| なぜ?ランボルギーニが養蜂をはじめる |
ランボルギーニがミツバチを育てはじめた、と公表。
これは国連の主導する生態系調査になにか貢献できないかと考えての取り組みだそうですが、先日ポルシェも150万匹のミツバチによって蜂蜜を量産するビジネスをスタートさせており、にわかにフォルクスワーゲングループでは「ミツバチ流行り」。
ランボルギーニとミツバチには共通点がある
ただランボルギーニの場合はビジネスとしてではなく純粋に「環境汚染と生態系との関連性」を調べるための研究を行うことが目的だそうで、ボローニャ大学等と共同してこれを進めるようですね。
ちなみにアインシュタインが「ミツバチがいなくなったら人類は滅ぶ」と発言したのは有名な話で、これはミツバチがいなくなると多くの植物が受粉できなくなり、実を結んだり存続できなくなるため。
一般にミツバチは植物の80%を存続させ、我々が消費する果物やナッツなどの33%に相当する量を(ミツバチ媒介の受粉によって)供給しているともされますが、現在大きな問題となっているのが「ミツバチの減少」。※いちごは100%ミツバチの花粉媒介による受粉らしい
ミツバチが減ると植物が減り、となると食料も減り、人類や家畜が存続することが困難になってやがては絶滅という図式となるわけですが、今のところミツバチ減少の原因は不明とされています。
一説では農薬が原因だというものもありますが、そのほかにも原因があり、「大気汚染と土壌汚染」が現在重視されている要因で、ランボルギーニは今回の研究を通じてこれを探ってゆく模様。
ちなみにランボルギーニはカーボンファイバー技術を「義肢」に活用したりと医療分野にも進出していて、自動車以外にも様々なジャンルへとチャレンジを行ってゆくようですね。
なお、蜂の巣の形状「ハニカム」は最も少ない材料で最大の強度を得られるとしても知られ、自動車や航空機などに用いられる構造。
ランボルギーニもこのハニカム構造(六角形=ヘキサゴン)を構造やデザインに多用しているため、ミツバチとのイメージ的相性は良いのかもしれません(しかもカンパニーカラーもミツバチと同じ”ブラックとイエロー”)。
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