フェラーリGTC4ルッソのカーコンフィギュレーターが公開に。
ボディカラーは27色と非常に多彩。
やはり赤系は豊富で「ロッソ」と名がつくカラーは5色用意。
シルバーは微妙なニュアンス違いで5色、メタリックグレー(シルバーよりも濃い)は3色、メタリックブルーも5色あり、オーナーさんでないと違いがわからないだろうと言うほどのカラーラインアップですね。
一方でランボルギーニのヴェルデ・イサカ、ヴェルデ・マンティス、マクラーレンのマンティス・グリーンのような鮮やかなグリーン、そして鮮やかなオレンジ系が無い(画像は”ロッソ”ディーノで一応赤の扱い)のもフェラーリの特徴。
ホイールはクローム(フェラーリとしては珍しい)やマシン加工、ペイントなど。
ブレーキキャリパーは追加で8色。
こちらも「レッド」と「ロッソ・スクーデリア」という似た色が揃っており、フェラーリのこだわりが感じられます。
外装オプションだとリアにイタリアントリコローレが追加される「イタリアン・フラッグ」は面白いですね。
内装は15色、ステッチ(18色)やカーペット色(9色)も選ぶことができ、この自由度の高さはフェラーリの素晴らしいところ。
もちろんシートカラーも選ぶことができ、シートベルトは8色から選択が可能。
シートの装飾(レザー・インサート)は14色を揃えており、シートはステッチなど含めるとかなり自由なカスタムができることになりますね。
ダッシュボードの下部のみ、センタートンネルのみ、ヘッドライナー、リア・ウォールなどパーツ個別にカラーを変更できるのもおなじみで、メーター(レブカウンター)の色も5色用意されています。
フェラーリは年々販売が伸びており、オーナーさんの満足度を高めるにはこういった内外装のカスタム範囲を拡充する方法が有効と考えられ、それでも満足できない人もおおいために「テーラーメード・プログラム」も用意。
それはほかのメーカーも同様ですが、とくに近年この流れは加速化していますね。
アストンマーティンDB11も内外装、各仕様の選択範囲が非常に広くなっていますが、まだまだランボルギーニはこの部分において遅れを取っているところで、ウエブ上のサービス(コンフィギュレーターなど)についても拡充が望まれるところです。
「どんなものがあるのか」「どんなことができるのか」についてはユーザーが知らなければ「存在しない」のと同じで、そこは各メーカーとも力を入れてきているようですが(ランボルギーニでもカスタマイズ・プログラム”アド・ペルソナム”を拡充)、フェラーリは公開のタイミングや各国に合わせた表示、そしてオプションを画像で示すなどのわかりやすさにおいて群を抜いていると思います。
選択肢の多さ=車の魅力にも繋がると思われ、フェラーリが販売を伸ばし続けるのもこういったサービスに理由があるのかもしれませんね。