| ここ数年で、さらにスーパーカーが増えてきた |
さて、用事があって訪問した上海。
今回は「ポルシェ・エクスペリエンス・センター」に行く時間が取れない中での訪問ですが、ざっと現地で見たクルマ、そしてその環境などについてレポートしてみたいと思います。
ざっと上海の路上を見渡すと、もっとも(乗用車で)多いボディ形状は「セダン」。
次いで「SUV」といったところではあるものの、セダンの多さは圧倒的。
これは世界中でもかなり特殊な例だと言えそうですね。
その次に多いのはコンパクトカー、ミニバンという印象を受け、コンパクトカーの数は年々減っているようにも思われます。
ちなみにクーペ、スポーツカーはかなり少なく、ごく一部が見られるくらい。
やっぱり中国人はピンク大好きだった
そしてこちらはBMW i8。
中国人のピンク好きはよく知られるところで、しかし実際にこうやってみると衝撃的でもあります。
なお、カスタムシーンにおいてラッピングは非常に盛んであり、マットカラー、ほかプリズムカラーなども人気があるようですね。
ちなみにハイブリッドカー、EVのナンバープレートはこういった「グリーンのグラデーョン」仕様。
新天地にある、ロールスロイス、パガーニ、マクラーレン、ランボルギーニ、ロータスのディーラー。
観光名所にあるせいか冷やかしの客が多いと見え、いずれのショールームも「予約のみ」。
実際に入ろうとしたところ入り口で「予約はあるか」と聞かれることになりますが、「日本でランボルギーニとポルシェに乗っている」と説明すると中に入れてくれ、しかし写真撮影はNG。
こういったとき、「見栄の張れるブランドもの」を身につけていると、相手にとっての信用度が増すようです(よって、ぼくが中国にてこういった高級車ディーラーを訪問する予定がある場合は、不本意ながらブランドのロゴが入った衣類や、バッグを身につけるようにしている)。
ちなみに、いずれのディーラーもキッズ用の電動乗用車(展示車と同じ仕様」を置いていたのが印象的です。
そしてポルシェが多いのも上海の特徴。
最近はカイエンやパナメーラよりも911やケイマン、ボクスターの人気が高いのか、けっこうな数を目撃します。
反面、セダンやSUVはポルシェからメルデセス・ベンツ(マイバッハ含む)やBMW、アウディにけっこう流れているようですね。
全般的に気付かされるのは、数年前に比較するとアウディやフォルクスワーゲン、トヨタ、ホンダといった車が減ったこと。
かわりに中国製(中国の自動車メーカー)の車が増えており、この傾向が加速するのであれば、フォルクスワーゲングループはちょっとヤバいんじゃないだろうか、という印象も。
ロールスロイス、リンカーンもけっこう多く見られます。
マクラーレンはイベント開催中。
ポルシェはちょうど新型911を中国にて発表したところ。
結婚式仕様のポルシェ・パナメーラGTS。
ウルスもイベントにて展示中。
かなり珍しいスバルBRZ。
ホイールはネイビーへ交換され(TE37のマグネシウム製のようにも見える)、車高もしっかり落とすなどけっこう手が入っているようですね。
警察車両はフォルクスワーゲン多し(中国の自動車メーカー製も増えている)。
こちらは中国のEVスタートアップ、「NIO」。
けっこうな台数が走っていて驚かされることになりますが、振興EVメーカーの中では唯一といっていいほどの「成功した」例かも。
なお、中国の自動車メーカーが、上海市内においていくつかショールームをオープンさせているのが目立ち、いずれも新天地や南京西路といった高級ブランドが立ち並ぶ地域にて開業していて、見栄とメンツを重んじる中国ならではといった印象を受けます。
ちなみにNIOのショールームの名称は「ニオハウス」。
ロンドンタクシーも。
現在、ロンドンタクシーはボルボ、ロータスとともに中国は吉利汽車傘下に収められています。
こういったミニカーも多し。
「YAMAHA」と「KAWASAKI」を合体させた「YAMASAKI」?
警察の使用する電動スクーター。
警察車両の割にアルマイト性パーツで武装され、かなり高いカスタマイゼーションが施されています。
そのほか、例の「レンジローバー・イヴォーク」のコピーであるランドウインド、ランボルギーニ・ウルスのコピー「Zotye」の姿も確認できたものの、写真に収めることは叶わず。
実際に乗る人がいるんだなということにも驚かされますが、何よりも「かなり本物に似ている」ことにもびっくりさせられます。
その他の画像はFacebookのアルバム「上海を走るクルマたち」に保存しています。