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テスラの2021年第1四半期の利益が前年同期比で+74%に。イーロン・マスクCEOの報酬は323億円が支払われ、別途ボーナスとして1兆2000億円を受け取る権利が発生した模様

投稿日:2021/04/28 更新日:

日本でもテスラの販売が値下げにより急増

| もう少しすればサイバートラックの販売が大きく利益に貢献することになりそうだ |

さて、テスラが2021年第1四半期の業績を公開し、改めて納車台数が過去最高(184,000台)になったこと、売上高と利益が予想をやや上回ったことを発表しています。※7四半期連続での利益計上

まず、売上高については前年同期の59億9000万ドルから74%増えて103億9000万ドルに(アナリストの事前予測では102億9000万ドル)。

加えて一株利益についても予想の0.79ドルを上回って0.93ドルにて推移しています。

テスラ・モデル3
テスラが「2021年第1四半期は過去最高だった」と発表。なおモデルSとモデルXは新型へ切り替えのため生産ゼロ、にもかかわらず全世界で18万4000台をデリバリー

さて、国内外の自動車メーカーが続々直近の生産や販売台数を公表していますが、今回テスラが「デリバリーが過去最高になった」と発表。モデルY、モデル3、モデルS、モデルXすべてを合計した全世界での販売台数は ...

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なんだかんだ言っても中国では堅調

なお、テスラは中国にていくつか矢面に立たされている場面があり、ひとつは「車内カメラによる情報漏えい」。

こについてはすでに対策済みなので、影響は大きくないのかもしれません。

そしてもうひとつは「上海モーターショーでの抗議」。

「上海モーターショーの会場にて、女性がテスラの上に乗り、ブレーキが利かないと叫びまわった件」ですが、これは広く世界に報道されています。

さらに、同じ上海モーターショーにおいて、今度は別の男性が抗議を行うなど、現地では大きな関心を集める出来事にまで発展している模様。

加えて、テスラは中国当局より、異常加速等について「指導」を受けているので、中国における状況は「ちょっと厳しいんじゃないか」と思えるところもありますが、今回の報告によると、2021年第1四半期における好調の理由の一つは「中国での堅調な販売」とのことなので、実際には、こういった問題を気にしている消費者は少ないのかもしれませんね。

テスラ・モデル3

その他の好調要因は主に「温暖化ガス排出枠の売却収入」

車両販売の他、好調の理由としてテスラが挙げたのが「温暖化ガス排出枠の売却収入」。

これは、各メーカーごとに定められた温暖化ガス(二酸化炭素)排出規制を達成できず、罰金を支払う必要が出てきた自動車メーカーが、この基準を達成済みの自動車メーカーから「余っている枠」を必要なだけ購入するというもので、現段階では合法として認められています。

よって、テスラのような「EVメーカーなので、温暖化ガス排出がゼロであり、いくらでも売るための枠がある」メーカーにとっては大きな収入となり(利益率100%)、今回その収入は46%増の5億1800万ドルにも達することに。

そのほか、ロス・キャピタル・パートナーズのアナリストによれば「ビットコインの売却もテスラの利益を押し上げた」ようですね。

反面、不安要素は?

なお、2021年第1四半期はすべてにおいて「良かった」わけではなく、モデルXとモデルSがマイナーチェンジのために一時的に販売が中断されており、この影響にて平均販売価格が13%低下。

ただしこれは織り込み済みの事象ですし、ニューモデルが登場すれば回復が期待できる数字なので、あまり気にする必要はなさそうですね。

加えて、他の自動車メーカー同様に「チップ不足」にて生産休止を余儀なくされたものの、新型のマイクロコントローラーへと入れ替えることで「影響を限定的な範囲に留めた」とも。

イーロン・マスクCEOは113億ドルの報酬を獲得

なお、驚くのは、イーロン・マスクCEOは、なんと同期間に2億9900万ドルもの報酬を獲得しているということ。

さらに驚くのは、業績目標を達成したことで、ストックオプションより110億ドルの報酬を受け取る資格を得たそうですが、これらを足すと112億9900ドルという計算となります。

日本円になおすと役員報酬は323億円、ストックオプションから支払われるのは約1兆2000億円ということですが、こういった巨額報酬も、イーロン・マスク氏にとってのモチベーションのひとつとなっているのでしょうね。

テスラは上海にリサイクル設備を建設予定

なお、テスラからの業績発表のほか、テスラは上海ギガファクトリー内にリサイクル施設を建設するという報道も。

この施設ではバッテリーやモーターなどをリサイクルすることが可能となるそうですが、中国当局としても、EVを作って売るだけでは片手落ちということなのか、材料の保護や環境程を主目的に「電気自動車の主要部品のリサイクル」を推奨し始めている模様(テスラはいち早くそれに応えたということになる)。

さらには車両製造にかかわる新しい製造機能を上海ギガファクトリーに追加するとも報じられており、車両の構造に関わる部分やモーターのコントローラー等を自前で作ることができるようになるため、これによって「内製率」が一気に上昇することになりそうです。

参照:Reuters

 

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