セイコー5の55周年を記念し「ブルース・リーとのコラボ腕時計」が限定発売。文字盤やベゼルでジークンドーを表現、本人もセイコー5の愛用者だった

｜　セイコー5はこれまでにも気合の入ったコラボモデルを多数リリースしているが、今回ほど情熱が感じられるモデルは見たことがない　｜

ベゼルに刻まれた「以無法為有法 以無限為有限」は感涙モノ

さて、セイコー5より「ブルース・リーとのコラボ腕時計（SBSA239 / 63,800円）」が国内限定500本（世界限定15,000本）にて10月より発売予定。

これはセイコー5の55周年記念という位置づけだそうですが、ブルース・リーがかつてセイコー5を愛用していたことから今回のコラボレーションに至ったと紹介されています。

文字盤のみではなくベゼル、そしてストラップに至るまで「ブルース・リーの魂が息づく」その仕様を見てみましょう。

セイコー 5スポーツ 55周年記念ブルース・リー コラボレーション限定モデルはこんな腕時計

この「ブルース・リーとセイコー5とのコラボ腕時計の正式名称は”セイコー 5スポーツ 55周年記念ブルース・リー コラボレーション限定モデル”といい、まず文字盤にはブルース・リーが生前に描いたという龍（ドラゴン）がエンボス加工にて再現。

プリントではなく立体的な加工がなされており、かつ「よく見ないとわからない」とことがなかなかにナイスです。

ベセルに刻まれた文字は截拳道（ジークンドー）の精神「以無法為有法 以無限為有限（ちょうど12文字である）」を表したもので、インデックスのイエロー、時針と分針のエッジそして秒針のイエローはもちろんブルース・リーのトレードマークであるトラックスーツのカラーを模したもの。

ストラップは二種類が付属しており、ブラックのレザーストラップは功夫（カンフー）着をイメージしたもので、その裏面には文字盤と同じドラゴンが描かれています。

もう一方はやはりブルース・リーのトラックスーツを意識した「ブラックとイエロー」のナイロンストラップ。

裏蓋には截拳道（ジークンドー）の精神が視覚的に再現される

裏蓋（スモーク仕様のシースルーバック）にはカラーで截拳道のマーク、そしてジークンドーの精神である「以無法為有法 以無限為有限」が刻まれていますが、これは「決まりがないことをもって決まりとする、そして無限を持って有限とする」という、一見矛盾する要素を唱えたもの。

武術においては「決まり」つまり「型」が重要ではあるものの、「型」に囚われていては想定外の状況に対応できず、型によらずその場に適切に対処することこそが重要であるという考え方、そして「型に囚われない」つまり無限の技の中から、その時にもっとも適切な”限られた”技を出すことを意味していると解釈されています。

このあたりはブルース・リーの思想として有名な「考えるな、感じろ（Don't think! feel」「水になれ（Be Water）」とも通じるところがあるように思います。

そしてケースバックには「LIMITED EDITION」そしてシリアルナンバーも刻まれます。

そしてこちらは専用のボックスで、ブルース・リーのサインを再現した書体がなんともいえないオーラを放っているようにも感じられますね。

このセイコー 5スポーツ 55周年記念ブルース・リー コラボレーション限定モデルにつき、ケース素材はステンレススティール、ケースサイズは42.5ミリ、搭載されるムーブメントは自動巻きのキャリバー4R36。

合わせて読みたい、関連投稿

参照：SEIKO