ランボルギーニのツーリングは思っていたよりもアットホームだった
さて、ランボルギーニのツーリングレポート、今回は最終編。
ぼくは10年ランボルギーニ乗っている割に、ランボルギーニのツーリングにはじめて参加するわけですが、その印象は思っていたよりもずっとアットホームで紳士的。
ランボルギーニといえば強面の人が乗っている印象があるものの、実際はそういったことはなく、オーナーさんは皆気さくな人ばかりで、自分のクルマに対しても開放的だと感じました。
ランボルギーニは実にカラフル
こちらは第一休憩ポイントの岸和田サービスエリア。
ぼくは居住地の関係で集合地点ではなくここからの参加です。
そして岸和田SAに到着するとランボルギーニの大群が待ち構えることに。
画像右上の積車はランボルギーニ大阪/神戸さんが所有するもので、ツーリングにはずっと帯同してくれているので「万一」があっても安心です(幸いながらそういった事態は発生しなかった)。
サービスエリアでは無駄なアイドリングや空ぶかしはいっさいなく、きっちり整列しているので一般の人も遠慮なく近づいてきて写真を撮っていたようですね。
そしてボディカラーでもっとも多いのはオレンジとイエロー、そしてレッド系。
グリーンやブルーも意外や多く、逆にホワイトとブラックは「かなり少ない」部類。
なお90年台のランボルギーニは、フェラーリとの競合を避けるためか「レッド」をあまりイメージカラーに採用することがなかったように思われ、しかしガヤルド「スーパートロフェオ・ストラダーレ」にてロッソ・マルスを採用したあたりからその方向性が変化してきた(レッドを表に出すことが増えてきた)、と記憶しています。
↓こちらは岸和田サービスエリアでの動画。
ただ、ランボルギーニは「カウンタック」「ディアブロ」のようにレッドが好まれたクルマや時代もあり、いったんレッドが復活すると一気にその人気が再燃したのかもしれません。
集まった車種としては今回アヴェンタドールとウラカンのみ。
しかもウラカンだとペルフォルマンテ、アヴェンタドールだとSVがかなり多く、「こんなにランボルギーニのハイパフォーマンスモデルが売れていたのか・・・」と驚かされることに。
そしてなんと納車されたばかりのアヴェンタドールSVJも。
さらに「世界に一台」、アヴェンタドールSロードスターの限定モデル「アヴェンタドールSロードスター 50th アニバーサリー・ジャパン・エディション”風”」の姿も。
これは日本へのランボルギーニ導入50周年を記念し、日本を象徴する 「水」「地」「風」「空」「火」という要素をテーマにカスタムされたスペシャルエディションのうち、「風」をイメージしたもの。
ホワイトとブラックのグラデーション塗装が採用され、もはやクルマというよりは「芸術品」の域に達している希少車です。
馬力に余裕があると走りに余裕も
その後岸和田サービスエリアを出て一路白浜へ。
実際に走行を開始してもその走りは紳士的で、無茶な走りや一般車に迷惑をかけるような行為もないのが印象的。
その気になれば、どのクルマよりも高いパフォーマンスを発揮できる」という心の余裕がそうさせるのかもしれません(お金とクルマの馬力はよく似ていて、どちらもあればあるほど心に余裕が出ると考えている。争ったり主張したりということに意味を見出さなくなる)。
なお、スーパーカーのツーリングというと「飛び石」が最大の懸念事項ではありますが、さすがに皆さん慣れていて、かなりの車間距離を空けています。
↓こちらは第二休憩ポイントの印南サービスエリアでの動画。
南紀白浜空港では滑走路でフル加速
その後南紀白浜空港に到着。
ここでは滑走路を借り切って「ゼロヨン大会」の開催となり(そこまでシリアスではなく、各々のペースで走れる)、その様子はこちらにまとめています。
こちらも空港での一コマ。
皆さん本当に車が好きなんだな、という雰囲気が伝わってきます。
そして総勢27台のランボルギーニが集まった様子は壮観(40台以上集まるときもあるという)。
ぼくのウラカンは僭越ながらアヴェンタドールSロードスター「Ver.風」の横へ。
そしてもう一度 アヴェンタドールSロードスター 50th アニバーサリー・ジャパン・エディション”風” の動画ですが、こんなに美しいクルマはほかにない、と考えています。
なお、ホイールにはボディカラーに合わせたホワイトのラインを入れられているようですね。
そしてこちらは南紀白浜空港にて一本目のゼロヨンを終了し、続々戻ってくるランボルギーニたち。
ツーリングの最後は昼食→解散
そして最後は白浜にある「ホテル川久」にて昼食。
やたら豪華なホテルで驚きましたが、建物や調度品にかなりお金のかかった施設のようですね。
もちろん駐車場は安全な区画を確保してくれていて、安心してクルマを置くことが出来ます。
ツーリングは終始快適だった
ツーリングの先導車はランボルギーニ大阪/神戸さんのデモカーである黄色いウルス。
車高も高く目立つので、先導車としては「もってこい」。
なお、ツーリング中には配布された無線を通じて様々な情報(観光情報も)や道路事情などを知らせてくれ、安心して走ることができたのが印象的で、下見や準備、駐車場所の確保などには相当な手間がかかっていると思いますが、おかげさまで非常に快適かつ楽しい一日が過ごせたと思います。
よって、これまでツーリングに参加してこなかったのを悔やむことになり、それは「もっと早く参加しとけばよかったな」と感じたほどで、次回についても可能な限り都合をつけてツーリングにご一緒させていただければと感じている次第。
なかなか皆さんの中に溶け込めず残念でしたが、徐々に慣れてゆくことができれば、とも考えています。
末筆ではあるものの、細部に至るまで手配や気遣いを行ってくれたランボルギーニ大阪/神戸さんにお礼を申し上げるとともに、参加された方、快くクルマを見せていただいたオーナーさんにもお礼申し上げます。
その他の画像は「ランボルギーニ白浜ツーリング」に保存中。
番外編:ウラカンでこれだけの距離を走ったのははじめてだ
なお、ツーリングの総走行距離は400キロに及び、ぼくは一日でこれだけの距離をウラカンで走ったのははじめて(今まではせいぜい300キロくらい)。
時間についても帰路が渋滞したために相当な時間をウラカンとともに過ごしたことになりますが、改めてウラカンの快適さやパフォーマンス、ボディ剛性の高さを感じさせられることに。
ただ、シートだけは(座面をギリギリまで下げるためか)クッションが薄く、さすがに「ちょっと腰が痛くなったな」というのが偽らざる心境です(それがウラカンの魅力を微塵たりとも損なうものではありませんが)。