| ブガッティのクルマはすでに自動車としてよりも芸術作品や美術品として扱われる傾向にある |
おそらく、今後も価格が下がることはないだろう
さて、ブガッティ・ディーヴォは少し前に限定40台となる全数量を作り終え納車を完了したと報じられたところですが、今回はそのうちの一台が中古市場に登場しています。
走行距離は31.8kmというほぼ新車状態で、しかし価格は「ASK(8億円くらいではないかと言われている)。
記載されている情報を見るとけっこうなオプションが装着されており、購入者自身もそれなりにコストと時間をかけて「自分の好きな仕様に」したのだと思われ、しかしなぜ売りに出すことになったのかには触れられていません。
ちなみに「ディーヴォ」とは1920年代に活躍したブガッティのワークスドライバーの名であり、このディーヴォに搭載されるのは1500馬力を発生する8リッターW16。
限定台数の40台は1日で完売したといい、北米に納入されたのは8台のみだといわれます。
-
ブガッティが”最初に納車される3台のディーヴォ”を公開!「我々がつくるのは車であると同時に芸術品だ」
| その価格は最低でも6億3000万円から | ブガッティは先日、「出荷前テスト」を受けるディーヴォの様子を公開していますが、今回はそのテストを終え、まさに出荷直前の姿を公開しています。今回お披露目さ ...
続きを見る
今回売りに出されているブガッティ・ディーヴォはこんな仕様を持っている
そこで今回中古市場へと出てきたディーヴォを見てみたいと思いますが、まずボディパネルは「ヴィジブルカーボン」。
織り目の見えるカーボンファイバーが使用されているということで、これはなんと60万ドル(6800万円くらい)のオプションなのだそう。
このカーボンファイバーパネルは深いグリーンのようなブルーのようなクリアにてペイントされており、フロントやサイアンダーにはシルバー(チタンカラー)のアクセント、サイドにはフレンチトリコロール入り。
ホイールはブラックにダイヤモンドカット(センターキャップのEB文字は”ディーヴォ・レーシング・ブルー”)、エンジンフード上のシャークフィンにもチタンカラーのアクセント。
インテリアにもディーヴォ・レーシング・ブルー
そしてこのディーヴォのインテリアもまた「ディーヴォ・レーシング・ブルー」。
運転席はディーヴォ・レーシング・ブルーにディーヴォ・グレー、そして助手席はその逆という面白い仕様を持っています。
なお、スーパーカーやハイパーカーにおいては、時おりこういった「左右シートで色違い」という仕様を見かけることがあり、そしてこれはかなり「エキゾチック」だとも捉えていて、ぼくも(中古でシートを探してきて)自分のランボルギーニ・ウラカンEVO RWDのシートを「左右色違い」にしようかと考えることも。
ちなみにシートのヘッドレストには、ブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティの実弟、レンブラント・ブガッティの考案した図柄「立ち上がる象」が刺繍されていますが、これはなんと6000ドル(68万円・・・)のオプションなのだそう。
ちなみにブガッティはヴェイロンに「レンブラント」なる限定モデルを設定しており、これには「立ち上がる象」が(室内の)リアバルクヘッドあしらわれているものの、いまひとつブガッティ全体としてはこのモチーフが盛り上がらないようです。
-
【動画】ブガッティ創業者の弟の名が付与された限定モデル「ヴェイロン・レンブラント」。オーナーの俺がその内外装を紹介しよう
フロントグリル、エンブレムはプラチナ製 先日、自身が所有する「5台の」メルセデス・ベンツSLRマクラーレンを公開したアメリカの大富豪、Manny Khoshbin(マニー・コシュビン)氏。今回は自身の ...
続きを見る
ダッシュボードやセンターコンソールの一部にはマットカーボンファイバー。
ドアインナーパネル、ダッシュボード、センタートンネル、ルーフライナーもまたディーヴォ・レーシング・ブルーにディーヴォ・グレーとのコンビネーション。
スピードメーターはエレガントなアナログ式。
今ふと思ったのですが、スーパーカーやハイパーカーでは一般的な「センターにタコメーター」ではなく、かわりにスピードメーターをもってきているところは”スピード重視”のブガッティらしいところですね。
そしてこちらは納車時についてくるチェスト。
これまでには「アルミカラー」のチェストが紹介されていましたが、この「ブラック仕上げ」を見るのははじめてです。
-
【動画】ブガッティ・シロン・ピュールスポールの納車時にはこんなモノがついてくる!そのほか車両のアノ部分はこうなっていた
| どうりでブガッティは世界中の富豪から支持されるわけだ | さて、人気ユーチューバー、ダグ・デムーロ氏がブガッティ・シロン・ピュールスポール、そしてその「付属品」を動画にてレビュー。これまでにもブガ ...
続きを見る
こちらはチェストの中に入っている「キーボックス」。
これらは自身のクルマと同じ仕様で仕上げられることとなっています。
合わせて読みたい、ブガッティ・ディーヴォ関連投稿
-
【動画】スーパーカーブロンディ、ブガッティ・ディーヴォに乗る!あの部分やこの部分、内外装を徹底解説。全然知らなかった機能や構造も明らかに
| ブガッティ・ディーヴォに採用される構造やデザインにはすべて意味があった | さて、ドバイ在住のスーパーカー系ユーチューバー、スーパーカーブロンディさんがブガッティ・ディーヴォのレビューを公開。彼女 ...
続きを見る
-
【動画】パリの高級ホテル前にて6.5億円の限定ハイパーカー、ブガッティ・ディーヴォが「バックしすぎて」後ろのベンツにぶつかる!修理代金はどれくらいなんだろうな・・・
| もうちょっとホテルの人がしっかり見てあげていれば良かったのにと思う | 幸いなことに大きなダメージはなさそうだ さて、パリにてブガッティ・ディーヴォが軽微なクラッシュを喫する動画が話題に。これは現 ...
続きを見る
-
ブガッティが1台6億円以上、限定台数40台のディーヴォをすべて作り終えたと発表!最後のディーヴォは「EB110 LMブルー」、ホイールはゴールド
| カラーの組み合わせそのものはスバルWRX STIとよく似ているが | このブガッティ・ディーヴォのインテリアもブルーとネイビーとのコンビネーション さて、ブガッティが「最後のディーヴォ」を納車した ...
続きを見る