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ブガッティ・シロンの最高速は「タイヤ」に依存。まだまだ速度を出せるものの「耐えられるタイヤがない」

2017/06/29

| ブガッティ・シロンの最高速はタイヤに依存する |

ブガッティのテストドライバー、アンディ・ウォラスさんがメディアに語ったところによると、ブガッティ・シロンには公称最高速である時速420キロを容易に超えるポテンシャルがある、とのこと。
さらには時速482キロすら出せる可能性がある、とも語っています。

ただし現在の頃問題なのは「タイヤ」で、現在のレベルのタイヤでは遠心力に耐えることができず、時速480キロを突破するにはタイヤの進化を待つ必要があるようですね(”世界最速のインディアン”でも最高速チャレンジ時にタイヤが遠心力で膨らむ問題を指摘)。

なおシロンのバルブキャップは一個あたり2.5グラムしか重量がないそうですが、シロンが時速420キロを出した時、計算上は(2.5gのバルブが)7.2キロにも匹敵する重さになる、とのこと。

現在のところ時速480キロに耐えうるタイヤはなく、しかしミシュランが「時速450キロまで」対応できるタイヤを製造するとしており、その時はシロンの最高速も「450キロ」に引き上げられるかもしれません。
エンジンパワーさえ出ており、かつそれを路面に伝えることができればいくらでもスピードは出せると思いがちですが、意外なところが盲点で「最高速が制限されている」ようですね。
ヘネシー・ヴェノムGTも新型にて世界最高速の更新を狙っているようですが、やはり同じように「タイヤ」の問題に行き当たるのかもしれません。

なお、ヴェイロンを発売するに際し、ブガッティは「時速400キロを超えることがいかに難しいか」を語っており、それはエンジンパワーの問題ではなく、回転系の精度や(上述のバルブではないですが、ちょっとした重量がこの速度域では大きな問題に)超高回転によって飛び散るグリスなど、「想定外」のことについて触れていたことが思い出されます。

もちろんヴェイロンやシロンのタイヤは「専用品」ですが、ヴェイロンのタイヤは4輪で「400万円」と言われていますね。

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