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テックアートがポルシェ・カイエンのカスタムを公開。外装はバッチリ、内装が「ちょっとアレ」な理由とは?

2018/09/27

| テックアートがポルシェ・カイエンの内外装カスタムを披露するも・・・ |

ポルシェのチューニング/カスタムで知られるテックアート(Techart)がポルシェ・カイエン向けのチューニングプログラムを新たにリリース。

今回は特にそのプログラムに「名称」は付与されておらず、単に「カイエン向けチューニングプログラム」とだけ発表されています。

エクステリアはOK、インテリアは?

外装だと2ピース構造のフロントスポイラー、カーボン製のフード(エアインレットつき)、リアディフューザー、ルーフスポイラー、テールゲートスポイラー、そしてローダウンにホイール交換(22インチ:フォーミュラV)といったところ。

ただ、面白いのは「ルーフをブラック」つまり2トーン化しているところで、これはカイエン含めポルシェのカスタムでは非常に珍しいもの(ポルシェはデザイン上、Cピラーで見切りをつけるのが難しい)。

そのほかエキゾーストシステムはチタン製のカスタム仕様(カーボン製マフラーエンド付き)に、そしてエンジンはECU変更にて550馬力から640馬力へ。
これによって0-100キロ加速はスーパーカー並みの3.7秒、最高時速は300km/hへ到達している、とのこと。

テックアート・カイエンのインテリアは新世代へ

なお、今回のテックアートによるカイエンの真髄は「インテリア」。

快適さと豪華さを両立すべく、ドイツのソファメーカー、ロルフベンツ(Rolf Benz)とのコラボによって仕上げられたとのことですが、正直ちょっと微妙。※ロルフベンツの公式サイトはコチラ
素材はロルフベンツ得意のナチュラル・バージン・ウールを使用しており、テックアートいわく「耐久性が高く、汚れにくく、通気性が高い」とアピールするなど、非常に高く高く評価しているようですね。

内装はこのロルフベンツの素材をベースに、それにマッチしたカラーのレザーやパイピング、ペイントで仕上げられているそうですが、パッと見た感じでは「生地が余っているようにしか」見えず、高級感があまり感じられないのは残念。

なお、今回テックアートがウールを使用した理由は不明ではあるものの、一部自動車メーカーで「レザーを使用しない」動きが出てきており、これに準じたものかもしれません。

ベントレーはヴィーガン対応のために「動物由来の素材を一切使用しない」内装を開発しているとされ、レンジローバーも「レザー以外の選択肢」としてウールを用いたオプションを用意。
こういった高額なクルマを購入する人ほどベジタリアンだったりヴィーガンだったり、環境保全意識や動物愛護精神が強いことに配慮したものではありますが、テックアートもそれに倣ったのでは、ということですね。

ただ、自動車メーカーが純正にてこういった「ウール」を使用する場合は「もとからそれを」想定したデザインを行うものの、一般の自動車メーカー、そして今回のポルシェ・カイエンではそれを想定しておらず、よってそこに異素材を持ち込むと「こんな感じ」になってしまうのかもしれません。※今回のカイエンのインテリアに関するテックアートのコンテンツはコチラ

VIA:Techart

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