ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4発注から納車までの状況をまとめてみた(2)
なぜマニュアル・トランスミッションではなくセミAT(eギア)を選んだのか
今さらですが、ぼくがeギアを選んだことにはいくつか理由があります。ぼくは(たぶん)MT派で知られており、今回eギア(セミAT)を選んだことに対しては、けっこうな驚きをもって迎えられたわけです。
ここで(メンテナンスに不安がある)eギア選択の理由を列挙すると下記の通り。
2.ガヤルド・スーパートロフェオに使用される車輌がeギアなので、耐久性には問題ないだろうと判断した
3.eギア自体(のクラッチ)がちょっと新しくなったので耐久性が向上したと判断
4.イタリア警察のガヤルド(パトカー)もMTからeギアになったので、同じく耐久性の問題は小さなものになったと判断
5.さらにeギアにおけるシフトチェンジの速度が速くなったので、それなりの耐久性を確保したのだろうと判断
6.リセールを考慮
おおかた理由は上記の通りですが、ぼくがeギア搭載車の試乗後に(マニュアル・トランスミッションではなく)eギア選択を即決した決定的な理由がひとつあります。
それは実際に運転してみてはじめてわかったことですが、eギアは「運転を楽しくするためにある」ということ。eギアだからと言って安楽なわけでも、車任せで運転した方(ATモード)が速いわけでもありません。あくまでも人が「操作する」ことを主眼においた「セミAT」なわけで、マニュアル操作できるATではないわけです。
ATでは、ぼくがわざわざシフトチェンジする意味もありませんし、必要も無いのですね。ぼくが考えるMTとATの違いとは、トルコンだとかCVTだとかデュアルクラッチだとかロボットクラッチだとか、そういったことではなく、ただ「車がギアを選ぶのか、自分がギアを選ぶのか」ということ。
そして、その違いはぼくにとって決定的なものであり、車を運転するときのぼくの存在意義とも密接に結びつくものでもあります。そんなわけで、「自分がギアを選ぶこと」を前提に設計・プログラムされた(と思える)eギアは、ぼくにとってMTと同義でもあるわけで、逆にデュアルクラッチであっても、車任せでの運転を主眼に設計されたトランスミッションであれば、ぼくは絶対に選ばないだろう、ということですね。
トランスミッション選択と同時に大きく驚かせてしまったのが「ボディカラー」だと思います。やはりぼくといえば「イエロー」というイメージが固定されているものと思われますが、今回、ぼくはスタンダードカラーにイエローが含まれているにもかかわらず、イエローを選んでいません(結果的に注文したグレード「ビアンカ」はイエローが選べないわけですが、それとイエローを選ばなかったことは無関係です)。
なぜイエローを選ばなかったのか、ということについては、ぼくは「イエローのポルシェ」が好きであって「イエローの車全て」が好きなわけではないこと、そして以前に述べたようにもっともその車に似合う(とぼくが考える)であろう色を選んだことが理由なのですね。
ガレージにランボルギーニ・ガヤルドを納める準備を始める
そうこうしているうちにガレージへとガヤルドが収まることになりますが、将来的にガヤルドとペアとなる車両のことを考えたりするわけです。現実的には有り金をはたいたのでもうしばらく車を購入することはできませんが、ガヤルドという、「イタリア車でしかも現実的に”足”とはなりにくい車」の存在を考えると、もう一台はかなり現実的な車を選ぶ必要がありそうですね。
「せっかくならもう一台もイタリア車を」と考えたりするのですが、例えばどこかへ行こうとしても、もう一台のイタリア車が故障して動かない、じゃあガヤルドで行こうか、と思ったらガヤルドのバッテリーも上がってた、という現象が起こりそうに思われ、そうなるとガヤルドにプラスする車について、「イタリア車」は敬遠した方が良いのかもしれません。
最近では比較的コンパクトで、足になりやすい車としてイタリア車とくにアルファロメオMITOやアバルト500が気になっていたのですが、ちょっとここは見送りですね。
そうなるとやはり追加するのは信頼性の高い日本車もしくはドイツ車ということになり、しかし残念なことに日本車では現在物欲をそそられる車がありません。
ドイツ車となると、親会社のアウディ車が関連性もあり良さそうだ、と思いますが、これもまた現在心の琴線に触れる車がありません。
強いてあげると「もう一台」として有力なのはVWシロッコ。
なお納車に先駆け、二本付属しているキーのうち、1本をまずもらってきました。
キーはアウディと同じ構造ですが、外観が微妙に異なります(アウディは四角っぽいですが、ガヤルドは片側が尖っている。このトンガリが何を意味するのかは不明)。
外側は樹脂むきだしではあるものの、個人的な感想としては、ペイントするなど、やはりもう少し高級感を持たせて欲しかったと思います。
カギ部分はやはりアウディ同様のバタフライ式。その構造のためか、正直、けっこう重いですね。
ちなみにランボルギーニ・クレスト(エンブレム)部分はゴールドアルマイトが施されたアルミ板に黒でクレストがプリントされたもので、立体的なものではありません。
ローンの本申し込みを行ってきた
先日「事前審査」に通っていたローンの本申し込みを終了。
同時に納車までに取り付けてもらう予定の部品(ミラー、レーダー探知機、充電器のコネクタ)をディーラーへと持ち込んでサービス担当の方と打ち合わせを行い、カメラの取り付け位置も含めて取り付方法を決定。
その他、納車後に取り付ける予定の部品について、その適合や位置を確認したり、そのほかおおよその予定を終え、あとは頭金を払って納車を待つばかりです。
なおシミュレーション上では残価設定ローンを組むと、ガヤルドの場合、3年ローンでは残価50%、5年ローンでは残価が30%。
ちなみにアウディR8は3年で40%、5年で20%ですね。ポルシェだと3年40%、5年だと%25です。そう考えると、ガヤルドの残価設定はけっこう強気であることがわかりますね。
ミニは5年で50%ですので、この50%というのは相当に高い数字であることがわかります。
なんとなく、ぼくの中ではガヤルドに対して、「アメリカ西海岸のイメージ」があります。それはおそらく、ガヤルドのイメージカラーに採用されるボディカラーや、主にメディア向け試乗会で用意される車輌の色(つまりぼくらがメディアで目にする色)に起因するものと思われます。また、メインマーケットはやはり北米、さらには西の方であると考えられるので、イメージショットも(スパイダーを中心に)そういった雰囲気のものが多いように思います。ガヤルドは、近年の車には珍しく、あまり「シルバー」や「ダークグレーメタリック」といった個体があまり見られません。
ネイビーやダークグリーン、レッド系も少なく、やはりイエローやオレンジ、ホワイトといった明るいボディカラーが多いですね(スーパーレッジェーラはグレーが設定されましたが)。音楽で言えばデイヴ・リー・ロスや、モトリークルーのような、スカッとたロックのイメージを、ぼくはガヤルドに対して抱いているわけですね。
なお、着々と納車準備を進めており、納車前後にて取り付ける(または施工する)予定の装備などは下記のとおり。
まず下記は納車前にディーラーにて取り付けてもらい、その後に納車となります。
ホイールペイント
バックモニタ
ワイドドアミラー
充電器のコネクタ
納車後に取り付け/施工予定のものとしては下記のとおり。
バルブキャップ
(各所)LEDバルブ
バックモニタのカバー(日産キューブ用)
リヤエンブレムの交換
ワイドルームミラー
室内イルミ
これらが一段落した後に、ガラスコーティング施工の予定ですが、ちょっと悩んでいるのがグリルの塗装。「スタイル・パッケージ」なるオプションでは、フロントのグリルというかネット左右と中央、その3か所がグロスブラックにペイントされるわけです。
ペイントによるメリットとしては(ぼくにとって)見栄えの向上、というよりもハニカム状の非常に洗いにくいこのネットに汚れが付きにくくなるので洗うのが容易になる、紫外線による劣化によって樹脂が白っぽくなるのを防げる(ケミカルで防止できますが面倒)、といった実用的な面が大きいですね。
これらネットは見たところボルト固定ですので、比較的簡単に外すことができそうです。そして、これらを塗るのであれば、ボディサイドとショルダーの左右各2か所のネット、リヤのネットも同時に塗る予定。
リヤのグリルはフロントと同じくボルト固定のようですが、サイドはざっと見るにはめ込みっぽいですね。となると周囲にマスキングして引っ張って外すしかなさそうですね。
ペイントするtpなると、色はいまのところブラックを予定。そうなると塗ったか塗っていないかわかりにくいのですが、上で述べたようにぼくが感じる塗装のメリットは主にメンテにおいてですし、今回ガヤルドは「ホワイト&ブラックのみ」の路線で行きますので、やはり「ブラック」一択。
ランボルギーニ・ガヤルドの生産が完了した
ぼくのガヤルドですが、生産が完了し、現在海上輸送中です。3月末頃には日本へ到着する見込みですが、そこから納車整備で3週間、その後ホイール塗装やレーダー探知機取付けなどがあり、なんだかんだで5月以降に納車となるのでは、と想像しています。正直金額を考えると「やりすぎたか」と思わないでも無いですが、とにかく頑張って頭金を支払い、かつ維持してゆくしか無いわけです。
そもそも、ぼくの計画の中には997の次は991GT3、という計画があって、ガヤルドは完全に計画外。
どのみち人生は計画通りにはゆかず、この先に何が起きるかわかりませんし、昨年の今頃だって世間ではサブプライム問題など予想しうるはずもなく、原油高に苦しんでいたわけですね。
ぼくは最近極めて短いタームで人生を捉えるようになっており、その短いターム内で最良と思われる判断を下す習慣が身についています。そして、人生はその短いタームの積み重ねである、と考えるようになっています。
そういえば最近本棚を整理していたところ、わりと以前からぼくはガヤルドを気にしていたようで、ガヤルド登場時よりガヤルドの特集が組まれた雑誌が少なからず出てきました。
ぼくは雑誌をほとんど買わないので、ガヤルドの特集が組まれたものがこれほど自分の本棚に現存しているということは、やはりガヤルドの記事目当てで雑誌を購入した、ということになります。最も古いものは2003年5月発行のもので、当時このガヤルドの記事を読んだだぼくはガヤルドをどう捉えていたのか、それは今では知る由もありません。
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4購入の経緯(1)。なぜガヤルドなのか?
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4購入の経緯(2)。仕様について悩み中
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4購入の経緯(3)。ガヤルドをついに注文する
【まとめ】ランンボルギーニ・ガヤルドLP560-4発注から納車まで(1)