
Image:SUBARU
| スバル、「Uncharted(アンチャーテッド)」なる新型EVをまもなく公開 |
その「名称」ばかりが先行して話題となっているもよう
さて、スバルは先日立て続けに「新型ソルテラ(Solterra)」「新型トレイルシーカー(Trailseeker)」といった電気自動車(EV)を発表していますが、今回新しく新型EVのティーザーキャンペーンを開始することに。
その名も「Uncharted(アンチャーテッド)」であることが明かされていますが、ソルテラやトレイルシーカーよりも”コンパクトで俊敏な”クロスオーバーEVとなるようですね。
世界初公開は2024年7月17日(米東部時間 19:30)だとアナウンスされており、スバルの公式SNSやWebサイトにてライブ配信される、とのこと。
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スバルはすでにトヨタと共同でソルテラ(トヨタ版はbZ4X)を開発しており、新型アンチャーテッドもまた、トヨタの次世代C-HRに採用されるEVプラットフォームを共有する可能性が高いと見られています。
デザイン:2トーンカラーと流れるようなルーフライン
まず、公開されたティーザー画像からは以下の特徴が確認可能。
- レッド×ブラックの2トーンボディ
- 滑らかで後方に傾斜したルーフライン
- LEDによる横一文字のリアライトバー
- テールゲートに大きく「SUBARU」ロゴ
見た目はソルテラよりも都会的かつスポーティで、トレイル系よりもオンロード志向といった印象も。
なお、現段階では「ソルテラよりも安価」なプライシングがなされるというのが有力な見解ですが、これはその「車格」、C-HR(EV)の値付けからすると妥当な推測かもしれません。
Image:TOYOTA
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参考として、C-HR EVの仕様は以下の通り。
項目 | 数値(推定) |
バッテリー容量 | 74.7kWh |
航続距離(推定) | 約290マイル(約467km) |
モーター構成 | デュアルモーターAWD |
システム出力 | 338ps(推定) |
0-100km/h加速 | 約5秒未満 |
商標登録された名称から今後のモデル展開も予想可能?
実はスバルは2024年2月に「Uncharted」という名前を商標登録していますが、この「アンチャーテッド」はソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売しているゲームと同名であり、「未開の地、未踏の地」という意味を持っています。
これは「ソルテラ」「トレイルシーカー」同様に、スバルらしい、冒険や探索を連想させる単語でもあり、加えてスバルは、同時期に以下のようなモデル名と思われる商標の出願も。
アストンマーティンやロータスのように「頭文字」に一貫性があるわけではないものの、「意味やイメージ」においては一貫性を持っているという印象ですね。
- Highroad
- Trailhead
- Accomplice
- Everpass
- Tailwind
- Viewfinder
- Getaway
スバルの進む道は「アドベンチャー」である
なお、北米におけるスバルは日本とは「ちょっと」違う路線にてプロモーションを行っており、その方向性はズバリ「アドベンチャー」。
未舗装路や未開の地に踏み入り、釣りやキャンプほかアウトドアアクティビティを楽しむための”ツール”としての提案を行っていて、そのためにどんどんラギッドな方向性へと内外装が変化しており、とくにそれは「ウイルダネス」グレードに顕著です。
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そして出願された商標を見てもその方向性をうかがうことができますが、このスバルの方針は多くの自動車メーカーに影響を与えることとなり、マツダやトヨタ、ホンダ、レクサスも「アウトドアっぽいカラーや仕様を設定したり」、とくにトヨタだと新型RAV4をさらにオフローダーっぽい外観へと変更したり。
こういった傾向は「スバル・エフェクト」とまで呼ばれるほどですが、それほどまでにスバルの与えた影響が大きいということもわかりますね(スバルがこの路線を歩み始めた時、それはニッチであったが、今ではニッチと呼べる規模を超えている)。
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