■そのほか自動車関連/ネタなど ■駄文(日々考えること)

最近は欲しいクルマがなくなってきたな・・・。やはり自動車メーカーそのものが「作りたいクルマを作れない」環境になったため新型車の魅力も失われたようだ

フェアレディZのチタンキー

| おそらく世界的にも自動車販売が(一時的に)減るんじゃないかとボクは思う |

「もう先がない」クルマを作り続けるのは自動車メーカーにとっても苦痛だろう

さて、最近思うのが「欲しいと思うクルマがどんどん減っている」ということ。

これはつまり「ガソリン車が終焉を迎えつつある」ためで、各自動車メーカーが「もはや終わりが見えているガソリン車の開発に力を入れることができない」ため。

たとえば、これまでの自動車業界だと、そのプラットフォームやエンジン、トランスミッションは「改良しながら10年、もしくは20年使用する」ことを前提に多額の資金を投入して開発するわけですが、ガソリン車の将来は”先”が見えていて、ガソリンエンジン単体で走るクルマは早ければ2025年には販売できない地域が出ることになり、「グローバル」でものごとを考える現代の自動車メーカーはもはやガソリンエンジン車に対して資金を投入できない状況です(これから先、販売できる期間が短いので、費用を投じてもコストを回収できない)。

多くの自動車メーカーが「ガソリンエンジンの開発を終了」

実際のところ、メルセデス・ベンツ、ルノーなど多くの自動車メーカーが「ガソリンエンジンの開発を終了」させるという状況となっていて、ガソリンエンジンそしてガソリンエンジン搭載車を「過去のもの」として扱っています。

ただ、これは社会的、そして環境に対するインパクトを考えるといたしかたのないところで、実際に自動車メーカーは「社会に対する責務」を果たす必要があるわけですね。

よって、ぼくはこういった状況について不満を感じることも漏らすこともなく、単に受け入れるしかなく、いま自分にできる判断を行うしかないとも考えています。

ランボルギーニ、フェラーリのトミカ

ただし現状は「過渡期」すぎる

そこで現在思うのが、「欲しいと思えるクルマがない」ということ。

上述の通り、自動車メーカー各社は「ガソリンエンジン搭載車に注力できない(それが許されない)」環境にあり、そういった状況下で発売されるクルマが魅力的であろうはずもなく、使い回しのプラットフォームやパワートレインを採用し、見た目だけをちょっと新しくしただけのクルマに自分のお金を投じる気にならない、というのが正直なところ。

ただ、「ハイブリッド化」によって高性能かつ魅力的なクルマが登場しているのもまた事実で、たとえばフェラーリSF90ストラダーレについては、ハイブリッド化によって「これまでできなかったこと」を成し遂げているのもまた事実。

ランボルギーニにおいても2023年以降はレギュラーモデルがハイブリッドへとシフトすることになると思われますが、このハイブリッドというのがクセモノで、使用されるリチウムイオンバッテリーの性能が「年々劣化し」、かつ新しく製造されるリチウムイオンバッテリーのエネルギー密度が「年々高くなり」、つまるところ相対的に性能が劣化してゆくことになります。

もちろんガソリンエンジンにおいても(新しいユニットの性能向上によって)相対的な性能の劣化はあるものの、エンジンそのものが劣化するわけではなく、ここがリチウムイオンバッテリーとは事情が異なる部分ですね。

今後は「クラシック」「ネオクラシック」にさらなる注目が?

よって、今ハイブリッドカーを購入したとしても、数年後には自分のクルマよりも、世のハイブリッドカーがずっと高性能になっていたり、より効率のいいEVに置き替わっている可能性もあって、そういった環境の中では「自分のクルマを愛せないだろうな」と考えることも。

そしておそらくは同じように考える人も少なくはないと思われ、自動車メーカーが「(社会的責任や、商業的理由にて)しかたなく」作る自動車よりも、過去に「本当に作りたいと考えて」世に送り出した自動車に注目する人も増えてくるものと思われ、今後さらにクラシックカー、ネオクラシックカーに対する注目が集まるのかもしれません。

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