タミヤを象徴するRCカー「ワイルドワン」がほぼ実車サイズになって発売されるぞ！軽自動車より大きなボディを持ち、ブレーキはブレンボ製

｜　自走可能なのでプロポは不要、しかしタミヤ製品同様に組み立てが必要　｜

さて、世の中には様々なクルマが存在しますが、今回なんとタミヤのラジコンカー「ワイルドワン オフローダー」の”ほぼ実車サイズ”、「ワイルドワン マックス（MAX）」が発売されることに。

タミヤとの協業にてこれを発売するのは、非常に高いクオリティを持つ乗用玩具を発売する「リトル・カー・カンパニー」で、495万円の「キッズ用」アストンマーティンDB5、735万円の「キッズ用」ブガッティをリリースしたことでも知られます。

タミヤのラジコンカー「ワイルドワンオフローダー」を乗用サイズへ

タミヤのラジコンカー「ワイルドワンオフローダー」は1985年に初代（Item No:58050）が発売され、2012年にリニューアル（Item No:58525 / 20,680円）されていますが、その基本的な外観は変わらぬまま。

これをリトル・カー・パンパニーがタミヤとともに「実車化」に乗り出したということになりますが、そのサイズは「8/10」に設定されています。

ちょっとややこしいものの、タミヤのワイルドワンオフローダーは「1/10」サイズなので、これを「8/10」つまりラジコンカーから見て8倍、ワイルドワンオフローダーの実車が存在すると仮定すれば、その80％のサイズにて実現するということになりますね。

ただ、8/10といえどもそのサイズは堂々たるもので、全長は約3.5メートル、全幅1.8メートル（軽自動車よりもデカい！）重量は250キロを超えることに。

そしてこのワイルドワン マックスは「キット」にて提供され、ボックスデザインはこんな感じ。

さらにはラジコンカーに付属してきた「ステッカー」も8/10サイズに拡大して付属するというこだわりよう。

もちろん「乗用」なので送信機（プロポ）は必要なく、対応身長は160cmから195cmまでだそうなので、もう子供向けというよりもは「大人向け」だと考えて良さそうです。

その領域は「玩具」を超えている

なお、このワイルドワン マックスは「ピュアエレクトリックカー」で、搭載されるバッテリーは2kWh、航続可能距離は約40km、最高速度は48km/h。

ただしリトル・カー・カンパニーでは、将来出てくるであろう「もっとパワーを」という声に対応すべく、バッテリーとモーターとのアップグレード版を提供することを検討しているようですね（バッテリーパックを追加することで、単純に最高速度と航続距離が伸びるらしい）。

さらには高性能ブレーキやサスペンションも用意されるとアナウンスされており、こういった「オプションパーツでアップグレードする」楽しみはまさにラジコンカー同様だと言えそうです。

そしてさらに驚かされるのは「ロードリーガルパック（内容に応じ3種類がある）」が用意されていることで、これには公道走行を行うのに必要な保安部品がセットされ、たとえばブレーキランプ、ウインカー、リフレクター、後方確認用ミラーなどが含まれる、とのこと（これによって、欧州と米国内での合法的な公道走行が可能になる）。

ちなみに「標準」仕様であってもブレンボ製油圧ディスクブレーキ、回生ブレーキを備えているそうなので、基本スペックとしては「そのへんのクルマ」よりもポテンシャルが高いのかもしれません。

ワイルドワン マックスはどこで買えるのか？

そこで気になるのが「ワイルドワン マックスはどこで購入できるのか」。

現在はまだ開発中であり具体的な発売日は明かされていないものの、現段階では「2022年に発売予定」とだけ公表されており、予定価格は6,000ポンド（日本円で約90万円）。

すでに公式サイトでは100ポンドの保証金にて予約を受け付けています。

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参照：Little Car Comapany, Tamiya