| もしかすると盗っ人も和んでヤル気を無くすかも |
さて、ランボルギーニ麻布/目黒/横浜さんのブログにて、面白い製品が掲載されており、ここでも紹介してみたいと思います。
その製品とは「ヴィンテージ・カー・カバー・プロジェクト( Vintage Car Covers Project )」というもので、要はランボルギーニのクラシックモデル「専用の」カーカバー。
記事によると「クラシックバージョン」と「シェイプバージョン」とが存在するとされ、クラシックバージョンはディアブロ、シェイプバージョンはミウラ/カウンタック/ディアブロに対応している、とのこと。
そしてクラシックバージョンはシンプルなカバーであるのに対し、シェイプバージョンは上の画像のような感じで「クルマのディティール」を再現。
画像は「ディアブロ6.0用」だと思われますが、フードやヘッドライト、ダクトやホイールが「ヘタウマ」な感じで描かれているのがなんともナイス。
このカバーにかかれば、イカツいディアブロもとたんに可愛くなってしまうようですね。
そしてこちらは「ミウラ」版。
やまりミウラ独特のヘッドライトやフェンダーアーチ、ウインドウグラフィックやルーバーが再現され、サイドには「Miura50」の文字。※ミウラは2016年に50周年を迎えた
なお、雰囲気的には「マンガ塗り」っぽい感じですね。
意外と自動車カバーにこだわるメーカーも多い
なお、こういったカバーで「遊ぶ」というケースはけっこう多く、クルマを楽しむ無文化が根付いているアメリカでは、コルベット(C7)向けに、こういった「レーシングカー(C7.R)風」カバーも用意。
あまりにリアルなので、おそらく遠目には「本物」のように見えるかもしれません。
なお、こういった”柄のある”カバーは一般に防水性や耐候性がほぼ無く、基本的に「室内保管用」。
つまりコレクションのインドア保存用としてもラインアップとなります。
ポルシェは純正オプションにて「マルティニ仕様」を販売していますね。
そのほかにもポルシェは「911R用」として、911R特有のカラーストライプ入りカバーを販売したことも。
ランボルギーニ純正、普通のカバーはこんな感じ。
フェラーリはこう。
こんなカバーを発売してくれないものか
そして、ぼくがいつも思うのが「ピンクピッグ」風のカバーを発売してくれないだろうか、ということ。
これは
ピンクピッグとは、1971年のル・マンに参戦したポルシェ917/20の愛称ですが(雌豚ベルタ、トリュフハンターとも呼ばれるようだ)このボディカラーを採用するに至った経緯というのがなんとも痛快。
この917/20は「917」と名がつきはしますが、それまでの917とは異なって「丸っこい」ボディを持っており、いかにも鈍重そうなこのクルマを見たときに(スポンサーの)マルティニが「この豚みたいなクルマにはマルティニカラーやロゴを用いることはまかりならぬ」とポルシェに通達し、例によって皮肉屋のポルシェは917/20に「豚」だと誰が見てもわかるカラーリングを施してしまったというのが事の真相だとされています。
ポルシェはこのピンクピッグを大変気に入っているようで、純正アクセサリー(ポルシェ・ドライバーズ・セレクション)からTシャツも発売していますね。
そしてもうひとつ、ぼくが「あったらいいな」と思うカバーが”プロトタイプに用いられるカモフラージュシート風”。
これは各社とも様々な柄を用いているものの、トヨタはGRスープラ開発時に「カモフラージュ柄もカッコよくしたい」ということで、軍艦をモチーフにしたと言われるこの柄を採用。
これ以降、トヨタは「カローラ」「ヤリス」のプロトタイプにもこのパターンを採用しており、さらには英国トヨタがこの柄の「ラッピングペーパー」も発売。
つまりトヨタはこの柄を今後活用してゆこうということになりそうですが、同じ模様のカーカーバーがあればけっこう面白そう。
ふと通りがかったガレージの中に、この”カモフラージュ柄の”カバーをかけたクルマが停まっていると、「え?」と驚いてしまいそうですね。