| おそらくBMWはこの新型M4 CSLにて「ニュルブルクリンクにおけるBMW最速モデル」を目指すだろう |
限定台数は1,000台といわれるが、すでに完売している可能性も高い
さて、5月20日の発表に向け、BMWが新型M4 CSLのティーザー画像を連日公開。
この「CSL」はBMWが1916年に会社を設立したのち、1972年の3.0CSL、2003年のM3 CSL(E46)のたった2モデルのみにしか使用されていない名称であり、「クーペ・スポーツ・ライトウエイト」を指しています。
そして今回、「3つ目の」CSLがG82世代のM4をベースに復活しようとしているわけですが、最新のティーザー画像を見ると、エンブレムはBMW M社50周年(これはオプションかもしれない)、そしてボディカラーはグレー(ブルックリングレー?)、バーチカルキドニーグリル内にはレッドのアクセントが付与されていることがわかりますね。
加えて、他のティーザー画像を見ると、車体下部にもレッドのストライプが使用され、ヘッドライト内のデイタイムランニングランプには「イエロー」が採用されていることも確認可能。
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新型BMW M4 CSLについてはわかっていないことが多い
新型BMW M4 CSLについて、BMWは現在のところ多くを語らず、ウワサレベルだと限定台数は1,000台くらい、搭載されるエンジンはM4と同じ3リッター直6ツインターボ(S58)ながらも550馬力程度にまでパワーアップされ、リアシートの削除ほかで100kgほど軽量化される、とも。
そのほかスパイフォトを見る限りでは、リアにダックテールルポイラー形状を持つトランクフードが採用され、レッドをアクセントに使用したカーボンファイバー製スポーツシート、やはりレッドのシフトパドル、そしてレッドの内装ステッチ、センターコンソールのCSLロゴなどが確認されています。
そしてトランスミッションについてはおそらくZF製の8速ATを採用することになるかと思われますが、これは「MTよりもATのほうが速く走ることができるため」「BMWは高トルクに耐えることができるマニュアル・トランスミッションを持っていない」ということに起因すると思われます。
なお、2003年のE46「M3 SCL」はマニュアル・トランスミッションの代わりにシングルクラッチ式のロボタイズド・マニュアル・トランスミッション「SMG(よく壊れたことが記憶に残る・・・)」を採用していましたが、こちらは「速く走る」ということだけに主眼においていたものと考えて良さそう。※こちらもベースモデル比で100kg近く軽量化されていた
もちろんBMWはこの新型M4 CSLにて「BMW史上、ニュルブルクリンク最速」を目指しているのだと思われ、現在最速のM4 GTS(現在市販車ではニュルブルクリンクのランキングで50位)よりも上を狙うのは間違いなさそうですが、その意味においても「マニュアル・トランスミッションの採用は得策ではない」と考えているのかもしれません。
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BMWはさらなる限定モデルも計画中
そしてBMWは、このM4 CSLをベースにし、「3.0CSLオマージュ」風の外観を持つ限定モデルを計画しているといい、こちらは「M4GT/H」としてウワサされていたモデルだと思われます(H=オマージュなのかも)。
このオマージュモデルは外観が完全に独自の、そしてカーボンファイバー製に置き換えられるといい、そのため価格も8000万円程度に跳ね上がるとされていますが、エンジン出力は600馬力程度にまで高められ、ガソリン時代最後のコレクターズアイテムにふさわしいクルマとなりそうですね。
M4 CSLが5月20日に発表されるとして、M4GT/Hの発表はいつになるのか(そもそも発表されるのかも)不明ではあるものの、その性格からしてヴィラ・デステ・コンクール・デレガンスでの発表が濃厚なのかもしれません。
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参照:BMW M(Instagram)