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トヨタがプリウス13万台に対してリコールを実施。「ドア開閉スイッチがショート、最悪の場合は走行中にドアが開いてしまう」→受注停止に

トヨタがプリウス13万台に対してリコールを実施。「洗車などで侵入した水でドア開閉スイッチがショート、最悪の場合は走行中にドアが開いてしまう」

| 対策パーツの入手ができるまでは当面「スイッチ開閉をキャンセルし、手動の開閉に切り替わる |

さすがにこの問題は事前に予見することが難しかっただろう

さて、トヨタが新型プリウス135,305台にリコールを届け出。

対象となる制作期間は令和4年11月24日~令和6年4月3日となっており、問題の箇所は「後部ドアアウターハンドル」。

トヨタが問題把握したのは「市場からの情報」とあり、つまりはユーザーからの報告によるものだと思われ、実際に発生した不具合は3件、これによる事故はゼロ。

対策としてはドアハンドルスイッチ交換となるようですが、対象台数が多いだけに、改善対策がなされたパーツをいちどに用意することは難しいと見え、暫定として「ヒューズを抜いてスイッチによる開閉操作を行わないようにする」という措置も示されています。

なお、このリコールに関連し、トヨタはプリウスにつき「当面の間、受注を停止する」旨の発表も行っており、現時点では受注再開時期は不明とのこと。

後席ドアハンドルの開スイッチの防水性能が不十分なため、洗車等で多量の水がかかるとスイッチ内部に浸入することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、スイッチ内部の回路が短絡して作動し、最悪の場合、走行中に後席ドアが開くおそれがある。

国土交通省

その他にはプジョー、シトロエン、DS、キャデラックもリコール届け出

なお、このトヨタ・プリウスのリコールに前後していくつかリコールが届け出られており、ここでそれらを紹介したいと思います。

まずはプジョーが「308」「3008」「508」「5008」、そしてシトロエンが「C4スペースツアラー」「C5エアクロス」、DSが「DS7」に対して届け出たもので(これらのブランドは現在いずれもステランティス傘下にあり、リコールを届け出たのもステランティスジャパン)、問題の内容は「ディーゼルエンジンに使用される浄化装置」、そして対策としては「浄化装置を交換する」。※問題を把握したのは”本国からの情報”

ディーゼルエンジンの粒子状物質浄化装置(DPF)において、内部の緩衝材の形状が不適切なため、セラミックフィルターが過熱して亀裂が発生するおそれがある。このため、粒子状物質の浄化性能が低下し、排出ガス規制値を満足しなくなるおそれがある。

国土交通省
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そして次はキャデラック(ゼネラルモーターズ)が国土交通省へと届け出たもので、「すれ違い用前照灯(こういった装備があるのか・・・)」に不具合があり、これは制御モジュールのアップデートにて問題が解消するもよう。

ちなみに問題が発見されたのはカナダだとされ、その後の調査によって原因が特定→リコールとなったようですね。

ボディコントロールモジュールのプログラムの一部に不具合があるため、オートライト使用時にトンネルなどの一時的にすれ違い用前照灯が自動点灯する状況下において、すれ違い用前照灯の自動点灯タイミングが数秒遅れる。そのため、保安基準不適合となる。

国土交通省
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参照:国土交通省

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