| ポルシェはどうしても若い世代にタイカンを買って欲しいようだ |
ポルシェ・タイカンのアジア・パシフィック地域でのお披露目が一斉になされ、日本でも発表される傍ら、シンガポールでも大々的にタイカンのプレミアが行われた模様。
既報の通りポルシェとスター・ウォーズとはパートナーシップ契約を結び、ポルシェがその宇宙船をデザインすることがアナウンスされていますが、今回はその宇宙船そしてアジアパシフィック地域でのプレミアの様子が公開されています。
イベントの場はマリーナベイ
そして今回のイベントの会場はマリーナベイ。
画像を見るとかなり大掛かりな設備が用意されており、相当な力を入れていることがわかりますね。
シンガポールはF1グランプリが介されるという影響もあってクルマ好きが多く、数々のスーパーカーやカスタムカーが走っており、かつ富裕層も多いということからポルシェは大々的なプロモーションに踏み切ったのだと思われます。
そしてストームトルーパーに付き添われて対艦が登場。
さぞや壮観だったと思います(実際にこの目で見たかった)。
ポルシェがスター・ウォーズとコラボレーションを行うのには様々な意図があるかと思いますが、やはり大きなところは「ミレニアル世代を取り込みたい」ということなのかも。
スター・ウォーズというと「50代以上」が主要ファン層というイメージもありますが、当時リアルタイムでスター・ウォーズを見ていた層は現在のスターウォーズからはすでに離れてしまっていて(ぼくも今のシリーズには魅力を感じない。それでもスター・ウォーズがぼくの人生の一部であることに変わりはない)、というのもジョージ・ルーカスも「自分の子供を悪魔に売り渡してしまった」と言うくらい拝金主義になってしまったため。
ポルシェが狙うは「ミレニアル世代」
そんなわけで現在のスター・ウォーズのファンは、初期の三部作をリアルで体験していない、「スター・ウォーズはレジェンド」という世間一般の認識が独り歩きしている状態に感化された”新しい”層だと思われ、その多くが「ミレニアル世代」ということになりそう。
なお、日本においてはバーチャルモデル「imma」とのコラボレーションが発表されていて、この目的としては明確に「従来の顧客層だけではなく、ミレニアル世代といった、新しいユーザーを取り込むためだ」とアナウンスされていますね。
そんなわけでポルシェの求めるタイカンのユーザーは「若い世代」ということになりそうですが、そのために国や地域において最適な選択を行っている、ということになりそうです。
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ポルシェの考えたスターシップはこんなデザイン
そしてポルシェがデザインしたスターシップはこんな感じ。
タイカンのデザインイメージを反映させたということがわかり、翼のマーク、そしてオレンジのカラーリングからは「反乱軍」所有の機体だということもわかります。
なお、ウイングにはポルシェらしく3桁の数字「717」のレタリングがありますが、劇中ではこれは省かれることになりそう。
スター・ウォーズ自体は「ずっと昔の宇宙でのできごと」を題材としているので現在の文字や科学技術とは関連性がないためですが、初期の作品ではまだそこまで世界観を練ることができていなかったのか、現代の文字、小物が使用されているケースも見られますね(そのあたり、エピソード1で改められた)。
ドロイドもちゃんと搭載。
こちらはまた別バージョン。
フロントのデザインがタイカンっぽく、ポルシェのエンブレムが装着されているようにも見えます。
参照:Businessinside Singapore