ2.0とカッパークレスト(追加料金595ドル)を選ぶことが可能です(内装のビスポーク・ビルド・オプションを選ぶ必要はない)。

なお、レクサスLCコンバーチブルのみ、(ビスポーク・ビルド・オプションの一環として)6,115ドルの追加コストが必要となるものの、ソフトトップカラーの新色としてダークローズとブルーを指定することが可能に。

さらにはオールブラック仕上げの21インチ鍛造ホイールも選択でき、このホイールは標準装備の21インチ鍛造アロイ・グロスブラック・ホイール(メタリック・アクセント付き)との入れ替えです。

こうやって見ると、フェラーリやランボルギーニ、アストンマーティンのように「内装において、ステッチカラーやパネルの素材・カラーを選んだり、部位によってカラー・素材・仕上げを変更する」とまではゆかず、フルオーダーではなく「セミオーダー」「パターンオーダー」の範疇にとどまるようですね。

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なお、現在プレミアムカーメーカー各社が導入している「パーソナリゼーション」につき、これは1台あたりの単価を押し上げたり、利益率を向上させるために非常に有効だとされており、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ロールスロイス、ポルシェ、マクラーレンが積極的にこれに対応している他、マセラティ、BMWがこの領域に対する注力を行うと発表済み。

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レクサスもやはりプレミアムカーメーカーのひとつではあるものの、現時点では他ブランドに比較してカスタマイズ/パーソナライズの選択肢が大きくはなく、しかしそのぶん、ここを拡大することによって今後大きく利益を伸ばすことができるのかもしれません。

(レクサスがパーソライズに熱心でないのは)レクサスの顧客において、現時点でそこまでの需要を確認できていないからだとも考えられ、その状況において大量にオプションを増やすことは逆に利益の喪失につながる可能性があるために「レクサスはなかなかそこに踏み込めない」のかもしれませんが、今回のビスポーク・ビルド・オプション導入にて、ユーザーの旺盛なカスタム意欲を確認できたならば、レクサスも今後は「注文時におけるカスタム選択肢」を一気に拡げてくる可能性がありそうですね。

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参照:Lexus

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