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【試乗:新型ミニ・クロスオーバー】「ミニなのに480万円」は正当化できるか

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さて、ミニ・クロスオーバーに試乗。
グレードは「ミニクーパーSD クロスオーバー ALL4(4,830,000円)」となります。
エンジンは2リッターターボディーゼル、150馬力で、駆動方式はもちろん4WD。

先代クロスオーバーに比べて「全長195ミリ、全幅30ミリ、全高45ミリ」大きくなり、そのサイズは全長4315ミリ、全幅1820ミリ、全高1595ミリとかなり大きな数字に。
ぼくは「ミニは小さくないと」とは考えていないのでこのサイズでも全く問題は無いと認識しており、逆に「大きくなったからこそ」できること、達成したことがあると考えています。
クラブマンにおいてもそれは同様で、あのサイズだからこそ、あの乗り心地を実現できたとも言えますね。

加えてセグメントも「B」から「C」へと移行していますが、「ミニの価格も480万円になったか」と思うと、ちょっと驚くものがありますよね。

新型ミニ・クロスオーバーについては、とにかくサイズが大きくなったこと、車格が上がったこと、それによって数々の装備が充実し仕上げが高級化したことが特徴ですが、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備とするなど安全対策も万全(後方車両接近警報はない)。
実際に見た感じもかなり大きく「立派」になっており、ボディパネルのプレスライン、前後バンパーの造形なども複雑化。
クラブマン試乗の際にも感じましたが、「見た目(外観)はしっかり価格なりのものを持っている」と思います。

ドアを開けて乗り込みますが、シートや内装はクラブマンと大差無いように感じます。
乗り出しで500万円ということを考えると、一般的に考えてちょっと寂しいインテリアではありますが、これもまた「ミニらしさ」であると好意的に受け止めるのがミニに乗る際の流儀なのかもしれません(ぼくはそんなに気にならない。加えてBMWそのものが質素な内装で知られ、BMWは内装において高級さを出すのが苦手なのかも)。

試乗車はシートに「レザー・チェスター・ブリティッシュ・オーク」オプションが装着され、ミニらしい英国らしさあふれる仕様。
これは正直相当に見栄えがよく、ドアを開けるたびに目に入る部分でもあり、満足感が非常に高い部分と考えられるため購入するのであれば是非装着したいオプションでもありますね。

シートに腰を下ろしミラー類を合わせていざ試乗開始。
ブレーキペダルを踏み込んでセンターコンソールにある「スタートレバー」を押してエンジンスタート。

アイドリングにおいてはちょっとディーゼルっぽい音と振動は感じられますが、まず許容できるレベル。
最近になりディーゼルエンジン採用のSUVが増えていますが、ぼくが乗った中だと静かな順に「(音が小さい)メルセデス・ベンツGLCクーペ>ジャガーF-PACE>ミニクーパーSDクロースオーバー>マツダCX-5(音が大きい)」。

停車しているとやや振動があるものの、いったん走り出すとほぼディーゼルを感じさせる部分はなく、さらに走行しているとバッテリーにチャージができるのか積極的にアイドリングストップが作動し、これによっても「ディーゼル感」は希薄に。

パワーは150馬力ですがディーゼルエンジンだけにトルクはモリモリで、まず普通に走る範囲では不満に感じることはないと思われます。
加えてハンドリングやブレーキもミニだけあって間違いはなく、これで満足できなければ、他のほとんどの車でも満足できなであろうという完成度ですね。

なおクラブマンでも同じですが、ミニらしい俊敏性を残したままで上質な乗り心地を実現しており、この辺り技術の進歩とサイズの大型化がもたらした恩恵と言えるかもしれません。

正直なところ(ぼくがミニ贔屓ということを除いても)走行性能や乗り心地に関しては欠点を探すのが難しく、まず安心して良い部分だと考えています。

あえて欠点を探すとなると、まずは室内からの視界。
ミニはそもそもR50世代から視界がすぐれない車で、ベルトラインが高いことに起因して視野があまり開けておらず、ダッシュボードも高めなので前方の視認性も「他車に勝る」とは言えないと認識しています。

これはR50からR56世代へ移行するときに「ボディ剛性向上のためにグラスエリアを小さくした」ことに起因すると考えられ、ボディ剛性とのトレードオフと言えるでしょう。

ただしミニもそれを認識しているのか「シートポジション」を上げることでこれを解決できるので、さほど大きな問題にはならなさそうですが、ドイツ車らしく大柄なドイツ人にドライビングポジションを合わせているのためシート高は「さほど」高くはならず、これは身長の低い人にとってはちょっとした懸念かもしれません。

なおシートポジションでいうと日本人の手足の長さに合わせてシート(前後)位置を合わせると、おそらくはミニが想定したよりも「前」にシートが位置することになり、そうなると左右ドアミラーを確認するときに「視線の左右の移動」が大きくなるのもこれまでのモデル同様ですね(ドアミラーの位置が後ろ過ぎる)。
想定体重に関しても日本人は「軽すぎ」てシートに沈み込まないように思いますが、これはメルセデス・ベンツも同様という印象を持っており、なかなか欧州メーカーが日本市場に合わせてくれない問題ではあります(スイッチ類が遠いことも同じ)。

その他粗を探してみると「ボディサイズが大きくなったのに、タイヤサイズがあまり大きくなっていない」こと。
これによって、初代クロスオーバーのような「四つのタイヤで踏ん張っている」印象がなくなり、「ちょっと車高の高いクラブマン」っぽい雰囲気になってしまい、オフローダーっぽいアクティブなイメージが薄れたのではと考えています。

これを解消するのは難しそうで(タイヤを大きくすると色々と弊害が出る)、せめてなんとか「車高を上げることができれば」と思うのですが、そう言ったキットを発売するチューナーはおそらくなさそうですね。

なお車両本体価格は480万円程度ですが、フロントウインカー、サイドウインカー、リアウインカーはLEDではなく「バルブ」となっており、クロスオーバー購入後には是非LEDへと交換したい部分。

以上のように無理に気になるところを探してはみたものの、こういった例は他の車にも多少なりともあるもので、ミニ・クロスオーバーの魅力を損なうものではなく、十分許容できるもの、と考えています。

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