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【動画】VWゴルフのTVCMが「典型的な性差別」として放送禁止に。これがダメならもう何をやってもダメなんじゃ・・・

2019/09/08

| 最近の表現に対する取締はキツすぎる |

先日、イギリスで放映されたフォルクスワーゲン・ゴルフのTVコマーシャルが「放映禁止になった」と報じられましたが、これは年々厳しくなる規制の「みせしめ」だとして話題に。

イギリスの広告おいては、かなり表現の幅が狭いとはよく言われており、「スポーツドライビング」も規制の対象だと言われるほど。

ただ、今回のフォルクスワーゲンのCMについては、過激な表現を用いておらず、「典型的な性別ごと(男女差)の描写」が問題となっています。

別に性的な表現も用いていない

なお、この「典型的な性別ごとの描写」にて放映禁止が言い渡されたのはこのフォルクスワーゲンのCMが「第一号」とのこと。

その動画とは下のとおりですが、まずは「3パターンの男性」と「1パターンの女性」が登場。

一人目の男性は、断崖絶壁にてテントを張り、2人目の男性は宇宙にて「適応することを学び」、3人目の男性は片足を失っても挑み続けることで「何であろうと成し遂げられないことはない」。

そしてその後に登場する女性はベンチに座って子供を載せたベビーカーをその横に置いているのですが、これに文句を付けたのが、広告に関する映倫のような英国の機関である「Advertising Standards Authority (ASA) 」。

つまり、「男性は冒険に挑んでいるのに女性は子守」ということが女性の権利を制限しているかのように感じられるということで、フォルクスワーゲンはこの物言いに対して「変化と適応を表現したもので、他意はない。ロッククライマーも宇宙飛行士も、パラリンピックのアスリートも、性別による制限を表現したものではない」と反論。

それでもASAはこれにに動じず、「子供の面倒を見るのは女性だと決めつけている」と決めつけ、結果としてこのCMは一方的に放送禁止となり、イギリスでは二度とこれを見ることができなくなった、というのがことの流れ。

言い分はわからなくもないですが、ASAのように受け取る人、そしてこれで気分を害する人はそうそういないと思われ、ちょっと「やりすぎ」のような気もします。

日本でも同じですが、もはや表現の自由は奪われつつあると言ってよく、そういった意図がなくともそれを曲解する人々が現れ、それを「鬼の首を取ったように」高らかに宣言するのはどうだかなあ、と考えたりします。

F1が「グリッドガール」廃止に動いた際、「廃止に反対」したのは当のグリッドガールたちでしたが、なにかがおかしい、と思わせることがこの世の中で起きているようですね。

https://intensive911.com/?p=124442

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