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アウディがメルセデス・ベンツGクラス、ランドローバー・ディフェンダーのライバルとなる「タフでハードな」オフローダーを発売とのウワサ

アウディ

| 現在激戦区となっているSUV市場にとって「残された僅かな領域」がこのタフなオフローダーである |

レクサス、ランボルギーニもここに注力していると言われている

さて、アウディがメルセデス・ベンツGクラス / ランドローバー・ディフェンダーのライバルを投入するのでは、という報道。

アウディはSUVハッピーな会社であり、多数のSUVラインアップを持つものの、こういったラギッドな、つまりタフなSUVを持っておらず、よってここから販売を伸ばそうとなると、メルセデス・ベンツGクラス、そしてランドローバー・ディフェンダーの領域に踏み込む必要があるのかもしれません。

なお、このジャンル、もしくはそれに近いセグメントは現在ほかのブランドも注目しており、ランボルギーニやレクサスも参入を検討している、と言われていますね。

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ただしデビューするとなると「ピュアエレクトリック」

しかしながら、今回出てきた報道によれば、それは「ピュアエレクトリック」になるだろうと言われており、加えてラダーフレームを持つ可能性も指摘されています。

ただ、現在アウディは(フォルクスワーゲン含めて)ラダーフレームを持たず、すでにラダーフレームを持っていてコストを償却できているメルセデス・ベンツとは異なって新しくラダーフレームを開発するのは現実的ではないかもしれません。

ちなみにですが、このラダーフレームはオートメーションによる生産が難しく、加えて生産設備がモノコックとは全く異なるとされ、つまり著しくコストがかかるわけですね(これが理由で、ジムニーの増産もラインを増設できず、非常に難しい)。

よってランドローバーも新型ディフェンダーにて「モノコックフレームへと」移行したほどですが、今ここで新しくアウディがラダーフレームに参入するというのはちょっと考えにくいかも。

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発売されるとしても2027年

なお、このアウディの新しいSUVは現在(メルセデス・ベンツGクラスのエレクトリック版である)EQGのライバルとして計画されているという説が有力ですが、オフロード性能を高めるためか、現在アウディがプレミアムサルーン向けに開発しているPPEではなく「別の」プラットフォームを採用する可能性が大きいとされています。

フォルクスワーゲングループはPPEのほかのプラットフォームとして「スケーラブルシステムプラットフォーム(SSP)」を持つものの、これはオフローダー向きではなく、かつ2030年末まで投入が延期されたので、こちらの可能性も「ナシ」かもしれません。

一方、今回報じられているのが(フォルクスワーゲンが新しく北米で展開する)「スカウトブランドの新型車と車体を共有する」という話。

このスカウトはかつてジープのライバルとして知られたハードコアなオフローダー / トラックメーカーであり、現在はフォルクスワーゲンがその商標権を有していて、あらたに「フル電動SUV / トラックブランド」として北米にて展開する計画を持っています。※下の画像はインターナショナル・ハーヴェスター・スカウト(カスタム済み)

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なお、このスカウトはアメリカ以外ではほとんど知名度がゼロに等しいので、欧州や中国で展開するメリットはほぼなく、しかし投じた開発費をペイするためにアウディブランドにて同じ車体の仕様違いを世界中で販売するのは理にかなった選択肢かもしれません。

この件に関し、アウディのアウディのデザインチーフ、マーク・リヒト氏は、「現在プレミアムプレーヤーは2つしかないので、アウディがそこに参入する可能性は十分にある 」とコメント。

もちろんこの「2つ」とはメルセデス・ベンツGクラスとランドローバー・ディフェンダーであり、しかしマーク・リヒト氏によると「この計画が承認されたとしても、箱型のスタイリングにはならないでしょう。Gクラスのようでもなく、ディフェンダーのようでもないクルマです。約束できる。それは別のものとなります」。

つまりはアウディらしいクルマということになると考えてよく、アウディはすでに「新しいアウディのタフなエレクトリックSUVがどのように見えるべきかについて、非常に具体的なアイデア "を持っている」と述べており、EV専用のプラットフォームを使えば、オーバーハングが短くなり、結果的にアプローチアングルとデパーチャーアングルが改善されることにも言及しているので、デザイン的にはかなりのレベルにまで達しているのかもしれません(しかしこのプロジェクトが初期段階であるということについても触れている)。

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参照:Autocar

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