| 新型ヴァイパーはマニア向けのハードコアモデルに? |
ダッジ・ヴァイパーが復活か?というウワサ。
ヴァイパーは2017年に生産が終了し、それまでヴァイパーが生産されていた工場やパーツを保管していたスペースは「ヒストリックカーの展示スペース」として転用されることになり、そのストックもオークションで一掃しています。
つまりヴァイパーは物理的に継続の可能性を消去されたかに見えたわけですが、今回Car and Driverが「2020年の後半にヴァイパーが復活」と報道。
価格は1000万円以下
新型ヴァイパーについては不明な点が多く、同メディアによると「スペースフレームをベースとし、アルミとカーボンを多用」とのこと。
さらに「クラシックなルックスを持ち、まずはロードスターから発売(クーペは数年後に追加)」としています。
なおヴァイパーのキャラクターを形成する「V10」エンジンは環境対策かV8へと置き換えられ、出力は550馬力、ハイパフォーマンスバージョン(第2世代のヘルキャットエンジン搭載)では700馬力に達する、とも。
当然といえば当然ですがトランスミッションは「マニュアルのみ」で、ハードコアなマニアに向けたモデルになるとされ、このぶんだと電子制御も最小限に抑えられ、もちろん重量もなかなり軽く作られて「新生TVRグリフィス」のような性格となるのかもしれませんね。
なお発売は2020年ながらも発表は2019年、つまりヴァイパーの「30周年」に当たる年に行われるとしており、価格は1000万円以下、という情報も。
もともとダッジ・ヴァイパーはクライスラーがコルベットへの対抗として計画したクルマで、1989年にコンセプトモデル公開、1991年に販売開始。
開発には当時クライスラー傘下にあったランボルギーニが関係しており、V10エンジンのチューン(ガヤルドがV10エンジン搭載にて登場したのもこれと無関係ではないのかも)、足回りのセッティングもランボルギーニが担当。
とにかくマッスル、どこまで行ってもマッスルという「わかりやすさ」からファンも多く、販売減少によって生産が終了するも、その際には「在庫を買い占める」ディーラーが登場したり、オーナーズクラブが資金を集めてヴァイパーの生産権利を引き取ろうとしたこともあるクルマ。
自動車史に名を残すビッグネームであることは間違いなく、その意味でリバイバルは「当然」と言えるかもしれません。
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