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フェラーリが2022年までの計画を公開!V6エンジン、ハイブリッド、SUV、新ハイパーカーが明らかに

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| フェラーリが2022年までの計画を公開 |

フェラーリは以前に2018年までの計画を公開していましたが、今回は2022年までの計画を公開しています。
これは有力株主を対象に業容の説明を行う「キャピタル・マーケット・デイ」イベントにて説明がなされたもので、「フェラーリ・モンツァSP1/SP2」もこのイベントにて発表されたものですね。

この内容を見ると「驚くべき」事実も含まれていますが、ひとまずは順を追ってそれらを見てみましょう。

フェラーリの成長神話はまだまだ続く

今回説明がなされたものを要約すると「製品ラインアップの見直しと拡充」「より利益の出る構造」「ブランドの原点回帰」といったところに集約されそう。
フェラーリしか持ちえない、強力なブランド力をさらに強化するために投資を行い、永続的な成長をもたらす、というものとなっています。

今後のフェラーリは「セグメンテーション」が進む

まずは一番上の画像ですが、これはフェラーリの将来的な「モデル構成比率」を示したもの。
詳細は後述しますが、「ICONA」が5%、「GT」が40%、「SPORT」が50%、「スペシャルシリーズ」が5%。

加えて2022年の構成において「ICE(ガソリンエンジン)」が60%、「ハイブリッド」が40%となっており、これは以前に「2019年以降に発売するモデルはすべてハイブリッド」としていた内容とは異なるもので、ガソリンエンジン車の販売を継続する、そしてこれから出るニューモデルもガソリンエンジン駆動を継続する可能性がありそうです。

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そしてモデル構成のうち、5%を構成する「ICONA」。
ICONA(イコナ)」は今回「モンツァSP1/SP2」として発表されたものですが、イタリア語で「アイコン」を意味。
そしてアイコンの意味の通り、過去のアイコニックなフェラーリを現代風に解釈し、革新的な素材や、最新テクノロジーでこれを表現するもの。

さらには「フェラーリブランドを象徴する、新たな”柱”の第一章となるとしており、今後この”柱”は増えてゆく、ということも予感させます。

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次は別の5%を構成するスペシャルシリーズ。
それぞれ独自のコンセプトを持ち、ベースモデルに対して高いテクノロジーとパフォーマンスが与えられ、台数もしくは期間の”限定”があり、高い利益を稼ぎ出すモデル、という定義です。

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40%を占める「GT(グランツーリスモ=Gran Tourisomo)」シリーズはフェラーリのルーツに基づき、優雅さとドライビングエモーションとを備え、より幅広い顧客にアピールでき、かつPHEVもラインアップして快適性も重視したラインアップ。
現行モデルだとGTC4ルッソ、ポルトフィーノがここに分類されるようですね。
カリフォルニアがそうであったように、「新規顧客」をフェラーリに呼び込む役目を果たすことになりそうです。

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そして構成比の半分、50%を占めるスポーツカー。
パフォーマンス、そしてドライビングエモーションにておいてフェラーリをけん引し、F1からフィードバックを得た技術を使用したサーキット走行を見据えたモデル、という位置づけです。

これからのフェラーリのデザインはこうなる

そしてフェラーリは今後のデザインについても言及。
1950-1960年代のフェラーリ製グラントゥーリズモにインスパイアされたデザインを採用し、フェラーリとしての統一性を強調してゆく模様。

おそらくは販売台数の増加、SUVの投入によって起こりうるであろう「ブランドイメージの希薄化」への対策だと思われます。

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インテリアだと新世代の「ヒューマン・マシン・インターフェース」を採用し、ヘッドアップディスプレイ、新型メーター、新しい操作系、新デザインのステアリングホイール、最新のコネクティビティを採用し、「助手席の人も」楽しめるようにする意向。
現在でも助手席に「メーター」を装備するオプションがあり、フェラーリは意外や「助手席」を重要視しているようですね。

なお、フェラーリの掲げている「アイズ・オン・ロード、ハンズ・オン・ザ・ステアリングホイール」はなかなかにいい言葉で、実際のところフェラーリはウインカーなどもレバーではなく「ステアリングホイールのスポーク上」に設けており、エンジン回転についても(オプションですが)視覚的に色で回転数が理解できるようにステアリングホイールに内蔵するなど、「ステアリングホイールを握って、前だけ見ておけばOK」というコンセプトを採用。

これはもちろん、一瞬の視線移動や、ごくわずかな操作にかかる時間が「取り返しのつかないこと」となってしまうF1と直結する考え方なのだと思われます(同様の理由にて、マニュアル・トランスミッションを廃止している)。

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パワートレーンにはV6も登場、モデルラインアップは拡大

こちらは驚きの「V6エンジン」登場。
おそらくですが、ハイブリッドとの組み合わせにて用いられるのかもしれません。

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そしてこちらは今後のフェラーリにおけるパッケージング。
エンジンはV12、V8、V6を使用し、駆動方式は2WDと4WD、エンジンレイアウトはフロントもしくはリアミッド。
フロントエンジンの場合はギアボックスがリアに位置する「トランスアクスル」レイアウトを採用するようですね。

そして乗員は2名、2+2、そして4名を想定。

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そしてボディタイプについて「クーペ」「スパイダー」「プロサングエ(Purosangue)」の三つ。
プロサングエはイタリア語でサラブレッドの意味ですが、どうやらフェラーリはこれをSUVのボディ形状の呼称として用いるようです(もしくはGTC4ルッソのようなワゴンもここに含む?)。

このPurosangue=プロサングエについては、「セグメントでトップのパフォーマンス、そしてドライブの楽しさ」「どんな状況でもフェラーリのドライビングエモーションを楽しめる」「乗降しやすく快適」「新しい販売機会創出の可能性」を掲げており、やはりSUVだと考えて良さそうですね。

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そしてフェラーリは新型ハイパーカーにも触れており、これについてはパフォーマンスと技術的な革新がなされたモデルであること、将来的に他ラインアップに波及させる技術を持つ先駆者であること、すでに具体的に開発がなされていること、が示されています。

これからのフェラーリのパッケージングはこうなる

こちらは今後フェラーリが散りいれてゆく、フロントエンジン車のパッケージング。
エンジンはフロントミッド、4WD、先進的なサスペンション(アダプティブサスペンション?)、リアシートエンターテイメント、手元集中コントロール、乗り降りのしやすさや快適性、高いロードクリアランス、トランスアクスル、ハイブリッドといったところ。

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こちらはリアミッドエンジン車。
ハイブリッド、手元集中コントロール、F1由来のエアロダイナミクス、低重心、軽量設計、といった感じ。
内容としてはかなりシンプルで、まさに基本を追求したというイメージです。

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そして最後は「第二世代」フェラーリ製ハイブリッドの加速。
ラ・フェラーリを凌ぐ加速を持つことが分かります。

フェラーリは不測の事態にてCEOが交代したばかりですが、おそらくは前セルジオ・マルキオンネCEOのプランを下敷きにしたであろう新プランを公開し、これを見る限りでは希少性やブランド性を損なわず、利益を最大化できるような戦略を持っているように思われ、今後も安定して成長を続けることができそうですね。

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