Image:Icoma
| その価格はけして安くはないが、それだけの満足感は十分に得られそうだ |
今後は様々なオプションも展開予定、将来性も期待できる
さて、東京に拠点を構える株式会社ICOMAより、モトコンポのように「折りたたんで収納できる」電動バイク、「タタメルバイク」が受注開始。※数年前から開発が行われている様子が公開されていた
今回受け付けている受注分は2024年10月頃から納車が開始されるといい、その価格は498,000円に設定されています(けっこう高いが、動画を見ているとなかなかによくできており、設計や製造コストを考慮するとやむをえない)。
なお、製造に際しては3Dプリンタの使用とあわせ、日本国内の工場にて行われている、とのこと。
ICOMA タタメルバイクは普通免許で運転可能
このタタメルバイクの定格出力は600W(最高出力2,000W)、最高速度は40km/h、一回の満充電あたり航続距離は30kmだとされ、原付一種に分類されています。
搭載されるバッテリーはリン酸リチウムイオン(51.2V)、車体重量は63kgというスペックを持ち、折りたたみ時のサイズは全長690ミリ、全幅260ミリ、全高690ミリというコンパクトさ。
一方「バイクとして乗車できる形態」では全長1,230ミリ、全幅650ミリ、全高1,000ミリというサイズへと変化し、フロントホイールは10インチ、リアホイールは6.5インチという仕様です(耐荷重は100kg)。
なお、特徴的なのは両方の「サイドパネル」で、ここをキャンバス代わりとして様々な表現が可能となるわけですね。
ちなみに充電は家庭用コンセント経由にて行うことが可能ですが、バッテリーの取り外しはできないようなので、充電環境については注意が必要かもしれません。
なお、畳んだ状態でもコロコロと運べるよう、スケートボードのウィールのようなものも装着されており、なかなか良く考えられていると思います(折りたたみ機構含め、相当な試行錯誤がなされたであろうことが伺える)。
実際に乗車するとこう。
なお、USB給電機能を備えるほか、将来的には家電への電源供給、ソーラー充電対応、サイドパネルのサイネージ化など様々な「オプション」の追加を検討しているといい、今後の進化には期待がかかります。
参考までに、すでにカプセルトイとして全国展開もなされており、今後何かと目にする場面が増えてくるのかもしれませんね。
「TATAMEL BIKE」関連動画はこちら
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参照:株式会社ICOMA