テスラ・サイバートラックには「別次元」のハイパフォーマンスモデルが存在？イーロン・マスクCEOが言及しその存在が確認される

｜　テスラ・サイバートラックについてはまだまだ謎が多く、今のところほとんどが明かされていない　｜

現時点では価格やスペック、グレード構成も不明である

さて、未だ詳細が公開されないテスラ・サイバートラックではありますが、テスラCEO、イーロン・マスク氏の最近の発言から見て「パワーとトルクを大幅に強化したパフォーマンス志向のトップグレード」が追加される可能性があるもよう。

テスラのイーロン・マスクCEOは、昨日自身のX（旧ツイッター）へと「今日、パフォーマンス・サイバートラックに乗ったばかりだが、ネクストレベルの走りを見せてくれた」とポストしており、その存在を示唆しています。

ただしモデル3「プレッド」は登場しない

これは「テスラ・オーナーズ・シリコンバレー」によるXへの投稿でも確認され、ここではイーロン・マスクCEOが「モデル3プレッドは登場しない」と述べたこと、しかしサイバートラックのハイパフォーマンスバージョンは「別次元に」あるとコメントすることで間接的にその存在を認めたことがわかります。

現在サイバートラックは「限られた台数」にてプロダクションモデルが生産されており、しかし一般の顧客にはまだ納車が開始されていない状態。

おそらく秋にはサイバートラックの納車イベントが開催され、そこで「最初の生産モデル」が顧客へと引き渡されることになるかと見られていますが、現時点では価格や性能、エレクトリックモーターの構成、グレード展開については「殆どが不明」。

テスラの米公式ウエブサイトには牽引能力が14,000ポンドであること、0−100km/h加速が2.9秒であることが示唆されていますが（日本のサイトからはサイバートラックに関するコンテンツが消えている）、価格やバッテリー容量、満充電あたりの航続距離についてはナゾのまま。

“Do you think a Plaid Model 3 is coming?”

Elon Musk says “No”
pic.twitter.com/cmXkOhXI3R

— Tesla Owners Silicon Valley (@teslaownersSV) September 22, 2023

テスラはクワッドモーターを導入か

そして気になるのが「クワッドモーターの導入」があるのかどうか。

テスラの現在のフラッグシップであるモデルSにはトライ（3）モーターを搭載する”プレッド”が用意されていますが、現在ライバル各車では同様のトライモーターはもちろんクワッドモーター搭載モデルも続々登場しており、「加速、サーキット走行タイムとも」最速であったテスラの座がおびやかされつつあります。

この状況にあってはテスラもなんらかの手を打つ必要性があるものと思われ、よってクワッドモーター搭載が持たれる状況ではあるのですが、この「パフォーマンス」サイバートラックがそれに該当するのかどうかもまた不明。

あるいは、テスラはサイバートラックではなくモデルSにクワッドモーターを（王座を維持すべく）搭載すべきなのかもしれませんが、そのためには大幅な構造変更が必要となり、現在のモデルSの販売台数を考慮するにそれは（採算が取れないため）難しいのかもしれません。

であれば、全く新しく設計するサイバートラックのほうがクワッドモーターを搭載しやすく、よってサイバートラックには大きな期待がかかりますね（そしてイーロン・マスクCEO自身が”別次元”とコメントしているのであれば、それが単なる3モーターを指すとは思えない

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参照：InsideEVs