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テスラ・モデルYに試乗してきた!この価格で買えるクルマとしてはEV / ガソリン関係なくトップクラス、安全性に関しては他メーカーが追いつくことは難しそう

投稿日:2022/11/14 更新日:

テスラ・モデルY

| 正直、そのドライバー・アシスト含む安全性の高さには驚かされる |

とにかく「何も気を使わずに」快適に運転し走ることができるクルマだった

さて、テスラ・モデルYに試乗。

試乗したのは「RWD(現在の価格は6,438,000円)」で、航続距離は507km、最高速は217km/h、0−100km/h加速は6.9秒というスペックを持っています。

現在ぼくはテスラ・モデルYの購入を密かに考えていて、しかしひとまず乗ってみないとそこから先に進むことができず、よって「どんなものか」を試したかったわけですね。

試乗させていただいたのはテスラ心斎橋ですが、事前にネットにて予約の必要があり、ぼくは予約の際に途中まで入力し、希望の日程が空いていなかったのでいったんそのまま画面を閉じたものの、その後まもなくテスラから電話がかかってきて、その用件とは「予約に不都合がありましたか?」。

テスラはこの状況においても販売に熱心だった

つまり予約が完了していなかったので、電話にて予約を完了させようということで連絡をくれたのですが、ログインした状態で予約を進めていたため、テスラはぼくがどこまで進んで離脱していたのかを把握しての電話だったのだと思われ、サイトの予約ページの状況を逐一チェックし、そして離脱した潜在顧客に電話をかけて予約に結びつけるというのは非常にシステマティックだなと思いながら電話にて予約を行い(1ヶ月先まで埋まってた)、そしてようやく今回の市場と相成っています。

ちなみにですが、テスラは現在日本だと「数ヶ月待ち」といった納車待ちの列ができており、つまりは大人気ということになりますが、それでもこうやってさらなる販売に結びつけようという行動を取っていて、ここまでするのは他の自動車メーカー(ディーラー)ではちょっと記憶にないかもしれません(ちなみにトヨタやスバル、レクサスは”試乗車が来たら教えて”と伝えておいていても、いっこうに連絡が来ない)。

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この予約の一件だけでも「テスラが売れているのは、その商品力以外にも、様々な努力をしているから」ということがわかりますが、テスラは「(別会社がディーラーを地域ごとに展開するのではなく)直販」による車両販売を行うことが特徴で、それによって顧客情報の一元管理、顧客の行動、そしてその後の状況などを追跡できるのだと思われ、(直販によって)コスト削減以外にも、効率よく受注につなげるためのシステムを構築し、これによって効果的な受注へとつなげているように感じます。

そんな感じで予約の段階から「他の自動車メーカーと全く違う(そしてこれは構造上、他の自動車メーカーでは真似できない)」テスラのシステムに感心しつつの試乗です。

テスラはいつの間にか大きく進歩していた

ちなみにぼくはモデルS、モデルXに試乗したことがあり、それらは「それぞれが発売されて間もない頃」だったのでけっこう昔の話です。

よって今回の試乗は久々のテスラということになりますが、最新モデルではキーが廃止されていて、カードをピラーのあたりに当てると自動にて解錠され、フラッシュマウントドアハンドルの後ろの方を押し、テコの原理で持ち上がったドアハンドル先端を引っ張って乗り込むことに。

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インテリアは非常にシンプルですが、安っぽさを感じさせないのは「さすが」としか言いようがなく(おそらく日本の自動車メーカーがこれを真似すると安っぽいだけになる)、雰囲気的には「北欧家具」。

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システムを起動するにはモニター下の右端に表示される自動車のアイコンをタッチしますが、そこからドアミラーの角度やステアリングホイールのチルト設定画面に入ることができ、たとえばドアミラーの調整だと、モニター上で「ドアミラー」を選び、その後にはステアリングホイール上にあるコマンダーを回転させることでミラーの角度を変更可能。

万事そんな感じで「モニターとステアリングホイールに内蔵されたコマンダー」のみで様々な調整ができるのですが、中にはエアコンのようにモニターだけで調整が完了するもの(風量だけではなく、風の向きまでをモニターでコントロールできる)、もしくは逆にシート位置や背もたれのように「シート側のスイッチでしか調整できない」ものもあり、しかし全体的には直感的でわかりやすく、かつ極限までシンプルにまとめられています。

もちろんこれは「パーツ点数を減らしてコストダウンにつなげる」ための手法ではあるものの、むしろ専用のスイッチをずらりと並べるよりもインターフェース的には優れているという印象で、このあたりは車両とソフトウエア両方を自社で開発するテスラならでは、といったところかもしれません。

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ちなみにシートのクッションはけっこう弾力性に飛んでいて座り心地抜群(ステアリングホイール内にもパッドが入っていて柔らかい)。

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そしてルーフは全面ガラス。

アメリカ市場では「開放感」「シートの座り心地」「エアコン」「オーディオ」が非常に重要視されるといいますが、モデルYは(実際に見て運転してみたところでは)かなり高いレベルでこれらを満たしているという印象です。

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ちなみにドアを開けると(足元の)サイドシルはボディ中央に向かってややえぐられているので、大きく足を開かずともシートに座ることができ、「自動車としてなかなかによく考えられているな」と感心させられる部分も見られ、テスラは新しい自動車メーカーではあるものの、既存自動車メーカーよりもよく考えられてい、と感じる部分も多く見られます。

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実際にテスラ・モデルYで走ってみよう

そのほか走行機能に関して調整できるのは加速(2段階)、回生ブレーキ(3段階)などですが、ひととおり設定を終え、ステアリングコラムの右側から生えているレバーを操作して「D」レンジへと入れると走行準備が整います。

発進に際してはクリープがないのでアクセルを踏み込んでのスタートとなり、しかし出だしのトルクを抑えているようで、比較的マイルドなスタートです(タイヤの消耗も抑えられるのかも)。

ちょっと走ってみて気づいたのは意外と足回りが硬いということですが、これはテスラの人の話によると、(試乗車に装着されていた)19インチよりも20インチのほうがマイルドに感じられる、とのこと。

通常はインチアップしたほうが足回りが固くなるものですが、もしかすると20インチのほうが指定空気圧が低かったりするのかもしれません(19/20インチとも、ホイール幅、タイヤの幅は同じである)。

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ハンドリングについても非常に穏やかで神経質さはなく、しかしフワフワした印象が全く感じられずビタっと安定していて不安がないという印象。

車線変更時の不快な揺れもまったくなく、かなりうまく車体を制御しているように思いますが、意外と再小回転半径が小さいようで、取り回しにも優れます。

ちなみにモデルYのボディサイズは全長4,751ミリ、全幅1,921ミリ、全高1,624ミリ、ホイールベース2,890ミリ、そして車体重量は1,930kg〜2,000kg。

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なお、このモデルY RWDの0−100km/h加速性能は6.9秒(デュアルモーターだと3.7秒)なのでGR86の6.3秒よりはちょっと遅いレベルなのですが、実際に床までアクセルペダルを踏み込んでみた状態では「体感上、0−100km/h加速4秒台」くらいの印象があり、低速時の加速に優れ、しかし50km/hくらいからはちょっと加速が鈍るようですね(トルクカーブがガソリンエンジンとは全く異なるので体感速度もぜんぜん違う)。

ただ、こういった出力特性は街なかでは非常に気持ちよく、そして合流や車線変更時にもストレスなく加速できるのでむしろ扱いやすいという印象です。

ブレーキングに関しても全く不安はなく、しかし神経質さも感じず、多少ラフに扱っても挙動を乱さずに安定した姿勢のまま制動力を発揮させるように感じます。

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車内は非常に静かで、これはEVなので当然だと思うかもしれませんが、EVといえどもロードノイズを拾うクルマも多く、停車中はともかく、走行を開始するとガソリン車と騒音レベルが変わらないというクルマも多く存在します(BMW i3がそうだった)。

とくにEVは重量を削るために遮音材や制振材を最小限としている場合が多く、むしろ快適性を損なっていて、「我慢を強いられる」ケースが見られる中、テスラ・モデルYは255という太いタイヤを履いているにも関わらず、この低い騒音レベルに抑えられているのは特筆に値すると思います。

全般的に見て、走行性能やクルマとしての基本性能は完全に「プレミアムカー」の領域に入っており、安定性や快適性は非常に高く、それに加えて運動性能も(ムーステストの結果が示すとおり)相当に高いのがこのモデルY。

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しかも上述のような「乗降性に気を使った部分」や静粛性、快適性、そして質感や装備についても申し分はなく、つまり既存の自動車メーカーが作る高級車に何ら劣ることはないという印象。

さらにそこから「テスラにしか無い」歩行者検知機能含むドライバーエイド(オプションのエンハンスト オートパイロット、フルセルフドライビング ケイパビリティを装着しなくとも、業界水準より高いレベルにある)、車両全域を監視可能なカメラによる情報提供、モニター上に表示される各種情報など大きなアドバンテージを持っていて、まさにイーロン・マスクCEOのいうとおり「テスラのクルマはガソリン車にできることは全てでき、さらにガソリン車にできないことができる」といった特徴をタイカンうることに(既存の自動車を研究しつくし、その上を行こうという意志が伝わってくる)。

テスラは(イーロン・マスクCEOのキテレツな言動によって)キワモノ扱いされることも多く、しかし実際にこうやってテスラのクルマを運転してみると、ほかのどの自動車メーカーよりも真面目に作られ、かつ優れたクルマなんじゃないかということも実感でき、現在の人気は話題性ではなく実力によって勝ち取ったものだと考えて良さそう。

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いま現在、多くの自動車メーカーがEVを発売しているものの、いくつか乗ってみた中ではテスラほど真面目に「電気自動車のあり方」を考えているクルマは無いとも考えていて、そのうちのいくつかはテスラの話題になっている部分を「形だけ」模倣しているに過ぎないといった印象もあり、そうやってテスラを目指している間に、本家のテスラはどんどん自らを進化させてゆくのかもしれません。

先日は「パワーウインドウの挟み込み防止機能に問題がある」として北米にてリコールがなされていますが、そういった問題ですらテスラはOTA(無線アップデート)にて修正できるほど「車両の末端まで」管理されており、ここまでできる自動車メーカーはテスラの他にはないのかも。※車両細部の情報を取得していることが、今後のより優れたクルマづくりに繋がってくる。細部に至るまでの情報を今後に活かすという意味では、冒頭で述べた予約システムも同じである

なお、駐車時のシステム停止はとくに操作を行う必要はなく、クルマを降り、カードをBピラーあたりに当ててクルマをロックすれば自動的にシステムダウン。

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乗り始めてから降りて駐車するまでにドライバーが行う「工数」が他メーカーのクルマに比較して圧倒的に少なく、とにかくいろいろなことに気を使わずに済み、安全かつ快適に乗れるクルマだと思いますが、その一方で「操る楽しさ」「走る楽しみ」は1ミリも感じないというのも正直なところであり、あくまでもモデルYは「非常に(とてつもなく)快適で安全な移動手段」というのがぼくの中での評価です。

テスラ・モデルYはどれくらいの予算で買えるのか?

そこでテスラ・モデルYの購入について考えてみると、RWDの場合は6,438,000円。

これに車庫証明など登録手続代行費用である10万円が加算され(書類のやり取りはすべて郵送で行われそうだ)、これにETCなどの取り付けなど細かい費用を入れるとさらに+10万円くらい。

ボディカラーはホワイトが無償、メタリックグレーとメタリックブルーだとプラス126,000円、メタリックレッドだとプラス251,000円。

ホイールは標準が19インチですが、20インチにアップすると251,000円が必要です。

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そのほかシートをホワイトにすると126,000円、エンハンスト オートパイロットは436,000円、フルセルフドライビング ケイパビリティは871,000円。

ざっと「レッドメタリック」「20インチホイール」「ホワイトインテリア」という仕様だと7,166,000円となり、ここから補助金(65万円)を引くと6,516,000円という計算です。

ここに上述のETC等の小物追加費用を入れると6,616,000円が支払総額となりますが、この価格で購入できるクルマとしては、モデルYは望外に良い車である、というのが偽らざる心境。

ちなみに注文はインターネット経由のみ、そして注文時には保証金として15,000円が必要となり、残金は(現金なりローンなりで)登録前に決済することになります。※今注文すると納車は2023年2−3月

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なお、実際の航続距離については公称値である507kmの80%くらいというのが現実だそうで(もちろん走り方にもよる)、トラブルはマイナーなものが少しある程度、とのこと(致命的なものはほとんどないようだ)。

新車保証が「4年もしくは8万キロ」、バッテリーについては「8年または160,000kmいずれか先に達するまで、 70%のバッテリー容量を保証する」という手厚いケアもついているので、ほぼ心配なく乗ることができるかとは思います。

まだまだいくつか他のEVに試乗してみようと思いますが、随時試乗レポートをアップしてゆく予定です。

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