さて、気温が高い日が続きますが、走行直後のウラカンのエンジンルームや排気系などの温度を測定。
僕はもうちょっと温度が高いと考えていたのですが、最も温度が高いのはエンジンルーム内の遮熱板付近で66.7度。
なお同じ条件でガヤルドのエンジンルーム付近の温度を計測した時は最も高い場所(リアのグリル)で97.6度だったので、ウラカンのエンジンルーム温度はかなり低いと言えますね。
そう考えるとウラカンはエンジンの冷却やエンジンルームそのものの風通しがかなり良いと考えられ、ガヤルドと同じエンジンを積んでいることを考慮すると「格段の進歩」があったと考えられます。
エンジンパワーの増加は常に熱との戦いですが、クーリングあってこそのパワーアップでもあり、地味な部分ですが重要な部分ではあると思います。
以前にユーチューバーが走行直後のウラカンのエンジンルームで目玉焼きを作ろうしてなかなか焼けず、スクランブルエッグに切り替える動画を公開していましたが、ガヤルドだったらちゃんと目玉焼きが出来たかもしれませんね。
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走行直後のランボルギーニ・ガヤルドのエンジン周辺温度。最高で97度以上
やっと梅雨が明けたと思ったら今度は酷暑。
異常とも思える暑さで、そのために路面付近の温度は上昇中。
ぼくはバイクで行動することもありますが、その場合の灼熱地獄は尋常ではありません。
そういった暑さを体験すると、その中をウラカンで走って大丈夫か?と考えたりします。
車の信頼性は高く、即座に問題でないであろうことは理解していますが、樹脂パーツなどの劣化が心配で、後々になにかトラブルが出たり寿命が短くなったらいやだなあ、と考えるのですね。
その際なんと98度近くの発熱を記録しており、そこへこの暑さがプラスされるとなると、確実に車にダメージを蓄積しそうです。
そう考えると、せっかく晴れていてウラカンを乗りたいのはやまやまですが、車のコンディション・維持を考えるとこの猛暑の中のドライブは、必要がなければ控えたほうが良いかもしれません(何か根拠があるわけではなく、ぼくがそう考えているだけ)。
とくにミドシップカーはもともと熱に厳しく(そのぶん温度管理もしっかりできているのですが)、そしてアンダーパネルで覆われている車はさらに停車後にも熱が抜けにくいのですね。
そのためにポルシェ・ボクスターは停車後に車をロックしても2時間ほどは温度の監視を続け、時折勝手に放熱ファンが回転したりします(ボクスターはエンジンが見えないほど車の奥にエンジンが搭載されている。ガヤルド、ウラカンではこの機能があるかどうかは不明。ボクスターと違って上から熱が抜けるからか、今までにロック後にファンが回ったことはない)。
なおぼくは冬場でもガヤルドの走行直後にはリアフードをあけて放熱するようにしていましたが、この時期(盛夏)はガレージ内に入れておいても数時間はけっこうな熱をもったまま。
なおウラカンは馬力が大きい分、ガヤルドよりも発熱量が大きいようにも思います。
車の耐久性は年々上がっており、樹脂パーツの耐久性も同様に向上してるとは思いますが、ポルシェの開発に携わった人に聞いた話だと、「夏場には、自分だったら(車、パーツに負担がかかるので)夏場は自分の車は運転しない」ということで、ぼくはそれを聞いたときに「やっぱりそうなんだ」と思ったことがあります。
そういえばポルシェ911に乗っていた頃も、夏場であれば車を停めたのちに必ずリアフードを上げていたのを思い出しました(走行中であっても放熱目的でリアウイングをよく上げていた)。
ランボルギーニ・ウラカンのエンジンが発する熱で卵料理は出来るか?を検証した動画。
ランボルギーニのオーナー(やたらいい家に住んでいる)が近所を何周か周り、そこでエンジンルーム内の熱で料理を実演しています。
※以前にはランボルギーニ・アヴェンタドールのマフラーから出る炎でバーベキューをしようとした動画も別のユーチューバーが上げていた
今回は目玉焼きを作りたかったようですがそこまでの熱は確保できず、途中からスクランブルエッグに変更しており、そしてスクランブルエッグだと問題なく作ることが出来た模様で、つくったスクランブルエッグはちゃんと食べていますね。
なおランボルギーニ・ウラカンのエンジンベイは93度まで上がるようですが、ぼくも一度温度を計測してみようと思います(ガヤルドのエンジンベイは98度まで上昇したのを確認している)。
とにかくV10の発する熱は非常に大きく、そのためぼくは自宅に戻った後はしばらくリアフードを開けたままにして熱を逃すようにしています。
ちなみに公共の駐車場によってはランボルギーニやフェラーリなど排気量の大きなミドシップカーを駐車すると(センサーがその熱を火災と勘違いして)スプリンクラーが作動する駐車場もあるようですね。