| 香港では残り少なくなった正統派ストロングスタイルの飲茶 |
さて、香港紀行「グルメ編」。
ぼくは見かけによらず大食漢なので、けっこういろいろなモノを食べます。
ほぼ好き嫌いはなく、なんでも食べることができ、かつ安価な地元グルメでもなんでもOK。
そこでまず訪れたのは「蓮香茶室」。
「蓮香楼」は「蓮香茶室」へと名を変えて営業再開
こちらがその蓮香茶室。
移転騒ぎなどあったものの、「蓮香楼」から「蓮香茶室」へと名を変え、現在もなんとか営業を続ける有名店です。
店内はこんな感じでいつも超満員。
もちろん相席となり、地元のオッサンと隣り合わせとなりますが、相席となったときには軽く会釈するのが礼儀っぽいですね。
ふと隣りに座った、一人でふらりとやってきたオッサンはロレックス・デイトナ(ゴールド、116515LN)を身に着けていたりして、けっこうなお金持ちもやってくるお店のようでもあります。
その後、お店の人が「伝票」を席まで持ってきてくれ、何のお茶を飲むか聞かれるので、とりあえず「プーアール茶」と応えます。
その後に伝票を持って店内を巡回するワゴンを見て回ることに。
そしてワゴンの中のものを見せてもらい、欲しいものがあれば「これちょうだい」と指さして伝票を渡せばOK(蓋がしてあっても自分で外すか、お店の人に取ってもらう)。
そうすると店員さんが料理を渡してくれると同時に、伝票にハンコを押してれます。
そして帰るときにはこの伝票をレジに渡して会計を行うわけですね。
伝票はこんな感じ。
支払いはお店の出入り口あたりにあるレジにて。
同じような形態であっても、席で会計を行うレストランもあり、このあたりはほかのお客の動向を見て判断すると良いかと思います。
これは「腸粉」。
香港ではかなりメジャーな食べ物ですが、激しく好みが分かれるので、「どうしてもチャレンジしたい」場合以外は見送ったほうがいいかも。
さつまいもを練り込んだ蒸しパンのようなもの?
これは超美味。
えび餃子。
湯葉で肉をくるんで揚げたもの。
肉は「鶏肉、豚肉、牛肉」が入っているようですね。
なお、こういった点心というか飲茶を出してくれるお店は、「素材そのもの」の味や「素材の姿」、たとえば大きなエビとか牛肉とか北京ダックとかシャコとかカニとかロブスターを楽しむのではなく、いろいろな素材をちょっとずつ混ぜて一つの料理にし、「調理技術」を楽しむスタイルであるようですね。
そして素材が「姿」ではなく細切れになっているぶん、一品一品の価格が安く、まさに「庶民にとってはうれしい」内容となっています(ここが高級店と飲茶との境界だとも言える)。
そしてお店の入り口にはお菓子も販売。
もともとは広州に1889年、お菓子の製造販売店としてスタートしたのが蓮香楼のルーツだそう。
店内の様子は動画でも撮影しています。
蓮香茶室 162號 Wellington St, Sheung Wan, 香港 開店時間:6:00-17:00 地図はこちら |
食後はタピオカミルクティー
そして食後に甘いものが必須ということで、タピオカミルクティー。
香港ではお茶やフルーツジュースを販売しているスタンドが多数ありますが、最近はタピオカミルクティーが増殖中。
相当数のチェーン店があり、どこでも味に大差ないと思いますが、今回「幸福堂」を選んだのはお店の前でタピオカと黒糖を混ぜるパフォーマンスを行っていて「美味そうだ」と思ったから。
実際にその見立てに間違いはなく、黒糖タピオカに練乳なみの特濃ミルクを混ぜたものを出してくれ、カロリーさえ気にしなければこの上なく幸福になれる飲み物です。
他の画像はFacebookのアルバム「香港で食べたもの」に保存中。