| ここまで仕様を考えるのにも相当に時間がかかったものと思われる |
設計技術や加工技術の新歩によっクルマの表現手法はほぼ無限大に
さて、ランボルギーニ大阪さんにて開催されたワークショップツアーに参加させていただき、なんと5台のランボルギーニ・シアンFKP37を見てきたので紹介したいと思います。
シアンFKP37は2019年に発表された限定63台のハイパーカーで、アヴェンタドールをベースとしながらもスーパーキャパシタによるハイブリッドシステムを採用していることが大きな特徴。
システム合計での出力は820馬力にも達し、もっともパワフルなランボルギーニの一台です。
ちなみに「FKP37」とは、ポルシェ一族にして前フォルクスワーゲングループ会長、そしてランボルギーニをVWグループに引き入れて今日の栄光につながる道を示した故フェルディナント・K・ピエヒのイニシャル、そして誕生年にちなんだもの。
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5台のシアンはそれぞれの個性に彩られる
そして今回展示された5台のシアンはいずれもランボルギーニ大阪/神戸さんから納車されたもの。
つまり63台限定のうちの5台がここから納車され、そして今回このイベントのために集合したということになります。
ベースカラーはイエロー、ホワイト(2台)、ブルー、そしてパープル。
こちらはホワイトにブラックの「グラデーション」。
かなり珍しいイエロー。
ホワイトのアクセントが印象的です。
ホワイトにブラック、そしてレッドのアクセントによる強いコントラストを持つ一台。
こちらはブルーにゴールド。
なお、「63」とはランボルギーニの創業年である「1963年」をあらわしています。
そのディティールはシアンFKP37独自
そしてこのシアンFKP37については独自のデザインを持つ部分が多く、ランボルギーニいわく「(市販モデルとしては)スタンドアローン」。
コンセプトカーであるテルツォ・ミッレニオにインスパイアされたデザインを持ち、アヴェンタドールとも関連性がなく、そして未来のランボルギーニにも影響を及ぼさない、と語られています。
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ランボルギーニ「シアンFKP37のデザインはスタンドアローン。今後の市販モデルにその要素が反映されるものではない」
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ウイングを上げたところに「SIAN」の文字。
テールパイプはヘキサゴン。
カウンタックにインスパイアされたというテールランプもヘキサゴン。
サイドのフィンは独特な形状を持っていて・・・。
裏側のカラーを変えている個体も。
Cピラーに相当する部分にはイタリアントリコローレ。
フェンダーサイイドにはブレード。
サイドステップも独特な形状を持っています。
デイタイムランニングランプの「Y」字はかなり立体的。
実際にこうやってシアンFKP37を見てみると、これまでに見てきた写真や動画ではわからなかったところが多数あることに気付かされます。
こちらは「ブルーカーボン」。
給油口もシアンのみのオリジナルデザイン。
フロントフェンダー上にはルーバーがあり、そのルーバーからドアミラーへと続くラインが美しい、と思います。
雰囲気的には「メカメカしさ」が強く感じられ、ガンダムフレームの上に装甲を貼り付け、その隙間からフレームが覗いている、といった印象を受けます。
ランボルギーニ・シアンFKP37のインテリアはこうなっている
そしてこちらはシアンFKP37のインテリア。
もう至るところがカーボンファイバー製。
内装を確認できたのはこの1台のみですが、いずれのシアンも個性的な内装を持っているようで、外装同様に高いレベルでカスタムされています。
なお、イベントでは美味しいコーヒーとフィンガーフードも。
メカニックの方々、セールスの方々から色々なお話を聞くことができ、素晴らしいクルマにも囲まれて楽しいひとときを過ごさせていただきました。
改めてランボルギーニ大阪さんにはお礼申し上げます。
その他の画像はFacebookページのアルバム「ランボルギーニ・シアンFKp37 / Lamborghini SIAN FLP37」に公開しています(270枚)。
当日の様子はランボルギーニ大阪さんのFacebookページでも紹介されています。