Image:teamcjworks
| ブガッティ・ボリードは何もかもが「規格外のスペック」で作られている |
そして細部を見るに、後のトゥールビヨンにもその開発における経験が生かされているようだ
さて、ブガッティが(トゥールビヨンへと移行する前に)最後に生産を行うシリーズがサーキット走行専用モデルとなるボリード。
そして今回、ボリードの顧客納車第一号という車両がテキサス州オースティンにあるチーム CJ ワークスに到着し、インスタグラムにてその画像と動画が公開されることに。
なお、このボリードはローンチ時のカラー、つまりもっともブガッティらしいブルーにて仕上げられ、それにマッチしたインテリアを持つことが特徴です。
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ブガッティ・ボリードは「シロンの派生モデル」ではない
ボリードはシロン世代のブガッティについまれる8リッターW16エンジンを積み1,600馬力を発生させますが、その車体構造はシロンとの関連性がなく、LMhおよびLMDh規則に準拠するように開発されたカスタムカーボンファイバーシャシーをベースとし、FIAが定めたすべての安全基準に適合しています。
つまり車体は「ゼロベースで」設計がなされたものと考えてよいかと思いますが、そのドアやリアセクションの構造をはトゥールビヨンへと生かされているようで、つまりは「次世代への橋渡し」的モデルなのかもしれません。
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生産台数はわずか40台、その価格は6億円オーバーに設定されるという高額なクルマではあるものの、その希少性を考慮すると今後にわたり非常に高い価値を維持することが想像でき、コレクション価値が高い一台だと言えそうですね。
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参照:teamcjworks(Instagram), The Supercar Blog