マツダの次世代商品群を示唆する「魁 CONCEPT」
マツダが東京モーターショーにて展示する「魁 CONCEPT」を発表。
これはコンパクトハッチバックに属するコンセプトカーとなっており、すでにマツダが発表した次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」を搭載したもの。
このコンセプトカーにおいて、「魁」は「カイ(KAI)」と読むようですが、「さきがけ」とも読め、このコンセプトカーは新技術を真っ先に搭載し発売する、というマツダの意思表示なのかもしれません。
マツダが早くも次世代エンジン搭載車両をテスト中。ボディサイドには誇らしげに「SKYACTIV-X」
マツダが次世代エンジン「SKYACTIV-X」詳細を発表。加えて2019年より電動化、2025年に自動運転導入と宣言
マツダ「魁 CONCEPT(カイ・コンセプト)」を見てみよう
さらには次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」、深化した「魂動」デザインを採用したと発表されており、車体、エンジン、そしてデザインすべてにおける「次世代」車両と考えて良さそう。
マツダによると”パフォーマンスフィールや乗り心地、静粛性など、全方位で飛躍的に洗練されたダイナミクス性能に加え、力強い塊感が際立つプロポーションと、ボディサイドの繊細な光の動きがもたらす生命感あふれるフォルム”が特徴、とのこと。
コンパクトハッチバックではあるものの、伸びやかなフォルムが特徴。
最近のマツダらしく、フロントグリル上にエクステンションを設けてノーズを長く見せていることがその理由かと思われます。
リアはなんとなくマツダっぽいイメージを残していますね。
ドアハンドルはフラッシュマウント。
ただしあまりに小さいので、ポップアップするのではなく「タッチすると開く」方法を採用しているのかも。
ルーフはガラスを組み合わせた独特な形状。
この構造で市販されればそうとうなインパクトを他メーカーに与えることになりそうです。
前後フェンダーが極端に張り出したスタイル。
フロントが長く、リアがかなり短い独特のスタイル(いすゞピアッツァを思い出す)。
マツダ「魁 CONCEPT」のインテリアはこうなっている
インテリアは非常にシンプル。
センターコンソールは大きく高く、「囲まれ感」があり、同時に安心感も感じられそう。
静粛性についてもマツダは強調しており、かなり「快適さ」にこだわった室内と言えそうですね。
全体的には現実性の高いコンセプトカーであり、既存「アクセラ」の置きかえなのか新規プレミアムモデルとして追加されるのかは不明ではあるものの、市販化には期待したいところ。
マツダは次世代「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」エンジン搭載車について2019年に発売するとしており、このハッチバックが第一弾となるのかもしれません。