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なぜ?ホンダが北米展開60周年を記念し「シボレー」のトラックをレストアして公開。その真意とは

2019/06/25

| ホンダのアメリカ展開はここからはじまった |

ホンダが「アメリカ進出60周年」を記念し、シボレーのトラックをレストアして公開。
え?ホンダがシボレーを?と思いますが、これはホンダが60年前にアメリカ市場へと進出した際、自社のバイクをディーラーへと配送する際に使用していたトラックを再現したものだそう。

このトラックは1961年型の「シボレー・アパッチ10」で、当時ホンダが使用していたものと同形式のもの。

なお、ちょっと不思議に思うのは、映画を見る限りではアメリカ人とインディアンとは(昔)あまり仲が良くなかったように思えるものの、それでも今回の「アパッチ」、バイクの「インディアン」のように、インディアン由来のネーミングがよく採用されている、ということ。

ただしその謎は解けそうになく、よって今回のシボレー製トラックに話を進めようと思います。

昔のホンダは自らトラックでバイクを配達していた

なお、ホンダが最初にアメリカにやってきてオフィスを設置したのは南カリフォルニア、とのこと。

そしてこちらが「当時の写真」。
なんかもう、すごく苦労してそうな雰囲気が伝わってきますね。

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そしてホンダ・オブ・アメリカは今回この風景を再現するためにシボレー・アパッチ10を探してきてレストアを行い、この写真のとおりにペイントしようとしたものの、写真がモノクロなのと、当事を知る社員が残っていないのとで車両の復元に苦労することに。

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そこでホンダは退職ずみの「元社員」に話を聞くなどしてカラーを調べ、当時と同じ仕様を再現することに見事成功しています。

なお、このグラフィックはラッピングではなく「ペイント」による再現だそう。

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そしてホンダはトラックの再現のみにとどまらず、その上に載せるバイクまでも復元することにチャレンジ。
その結果、1965年製のホンダ50、同じく1965年製のホンダCB160を積載しています。

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このトラックのスペックについては公開されていませんが、当時のままだとすると4.6リッターV8、162PS、3速マニュアル・トランスミッションということになるようですね。

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今回レストアされたトラックについてはカリフォルニアにあるホンダ・オブ・USA本社のロビーに展示されており、SEMAへの展示も予定されている、とのこと。

ホンダは「アメリカ第一号」のN600もレストア

そしてホンダはアメリカ市場向けに販売したホンダN600「第一号(シリアルナンバー1)」をレストアして公開。

なお、N600が北米市場で販売されたのは1970年で、それに先駆け1967年に50台のみが市場調査のために導入され、この「シリアル1番」はその50台のうちの1台とのこと。

この車両は数年前に偶然発見され、ホンダがそのクラシックモデルのレストア専門家へと送ったという経緯があるようですね。

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