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時代は「パープル」?フェラーリがブルー、グリーンに続いて推すのは近代的な「パープル」

時代は「パープル」?フェラーリがブルー、グリーンに続いて推すのは近代的な「パープル」

Image:Ferrari

| フェラーリはここ最近、多用なボディカラーをラインアップしている |

たしかに最近は「レッド」のフェラーリが減ってきたという印象も

さて、フェラーリはつい先日最新モデル「アマルフィ」を発表していますが、そのカーコンフィギュレーター(なかなか繋がらない)を見て気づいたのが「パープル」がラインアップされていること。

なお、近年のフェラーリは「ブルー」「グリーン」など「ロッソ以外」のボディカラーを全面に押し出すことが多くなっており、もしかすると「ロッソ比率」を下げたいのかもしれません(市場に出回るフェラーリの仕様をなるべく特定職に集中させたくないのかもしれない)。

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フェラーリはけっこう色々なパープルを用意していた

なお、この「パープル」はアマルフィにて始まった例というわけではなく、先に発表された296スペチアーレでは「ヴィオラ・ホンコン(Viola Hongkong)」が追加されており、これはこれでかなり「意外」な選択肢です。

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Image:Ferrari

そして今回、アマルフィでは侵食のグリーンのほか「ヴィオレット・ディーノ」を選べるようになっていて、フェラーリがこれほどまでに「パープルを通常選べるオプションとして」用意するのはかなり珍しいんじゃないかと考えています。※ヴィオラ・ホンコンよりもちょっと明るいようだ

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Image:Ferrari

これまでにも「パープルのフェラーリ」が何度かネット上に登場しているものの、その多くは「テーラーメイド」によってカスタムされたもので、なかなかパープルという選択肢が公式カーコンフィギュレーターでは見られなかったわけですね。

そのほかにはこんなパープルも

そこでフェラーリが用意するパープルにはどんな物があるのかを調べてみると、ざっと以下のカラーがあるもよう。

  • Vinaccia
  • Prugna
  • Purple Metallic Asprey
  • Viola Pasifae
  • Viola 70
  • Viola Metalizzato
  • Viola SE

おそらくはもっとたくさんの「パープル」が用意されているのだと思われますが、ちょっと見てみただけでもこれだけのカラーが登場しており、これはこれでちょっと意外な事実です。

なお、フェラーリにとってのパープルは「比較的近代になって登場したもの(つまりヒストリックカラーではない)」がほとんどだと思われますが、そのぶん最近のフェラーリの持つ抑揚にはマッチするカラーなのかもしれませんね。※ヴィオレット ディーノについては、ディーノ246GTに採用例があるようだ。ディーノはけっこうカラーバリエーションが多いように思う

パープルが与える印象、パープルが持つ意味とは?

そこで「パープル(紫)」が持つ意味や印象については一般的に以下の通り。

パープルは非常に美しく優雅なカラーである反面、「ヤンチャっぽく」見えてしまうこともあり、なかなか「自分の車のカラーとして選ぶ」には勇気を試される色味なのかもしれません(ぼくはランボルギーニ・ウラカンEVO RWD注文時、パープルを選ぼうとしたが勇気を持てず見送ったことがある)。

パープルの意味

  • 高貴・尊厳: 古代からパープルに用いられる染料が貴重であったため、王族や貴族、宗教的な指導者の色として用いられ、特に濃い紫は威厳や権力を象徴する
  • 神秘・スピリチュアル: 現実には少ない色であるため、非日常的、神秘的、精神的な意味合いが強く、宇宙、魔法、直感、霊性などと結びつけられる
  • 芸術・創造性: 赤の情熱と青の冷静さを併せ持つため、独創性、芸術性、創造力を刺激する色とされる
  • 富・贅沢: 高価な染料から作られていた歴史から、富や贅沢の象徴でもある
  • 癒し・瞑想: 心を落ち着かせ、内省を促す効果があると言われており、ストレス軽減やリラックス効果も期待されている
  • 移り変わり・過渡期: 赤と青の中間色であることから、二つの異なる状態の間の「移り変わり」や「過渡期」を表すことも

パープルの印象

  • 優雅・上品: 落ち着いた雰囲気と高貴なイメージから、優雅で上品な印象を与える
  • 個性的・独特: 一般的な色ではないため、個性的で独特なセンスを感じさせる
  • 大人っぽい・成熟: 落ち着きがあり、深みのある色であるため、大人っぽさや成熟した印象を与える
  • 魅惑的・エキゾチック: 神秘的な雰囲気と相まって、魅惑的でエキゾチックな印象を与えることも
  • メランコリック・憂鬱: 青の要素が強い紫は、ときに孤独感や憂鬱な感情を連想させる
  • 癒し・安らぎ: ラベンダー色のような淡い紫は、心に安らぎを与える優しい印象を演出

色調による違い

  • 濃い紫(ロイヤルパープル、インディゴなど): 高貴、威厳、神秘、重厚感
  • 明るい紫(ライラック、ラベンダーなど): 優しさ、癒し、ロマンチック、上品、繊細
  • 赤みがかった紫(マゼンタ、ワインレッドに近い紫など): 情熱、華やかさ、女性らしさ、魅力
  • 青みがかった紫(すみれ色、バイオレットなど): 神秘、知性、冷静、品格

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参照:Ferrari

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