| 5.2リッターV10の威力をちょっとナメてた |
さて、ウラカンEVO RWDが納車されて色々な動画撮影に挑戦しているところですが、室内にカメラ(GoPro)を設置し、そのカメラにて動画とエキゾーストサウンドとを同時に収録していると、サウンドについては「ほぼよくわからない」レベルでしか撮れないのが実情です。
これはほかのクルマも同様で、室内で録画/録音していると、実際にクルマに乗って自分の耳でサウンドを聞くほどは「きれいに」録音できてないということに気づきます。
これまでにもいくつかの手法を試してみた
その対策として「ウインドウを開けて走りながら録音/録画する」という手法も試したもの、これは風の音のほうが強く入るようになってしまって完全にアウト。
とくにトンネルの中だとロードノイズ(タイヤの立てるノイズ)と風切り音のほうを大きく拾ってしまい、もうエキゾーストサウンドがサッパリ撮れてない、という状態です。
そのためぼくは以前にボイスレコーダー(ICレコーダー/SONY ICD-UX570F)を購入し、これを車体後方に装着して別途サウンドを収録するという方法を採用したのですが、これも場合によっては(車体後部の、風の影響がなさそうな場所に装着したとしても)ウインドウノイズを大きく拾ってしまってほぼ「使えず」。
そんな中ふとひらめいたのが「そうだ、エキゾーストパイプの中にICレコーダーを固定して録音すれば、外部からの影響を受けずにピュアなエキゾーストサウンドだけを撮れるんじゃないか・・・」というアイデア。
そこでぼくはガムテープにてエキゾーストパイプの内側にICレコーダーを貼り付け、まずはその結果を確認しようということで「ちょっと」だけ走り、ICレコーダーを回収することに。
そしてクルマを降り、「これは我ながらいいアイデアだったな。さぞやいい音が撮れていることだろう」と思ってエキゾーストパイプの内側を見てみると、どこにもICレコーダーの姿が見あたらないわけですね。
けっこうしっかりと貼り付けていたので「え・・・」という感じではあったものの、それでも5.2リッターV10の排気による風でICレコーダーが吹っ飛んでしまったようです(まだ慣らし運転中なので、そんなに踏んでない)。
まさかICレコーダーが吹っ飛んでゆくとは
これはいささかショッキングな事件ではあったものの(幸い、走行中に後続車はどこにもいなかった)、自分の認識の甘さが引き起こしたことなので潔く受け入れるとして、いま考えているのが「じゃあどこに(新しく買った)ICレコーダーを設置すればクリアなエキゾーストサウンドを撮ることができるのか」。
ひとつの候補としては走行風の影響、排気の影響を受けないエンジンルーム内。
ただしこちらは補機類のたてるノイズを拾ってしまい、雑音が入る可能性も(ただ、場所によっては吸気音を録音できるかもしれない)。
そしてもうひとつは「リアのナンバープレート裏に貼り付ける」。
この位置からマイクをエキゾーストパイプのほうに向けておけば、けっこういい音が撮れるかもしれません。
ただし「貼り付け」であれば振動などでICレコーダーが脱落する可能性があり、であればリアグリルに「タイラップにてガッチリ固定する」ようにすると確実性が高まりそう。
しかしながら「エキゾーストパイプ付近」に取り付けた場合、外部の音やロードノイズを拾うことは間違いなく、エンジンルーム内への設置とあわせ、考えうるパターンを試してみようと思います。
ちなみにウラカンのエンジン/ギア比だと、回転数を上げて「いい音」が出る前に(2速であっても)すぐに法定速度の上限に達してしまうので、クローズドコースなど、法的な規制を受けない場所での録音が必要になるかもしれません。
やっぱり人気ユーチューバーは偉大だった
なお、自分がユーチューバーとして活動していて思ったのは「やっぱり人気ユーチューバーは偉大」ということ。
ネタはもちろんのことですが、撮影や編集技術など「すべてを(外注しない限り)兼ね備えている必要」があり、相当な努力を積んだのだということがわかります。
とくに「撮影」については容易なことではなく、周囲に人が多くて被写体との距離を取れなかったり、雑音等が入ったりという苦労が多々あるかと思いますが(そのほかにも小さな障壁や制約が山のようにある)、こういった問題を感じさせないような撮影・編集を行っていて、ぼくらが見る動画というのは「たいへんな苦労の上に成り立っている」と改めて実感させられるわけですね。※ベストなコンディションで撮影できることのほうが遥かに少ない
加えて動画の完成状態をしっかり頭に思い描いて撮影に臨んでいるのだと思われ、「撮影効率」についてもかなり高そうです(ぼくは撮影チェックリストを作って動画を撮るようにしているが、それでも”撮り漏れ”がある)。
現時点だと、ぼくはそういった「これまで考えもしなかったような障壁」をクリアしてゆき、小さな進歩を重ねているという状態ではありますが、そのぶん「今までできなかったことができるようになった」ということには充実感を覚えます。