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セイコー・アストロンどうなん?ジウジアーロ限定モデルを考える

2015/12/12

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最近ちょっと気になるセイコーアストロンの限定版、「SEIKO Astron Chorograph 2015 Giugiaro Design Ref.SBXB037」。
これは世界限定5000本で、その名の通りジウジアーロがデザインした腕時計。

当時のジウジアーロがデザインする最新の自動車「パルクール」の要素が入っており、かなりアバンギャルドなデザインと言えますね。

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裏蓋にはホイール形状のデザインや、あちこちにイタリアントリコローレが入り、ブレスレットはチタン(黒)にセラミック(白)が組み合わせられるというデザイン。
インデックスのフォントもイタリックが用いられるなど、かなり凝った仕様となっています。

なお、下記が通常のモデルなので、いかにこの限定版がジウジアーロの本気によってデザインされているかがわかると思います。

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ケースはチタン製でサイズ44.6ミリとかなり大柄。
ブレスレットは上述のようにチタンとセラミック。
通常であればぼくの購入検討の対象に入らない腕時計ですが、興味を持ったのはやはり「ジウジアーロ」というところが大きいですね。
イタルデザインの創始者であり、イタルデザインはVWがアウディグループに吸収され、その株式のほとんどをランボルギーニが保有している、というのが興味を持つきっかけ。

そしてなぜ通常は購入検討の対象に入らかいのかというと、ぼくはメカメカしい腕時計には興味を感じるものの、それよりももっとパーツの一つ一つが大きな腕時計が好きなため、と言えます。
普及価格帯だとニクソンや、それより上だとUボート、ベル&ロスがその典型ですね。
かつ独特のケース形状(これもベル&ロスやパシャ、ロイヤルオークなど)が好きであり、セイコーやシチズンのように「普通の形状の中に最先端の機能を詰め込む」という日本車的なところにあまりお金は払えない、と感じているためです(ただし嫌いではない)。

なおセイコーは日本有数の時計メーカーであり、その高い技術力は世界中で認められるところ。
安価なものから高価なものまでラインナップを揃えるのも世界で類を見ないところですね。

ぼくも過去にセイコーといえばスピードマスター(ジウジアーロデザインのデジタル)、スカイプロフェッショナル、メドゥーサなど様々なモデルを愛用してきましたが、それなりに記憶に残っています。

ですが、それらはいずれも特殊なモデルで、シンプルなセイコーウォッチはなかなか購入対象にはのぼりません。
とくにグランドセイコーはその見た目と価格が吊り合わないと考えているわけですね。
ただしあくまでもそれは「見た目」の話で、その保証体制や耐久性、高い加工品質においては比類ないということはよく理解しています(技師はそれぞれ固有の、そして個人の体型にあった机を使用して作業するところなどクラフトマンシップに対しても)。

ただ、この外見で65万円はちょっとキツいなあ、と思うのです。
言うなればパテック・フィリップにお金を払うようなもので、見栄っ張りのぼくとしては普通の外見にここまでの大金は払えない、と考えるのですね。

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話をアストロンに戻しますが、アストロンは世界初のGPSソーラー腕時計であり、現在でも唯一全タイムゾーンに対応する腕時計でもあります。
ぼくは現在こういった高機能な腕時計を保有しておらず、一本は所有してみたいと考えるのですが、価格がいかんせん高価(324000円)。

この金額があればベル&ロス(BR-01)の中古が買えるなあ、と考えたりするとなかなか手がでないわけですね。

ただしこの腕時計は限定モデルでもあり、購入をためらううちに市場から姿を消してしまうことも考えられ、早めの決断が必要だとは認識しています。

関連投稿:セイコーとジウジアーロのあらたなるコラボウォッチ「アストロン8X」

セイコーとジウジアーロについて、以前にUPしたとおり浅からぬ関係があるわけですが、今回は「アストロン」シリーズにて、ジウジアーロとのコラボ腕時計が誕生。
発売は2015/7月、5000本限定で価格は324000円。

アストロンというと高級GPSウォッチですが、その最新シリーズ「8X」シリーズにジウジアーロがデザインを加えたものとなります。

ケースやストラップを一からデザインしたものではありませんが、既存モデルの細部にまで手が入り、イタリアン・トリコローレがあしらわれていますね。
替えで付属するレザーストラップのステッチ、スモールセコンドなどにも赤、白、緑の三色があり、メタルブレスにはストライプが入ります。

デザインコンセプトは「アヴァンギャルド」ということで、腕時計らしくないデザインが特徴。
インデックスもイタリアン(斜体)、ケースバックには最近のVWアウディグループのホイールっぽいデザイン(ランボルギーニ・ウラカンの”ミマス”のような)を採用、ボックスも専用のライン入りであったり、とスペシャル感満載であります。

なお、ジウジアーロは一昨年あたりに「パルクール」のライン入りモデル(かつイタリアントリコローレを用いている)を発表しており、これに近いイメージですね。
パルクールはランボルギーニ・ガヤルドのエンジンと車体をベースに、サスペンション(多分プッシュロッドになっていた)とトランスミッション(6速シングルクラッチから7速ツインクラッチへ)を変更したもので、高いロードクリアランスが特徴。
後にアウディがこれを活用して「ナヌーク・コンセプト」を発表しましたが、これもぜひ発売して欲しいコンセプトカーのひとつです。

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