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中国のEV展示会にてブースに置かれていた人気車種「Zeekr X」が暴走。周囲のクルマ2台以上を跳ね飛ばし5人に衝突、会場は一時騒然【動画】

中国のEV展示会にてブースに置かれていた人気車種「Zeekr X」が暴走。周囲のクルマ2台以上を跳ね飛ばし5人に衝突【動画】

| Zeekrによれば展示中のモードに問題があったようだ |

Zeekrは同日中に声明を発表し原因に言及、追加での調査を約束

さて、比較的高いレベルで発生する「中国のモーターショーでのEVの事故」。

昨年か一昨年あたりには「展示車両が燃えた」という報道がなされていますが、今回はなんと展示中のEVが無人のまま暴走し5名が怪我を負った(2名は医師の診察が必要なレベルであるが、命に別状はないそうだ)という案件が発生しています。

暴走を起こしたのはZeekr X

なお、この暴走事故を起こしてしまったのは2024年南京国際新エネルギー自動車(NEV)展示会にてブース内へと駐車されていたZeekr(ジーカー)のEV、「X」。

これはコンパクトサイズのクロスオーバーであり、パワーや後続距離に比較するとかなりお買い得な価格設定を持つ人気車種ですが、中国メディアの報道によると、このZeekr Xは突然前進を始め、複数の来場者と衝突したとのこと。

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動画を見ると少なくとも2台の展示中のクルマに衝突しているようで、けっこうなスピードが出ていたのか、当てられてしまったクルマが壁の方に押しやられたりといった様子もわかります。

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なお、ジーカーはこの事態に対応すべく当日のうちに(中国のソーシャルメディアプラットフォーム、微博にて)声明を出し、この事故は暴走車自体の欠陥の結果ではなく、展示されていた車の管理ミスによるものだとコメント。

ジーカーによれば「展示」モードではなく、通常のコンフォートモードのまま駐車されていたといい、スマートキーを持っていた誰かが「操作を誤った」と説明しています(おそらくはキーを用いて車外からクルマを動かすことができる機能が備わっているのだと思われる)。

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加えてジーカーは「こういった事態が二度と起きないよう」調査を行っているといいますが、中国メディアがTVにて報じた内容を見てみると、ジーカーのエンブレムを大きく写して「事故を起こしたジーカーはこんなブランドである」と大きく紹介しており、中国メディアは同胞であろうと問題を起こせば徹底的に叩く傾向があるようですね。

中国の展示会での「ジーカーの事故」を報じる動画はこちら

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