| やはりクルマを改造するのはなかなかに楽しい |
とくにミニはいじり甲斐がある
さて、まずは「ウエストラインフィニッシャー」など軽微な外観の変更を行ったミニJCWですが、その「カスタム第二期」の内容がおおよそ決定し(まだ確定ではない)、下記のとおりに実施しようと考えています。
- タイヤ / ホイール交換
- ボディ補強
- 低ダストブレーキパッドへの交換
- (コーティングの後)ストライプ施工
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やはり乗り心地はなんとか改善したい
ミニJCW(F56 / LCI2)の納車直後から気になっていたのが「乗り心地」。
足回りの硬さはともかくとして、「突上げの鋭さ」「ボディがシェイクされる」ことはなんとかしたいと考えていて、そしてその理由については「重いホイールと硬いランフラットタイヤ」「あまり高くないボディ剛性」にあるんじゃないかと推測しています。
そこでまずはタイヤとホイールの交換につき、タイヤについては現在銘柄未決定ながらも、メーカーとしては(経験上)乗り心地とグリップ、耐摩耗性、真円度に優れるミシュランを選びたいと考えているところ(もちろん非ランフラットを選択)。
ちなみにバランスを考えた場合、ぼくの中ではミシュラン→ピレリ→ヨコハマ→ダンロップ→ブリジストン→コンチネンタルという順位となっています(けっこうタイヤにこだわっていた時期がある)。
ちょっと困るのはホイールで、ミニJCWは大きなキャリパーを装着しているために適合するホイールが少なく(キャリパーとスポーク裏面が干渉する)、選択肢がかなり狭くなります。
ただ、その中でおそらく「コレ」になるだろうと考えているのがOZ ラリーレーシング。
これはかつてのWRC全盛時代、トヨタ・セリカやランチア・デルタ・インテグラーレに取り付けられたいた事でも知られ、そして2017年にニューデザインとなって蘇ったホイールですが、いわゆる「ディッシュ」タイプ。
ぼくはこのディッシュホイールに強い興味を持っていて(最近の流行でもある)、しかしこれまでに装着しことは一度もなく、せっかくマッチングが取れているのであればここで選ばない手はないだろう、とも考えています(まだ他のホイールとなる可能性もある)。
加えて「ミニとラリー」という歴史的な相性もよく(ただしミニはOZラリー・レーシングを履いて戦ったわけではないが)、おそらく今回がOZラリーレーシングを選ぶのにもっとも適した機会ではないかと考えています。
ただ、ひとつ懸念があり、それは「ミニに適合するサイズ(7J x 18)にブラックがないこと」。
8Jであればブラックのライナップが存在するものの、それだと純正タイヤサイズ(205)では”引っ張りタイヤ”になり、でなければタイヤ幅を大きくして扁平率を下げることになりますが、そうなるとタイヤ重量がかさんだり乗り心地が悪化するので本末転倒。
よってタイヤ幅205のままでは7J x 18で選択できる唯一のカラー、グラファイトグレーを選ぶことになりそうです(オフセット45なので、計算上だと9ミリほど純正ホイールに比較して外に出る)。
ただ、これはこれでメカニカルな印象もあって悪くはなく、実際に装着して後悔することはないだろう、とも考えています。
せっかくなのでブレーキパッドも交換対象に
そしてこのOZラリーレーシングは見ての通り「大変洗いにくそう」なデザインを持っていて、このホイールを装着するならばブレーキパッドの(低ダストタイプへの)交換は必須だと考えています。
印象的には、F56 MINI JCWのブレーキダストは「思ったよりはひどくなく」許容できる範囲ではあるものの、せっかくの機会なのでブレーキパッドを交換してダストを抑えるとともに、ブレーキディスクへの刺激も低くしたいところ。
なお、欧州車のブレーキパッドはブレーキディスクをかなりの勢いで「削る」設計を持っていて、ブレーキディスク自体も比較的柔らかく「削れやすい」ため、新車購入後すぐに(もったいないと考えるかもしれませんが)低ダストブレーキパッドへと交換しておくと、後々の出費を低く抑えることができる可能性があります(ポルシェ・マカンSの車検で痛い目を見た・・・)。
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これは低ダストブレーキパッド(とくに日本のメーカー)ではブレーキローターへの攻撃性が低いということに起因していて、そのぶんサーキット走行時における効きについてはやや劣ることが多く(よって低ダストブレーキパッドについてはサーキット走行を推奨していない製品もある)、そのあたりはメリットとデメリットを勘案する必要も。
ぼくの場合、このミニJCWでサーキットを走ることは皆無ではないだろうと考えていますが(サーキットを走りたくなるクルマでもある)、連続で何周も走ることはないとも考えており、よって低ダストブレーキパッドでもぜんぜんOK。
ちなみにミニ用だとディクセル、プロジェクト・ミュー、ジオミック等からも発売されており、しかし現在銘柄について未決定の状態です。
ボディの補強はやっぱり重要
そして次はボディの補強。
R56世代のミニクーパーSに乗っていた頃にも同様の問題に悩まされており、これはちょっとハードに走ると「ボディパネルのチリ」が左右で変わったり、そしてまた走った後で見てみると「もとに戻っていたり」したほど。
F56世代ではずいぶん改善されているとは感じますが、とくにねじれ、さらに言うとリアの剛性があまり高くはなく、よって補強を考えているわけですね。
ミニのボディ補強と言うとCPMが有名で、しかし今回ぼくが着目したのはジオミック(GIOMIC)。
実際にモータースポーツに参加し、そのフィードバックを得て開発したということに信頼性を感じたわけですが、ひとまず装着する予定なのは「メンバー・ブレース・セット」ですが、これはフロア下回りにボルトオンにて「フロント、センター、リア」という構成にて取り付けるものです。
ちなみにジオミックでは「ボディ・フロア・プレート」もラインアップされていますが(同様のパーツはCPMからも発売されている)、ひとまずこちらは見送っており、というのもサイズ的にあまり効果が感じられそうになく、まずはメンバー・ブレース・セットの装着にて様子を見たかったため。
よって作業時に見学させてもらい、位置的、そしてサイズや構造的に「効きそう」だと判断すれば、後にこれを取り付ける可能性も出てきます。
そしてもうひとつ、ジオミックではストラットタワーバーも発売していますが、現在のぼくの印象では「F56 MINI JCWのフロント部の剛性はさほど悪くない」「しかしリアはイマイチ」というもので、フロントを固めると逆にリアのドタバタ感が増す可能性もあり(ロードカーはレーシングカーとは異なるので、ボディを固めればいいというものでもない。さらにぼくは足回りを固めるのも好きではない)、よってこちらも見送り。
ただ、ボディ・フロア・プレート同様に、メンバー・ブレース・セット装着後の印象によっては装着を考えるかもしれません。
そのほか検討しているのはCOXボディダンパー。
ヤマハが特許を持つパフォーマンスダンパーのOEM品で、これについてはけっこう(昔から)興味があるものの装着したことがなく、一度取り付けてみてもいいかもしれない、と考えています。
そして実際のところ、ちょっと気になるF56 ミニJCWの「細かい振動」についてはこれが一番効くんじゃないかとも推測していますが、なにせ取り付けたことがないのでその効果の程を測ることができず、よってこれも今のところ「見送り」です(電波系とまでは言わないが、ちょっと怪しいという印象もある)。
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