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前ミニのデザイナーが手がける「Qoros」が斬新なコンセプトカー発表。全てのドアの開き方が異なる

2017/04/21

中国の自動車メーカー、Qoros(デザイナーは以前にミニにいたマーティン・ヒルデブランド氏)が上海モーターショーにて新型コンセプト「K-EV」発表。
全長5メートルとかなり大きなサイズですが、「クーペ風セダン」に分類され、ユーティリティを誇るタイプの車ではないようです。

出力は合計で870馬力、0-100キロ加速は2.7秒と「相当に速い」スペックを持ち、ライバルはテスラ・モデルS、ポルシェ・パナメーラ・ターボS E-ハイブリッドあたり。
もちろん新興EVメーカーのルシード、ファラデー・フューチャーも競合となりそうですね。
なお最高時速は260キロ、航続可能距離も482キロとされており、このあたりの数字もライバルに遜色のないところ(ハイブリッドシステムはケーニグセグが供給、と以前に報じられているものの、今回の正式発表では言及されていない)。

シャシーはカーボンファイバー製のモノコックで外装デザインは非常に斬新。
運転席側はガルウイングドア採用で乗降性を確保し、助手席側は普通の「横開き」。
加えて助手席側後部ドアは「スライド」となっており、「全てのドアの開閉方法が異なる」という珍しいコンセプトとなっています。

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関連投稿:Quoros5が登場。デザイナーは前ミニ担当のヒルデブランド氏

広州モーターショーでの正式発表を前に、クオロス5の姿が公開に。
クオロスのデザイナーはR50/R56ミニを担当したヒルデブランド氏。

フロントフードはクラムシェル型でレンジローバー・イヴォークとの共通性もありますが、ヒルデブランドはミニでもクラムシェル型ボンネットをデザインしており、氏の得意なデザインなのかもですね(それを加味してもフロントフェンダー、ヘッドライト、フロントフードはイヴォークに良く似ていますが)。

クオロスは上海に拠点を置く中国の自動車メーカーですが、例によってお金にものを言わせてヒルデブランド氏を引き抜いた形なのだと思います。

なおクオロス5のエンジンは1.6リッターターボで156馬力、6速ツインクラッチを採用した4WD。
デザイン的にはよくまとまっていると思いますが、やはりイヴォークのような格好良さはなく、アストンマーティンCEOの言った「そもそもSUVで美しいデザインは(様々な制約があるので)無理」というのも頷けるように思います。

関連投稿:前ミニのデザイナーが手がける、Qoros 2 SUV PHEV Conceptが上海でデビュー

かつてのミニのデザイナー、ヒルデブランド氏がデザインを手がけるブランドQoros。
なかなかこれといった車が出てきませんが、今回はPHEVのQoros 2を展示。

ボディカラーは中国の青磁を意識したもので、レッドでこれも中国を意識したアクセントが入ります。
全長は4180ミリ、全幅は2030ミリ、全高は1553ミリ。
Bセグメントに属し、若者をターゲットにしている、とのこと。

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